近年の食品市場における環境変化を背景に、
雑穀を活用した食品に求められる価値のあり方に変化が見られていることから、
「日本雑穀アワード」における評価およびフィードバックの考え方について整理いたしましたのでお知らせいたします。
近年、健康志向の高まりや食生活の多様化の中、
雑穀を活用した食品においても、
単に栄養価の高さを訴求するだけでなく、
商品としての完成度や、日常の食シーンに適合する価値が求められるようになっています。
■ 「健康」から「商品価値」へ
従来、雑穀は「健康に良い食品」として認識されることが多くありましたが、
近年の市場環境の変化を背景に、現在では、
・食感や風味といった嗜好性
・食べ応えや満足感
・日常の食事としての取り入れやすさ
といった、商品としての価値そのものが重視される段階へと移行しています。
この変化は、消費者の選択基準の変化とともに、
食品事業者における商品設計の考え方にも影響を与えています。
■ 日本雑穀アワードにおける評価とフィードバック
日本雑穀アワードでは、
雑穀を活用した食品を対象に、
以下のような観点を総合的に評価しています。
・味覚(おいしさ)
・雑穀の特性の活かし方
・商品としての完成度
・雑穀の普及への貢献
これらは、単なる品質評価にとどまらず、
雑穀という素材の価値をどのように引き出し、
社会に届けているかという視点を含むものです。
また、審査を通じて得られる評価結果は、応募企業に対して報告され、
商品開発や売場提案における改善や見直しにつながる
フィードバックとして活用されています。
■ 「活かし方」が売れる設計を左右する
雑穀は種類ごと、品種ごとに食感や風味、調理特性が異なるため、
単に使用するだけでは、その価値を十分に発揮することはできません。
配合や加工方法、他素材との組み合わせによって、
食味や風味、食感、美味しさは大きく変化します。
そのため、雑穀をどのように活かすかという商品への設計力が、
消費者に選ばれるかどうかを左右する重要な要素となっています。
■ 現在進行中の審査について
現在、日本雑穀アワード デイリー食品部門〈2026・春〉において、
パンや惣菜、弁当など、
日常的に消費されるデイリー食品を対象に、
実際の食シーンにおける価値を重視した評価が行われています。
審査は、1商品につき複数の雑穀に関する専門的知見を有する審査員により、
味覚、雑穀の活かし方、商品としての完成度などの観点から、
約30項目に及ぶ評価細目に基づいて実施され、
専門的視点と実際の食経験の両面から、商品価値の検証が行われています。
このような審査の仕組みは、
現在の市場において求められる商品価値を明らかにするとともに、
商品設計や販売戦略の見直しにつながる実務的な指針として活用されています。
本審査を通じて、現在の市場において
実際に“選ばれる商品”に共通する要素が明らかになりつつあります。
これらの結果は、単なる評価にとどまらず、
今後の雑穀食品の開発や提案における、実務的な指針として活用されることが期待されます。
【日本雑穀アワード デイリー食品部門〈2026・春〉】
https://zakkokuaward.jp/2026spdairyinfo/
日本雑穀協会では、今後も日本雑穀アワードを通じて、
雑穀を活用した優れた食品を社会に示してまいります。
■ 関連情報
【日本雑穀アワード】
https://zakkokuaward.jp/
【雑穀エキスパート講座】
https://www.zakkoku.jp/ex66-recruitmentinfo
【当件についてのお問い合わせ先】
一般社団法人 日本雑穀協会 事務局:中西
〒103-0026
東京都中央区日本橋兜町15番6号 製粉会館6階
TEL :03-6661-7340 FAX :03-6661-7350
URL : https://www.zakkoku.jp/
E-mail : info@zakkoku.jp