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Qubitcore株式会社(キュービットコア、本社:神奈川県横浜市、代表取締役CEO 綿貫竜太、以下「Qubitcore」)は、SBIインベストメント株式会社をリード投資家として、独立系VC、金融系投資家、事業会社系CVCなど計12社が参画する第三者割当増資により、シードラウンドで総額15.3億円の調達を完了したことをお知らせします。当社は2025年1月にライフタイムベンチャーズ合同会社をリード投資家とするプレシードラウンドを実施しており、本ラウンドはこれに続く資金調達となります。 |
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調達した資金をもとに、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の高橋優樹准教授が率いる研究ユニットの研究成果を基盤に、誤り耐性型汎用量子コンピュータ(FTQC [1])の実現に向けた微小光共振器を用いた量子光接続インターフェースおよび分散型量子計算アーキテクチャの研究開発と事業化を強力に推進します。量子時代における経済・産業・安全保障の発展に貢献してまいります。 |
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▶ 本資金調達のポイント |
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・SBIインベストメントをリード投資家に、シードラウンドにて総額15.3億円を調達 |
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・Abies Ventures、ニッセイ・キャピタルをはじめとする新規投資家に加え、既存投資家のライフタイムベンチャーズも追加出資 |
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・独立系VC、建設・不動産、製造、ITサービスを母体とする事業会社系CVC、メガバンク3行のグループVCを含む金融系投資家など、産業横断の計12社による投資家構成を実現 |
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・資金は(1)微小光共振器を用いた多重光接続による分散型イオントラップ量子計算アーキテクチャのR&Dの加速、(2)共同研究・実証パートナーの開拓、(3)採用・組織体制の強化に充当 |
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資金調達概要 |
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調達金額 |
約15.3億円 |
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ラウンド |
シードラウンド |
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調達方法 |
優先株式の発行による第三者割当増資 |
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資金使途 |
研究開発の加速、共同研究・実証パートナーの開拓、採用・組織体制の強化 |
参画投資家 (敬称略)
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SBIインベストメント株式会社(リード投資家) Abies Ventures株式会社 ニッセイ・キャピタル株式会社 ライフタイムベンチャーズ合同会社 株式会社Dual Bridge Capital 大和ハウスベンチャーズ株式会社 ヤンマーベンチャーズ株式会社 三菱UFJキャピタル株式会社 株式会社Blue Lab SMBCベンチャーキャピタル株式会社 株式会社琉球銀行 キャナルベンチャーズ株式会社 |
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■ 資金調達の背景と目的 |
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量子コンピュータは、社会実装までに長期にわたる研究開発投資を要する一方、実用化が進むにつれて創薬・材料・金融・物流・製造など産業横断で大きなインパクトをもたらす領域です。 |
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そのため、研究開発の深化に加え、「将来の顧客・パートナー候補となる事業会社との連携」や「社会実装を見据えたエコシステム形成」を早期から進めることが極めて重要となります。 |
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今回のシードラウンドでは、SBIインベストメント株式会社をリード投資家に迎え、Abies Ventures株式会社、ニッセイ・キャピタル株式会社、ライフタイムベンチャーズ合同会社(既存投資家による追加出資)、株式会社Dual Bridge Capital、大和ハウスベンチャーズ株式会社、ヤンマーベンチャーズ株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社Blue Lab、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、株式会社琉球銀行、キャナルベンチャーズ株式会社の計12社にご参画いただきました。 |
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独立系VC、金融系投資家、建設・不動産、製造、ITサービスを母体とする事業会社系CVCといった多様な領域からご参画いただいたことは、長期的な研究開発投資を要する量子分野において、当社の開発ロードマップと社会実装戦略に対する幅広い期待の表れと受け止めております。 |
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本ラウンドで調達した資金は、以下の3点に重点的に充当いたします。 |
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微小光共振器を用いた多重光接続による分散型イオントラップ量子計算アーキテクチャのR&D加速 |
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将来の共同研究・実証・事業連携につながるパートナー開拓 |
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リサーチャー・エンジニア・ビジネス職を含む採用および組織体制の強化 |
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■ Qubitcoreの事業 |
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Qubitcoreは、新薬開発、新素材・エネルギー材料の設計、気候関連シミュレーションの高精度化、AIモデル学習の高速・省電力化など、従来型コンピュータでは膨大な計算資源を要する課題に取り組む「誤り耐性型汎用量子コンピュータ(FTQC)」の実現を目指しています。 |
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中核となるのは、量子ビットと光子の高効率な相互作用を可能とする微小光共振器を統合した、量子光接続インターフェースです。当社はこの技術を基盤として、まずは分散型量子コンピュータの研究開発と社会実装に重点的に取り組みます。 |
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2025年7月にはOISTとの独占的ライセンス契約を締結し、2026年3月にはEY新日本有限責任監査法人による "EY Innovative Startup 2026" に選出されています。 |
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Qubitcore初期メンバー(沖縄科学技術大学院大学(OIST)にて) |
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■ Qubitcoreの技術的優位性 |
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Qubitcoreの中核技術は、OISTで培われたイオントラップ技術と微小光共振器技術を統合した量子光接続インターフェースです。本技術は当社の特許ポートフォリオを構成する独自技術であり、以下の優位性を有しています。 |
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Qubitcore研究開発チーム(OIST量子情報物理実験ユニットにて) |
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微小光共振器による高効率な光・量子ビット結合 |
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量子ビットと光子の相互作用を強化する独自設計の微小光共振器により、複数モジュール間の高速かつ安定的な光接続を素子レベルから可能にします。共振器長の動的制御と高集積性を両立した本技術は、当社の特許ポートフォリオを構成する独自技術です。 |
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多重光接続による分散型量子計算アーキテクチャ |
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複数の量子処理装置(QPU [3])を光で接続することで、単一モジュール内のスケーラビリティの限界を超えた大規模化を実現。FTQCの実用的な構築に向けた明確な道筋を提供します。 |
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部素材から量子コンピュータまで一気通貫の自社実証能力 |
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当社は、微小光共振器デバイスの開発にとどまらず、同デバイスを組み込んだイオントラップ型量子コンピュータシステムの開発・最適化まで一貫して進めています。また、半導体微細加工技術を活かした独自プロセスを構築しており、デバイス単体ではなく、システム全体の性能向上につなげられる点を強みとしています。この体制により、将来の顧客や共同開発先に対して実用化に直結する価値を提供し、導入・実装までのリードタイム短縮にも貢献します。 |
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■ Qubitcoreのロードマップ |
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Qubitcoreは、OIST発の研究成果を基盤として、段階的なマイルストーンに沿って開発を推進しています。本シードラウンドにおける投資は、以下のロードマップの実現に向けて重点的に充当されます。 |
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【2026年内】 クラウドアクセス対応の量子コンピュータ試作機を、OIST(沖縄)にて稼働開始 |
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【2028年内】 誤り訂正機能を搭載した小規模な “Early-FTQC [4]” を、OIST(沖縄)にて公開 |
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【2029年内】 複数のQPU [3] を光で接続した第2世代機を、OIST(沖縄)にて公開 |
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■ 今後の展開 |
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Qubitcoreは、本ロードマップの実現に向けた研究開発を進めると同時に、産業界のパートナーとともにユースケースの創出と共同検証を推進し、量子計算の社会実装を加速してまいります。 |
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また、当社が培う高精度なQPU技術は、長距離量子ネットワークを支える量子リピータ [5] システムへの応用展開も期待されています。当社は将来的に、量子リピータ領域の専門企業や通信事業者との連携を通じて、QPUを構成要素として提供する立場から量子ネットワーク・量子インターネットの実現にも貢献してまいります。 |
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用語解説 |
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[1] FTQC(Fault-Tolerant Quantum Computer):計算エラーを大幅に抑制し、大規模かつ実用的な計算を可能にする次世代の誤り耐性型量子コンピュータ。 |
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[2] 微小光共振器:光を反射構造で閉じ込めることで、量子ビットと光子の相互作用(結合)を効率的に行うことを可能にする量子デバイスの中核技術。複数のQPU間を光で接続する量子光接続インターフェースの基幹要素となる。 |
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[3] QPU(Quantum Processing Unit):量子計算を行うプロセッサ部分。 |
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[4] Early-FTQC:量子誤り訂正機能を搭載した小規模な誤り耐性量子コンピュータ。フルスケールFTQCの実現に向けた重要な技術的マイルストーンと位置付けられる。 |
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[5] 量子リピータ:長距離量子ネットワークの構築に必要となる中継装置。光ファイバ等を介した量子状態の伝送において、距離による損失を補い、量子もつれを遠隔地間で生成・分配する役割を担う。量子インターネットを支える基盤要素のひとつ。 |
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■ 投資家コメント |
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▼ SBIインベストメント株式会社 投資部アシスタントマネージャー 鈴木 隆起 様 |
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量子分野は国家戦略技術として指定されており、経済安全保障上の重要性が高いテーマとなっております。一方で、量子コンピュータの社会実装には、理論や単体装置の高度化のみならず、量子プロセッサを高忠実度で繋ぎ、スケールさせるという極めて難度の高い課題を乗り越える必要があります。Qubitcoreの分散型アーキテクチャは、スケーラビリティの課題に向き合う、理にかなったアプローチであると考えております。OISTの高橋優樹准教授が率いる研究成果を基盤に事業化を推進している点も大きな強みと捉えています。本ラウンドを通じてQubitcoreのパートナーとなれたことを大変誇りに感じております。ご参画いただいた投資家の皆様とともに、技術を社会実装へと繋げるべく全力で支援してまいります。 |
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▼ ライフタイムベンチャーズ合同会社 代表パートナー 木村 亮介 様 |
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Qubitcoreの創業前の構想段階から議論を共にしてきた一人として、SBIインベストメント様をはじめとする強力な投資家陣を迎え、本日のシードラウンド発表を迎えられたことを心より嬉しく思います。同社の分散型アーキテクチャは、FTQC(誤り耐性型量子コンピュータ)実現への鍵を握る、世界的に見ても極めて希少かつ競争力の高い技術と確信しています。日本発の量子スタートアップが世界の頂点へと飛躍する未来を現実のものにすべく、引き続き死力を尽くして支援してまいります。 |
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■ 関係者コメント |
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▼ 沖縄科学技術大学院大学(OIST)首席副学長(イノベーションおよびアウトリーチ担当)・副理事長 ギル・グラノットマイヤー 様 |
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We are pleased to see the continued progress of Qubitcore as it advances toward the commercialization of quantum technologies originating from research at the Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University (OIST). Translating
fundamental research into real-world applications is a key part of OIST’s mission, and Qubitcore represents a strong example of this transition in the field of quantum computing. It is important to note that Qubitcore has set its labs in OIST Incubators and will be growing the research and development operation in Okinawa. This is the realization of OIST’s mission and vision to contribute to the development of Okinawa through science, education, and technology. The underlying research, led by Associate Professor Hiroki Takahashi and his team, reflects years of sustained effort in ion-trap systems and quantum optical interfaces. The establishment of Qubitcore enables these technologies to be further developed in an integrated and application-driven manner. We look forward to continued collaboration with Qubitcore and its partners, and to seeing these efforts contribute to the advancement of quantum computing and its broader societal impact. |
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■ 経営陣コメント |
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▼ Qubitcore 創業者/代表取締役CEO 綿貫 竜太 |
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半導体が20世紀後半の情報化社会を可能にしたように、量子コンピュータは今後数十年、創薬・新素材・エネルギー・AIなど社会基盤の計算そのものを再定義し得る技術です。現在は海外勢が先行していますが、次の時代の計算基盤を日本から築くべく、Qubitcoreは世界の量子コンピュータ産業の中核を担う企業を目指します。今回のシードラウンドでSBIインベストメント様をはじめ多様な投資家の皆様にご参画いただけたことを大きな信任と受け止め、高橋優樹CSO率いるR&Dチームとともに、研究開発・事業開発・採用を一段加速させ、世界の計算基盤を担う量子コンピュータ企業を日本から築いてまいります。 |
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▼ Qubitcore 共同創業者/取締役CSO 高橋 優樹(OIST 准教授) |
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OISTで研究チームとともに取り組んできた、イオントラップの量子光接続に関する研究成果が、Qubitcoreを通じて実際の量子コンピュータシステムに向けた具体的な取り組みへと展開されることを、大変意義深く感じています。 |
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量子コンピュータの実現には、まだ多くの技術課題が残されています。今回のシードラウンドを機に、OISTとQubitcoreを中心に、国内外の研究者・エンジニアとの連携がさらに広がり、研究開発が着実に進展していくことを期待しています。 |
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■ 採用強化中 |
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Qubitcoreでは現在、リサーチャーおよびエンジニアに加え、ビジネス・ファイナンス・コーポレート系の採用も積極的に行っています。技術と研究の力で新しい価値を創ることに関心をお持ちの方は、ぜひ一度当社ホームページをご覧ください。 |
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◆ 採用情報・コーポレートサイト:https://qubitcore.jp/
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■ Qubitcoreについて |
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Qubitcore株式会社(キュービットコア)は、2024年7月に設立された、OIST発の量子コンピューティング・スタートアップです。沖縄科学技術大学院大学(OIST)の高橋優樹准教授が率いる量子情報物理実験ユニット(高橋ユニット)の研究成果を基盤に、イオントラップ技術と光量子接続を融合した分散型量子計算アーキテクチャの実現を通じて、誤り耐性型汎用量子コンピュータ(FTQC)の開発に取り組んでいます。本社は神奈川県横浜市、研究開発拠点はOIST内に設置しています。 |
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会社概要 |
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| 会社名 |
Qubitcore株式会社(Qubitcore Inc.) |
| 代表者 |
代表取締役CEO 綿貫 竜太 |
| 設立 |
2024年7月11日 |
| 本社 |
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー7階 |
| 沖縄研究開発センター |
沖縄県国頭郡恩納村字谷茶1919-1 OIST Innovation Core2 |
| 事業内容 |
量子光接続技術および分散型イオントラップ量子コンピュータの研究開発 |
| 公式サイト |
https://qubitcore.jp/ |
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