~中期経営計画で掲げた人的資本戦略と生産性向上への取組みを加速~
 株式会社ナレルグループ(本社:東京都千代田区、代表取締役:柴田 直樹、以下当社)は、社員向けに全社横断型のAI活用推進プロジェクトとして、「AI Boostプロジェクト(※)」を実施し、半年間にわたる本プロジェクトの成果をお知らせいたします。本プロジェクトは、単なる研修に留まらず、各部門の業務プロセスにおける非効率を可視化・削減し、中期経営計画で掲げる「人的資本の高度化」と「生産性向上(売上成長と販管費の非連動化)」の実現に資する取り組みです。
 これにより、間接業務の効率化を通じて、付加価値業務へのリソースシフトを促進し、持続的な成長基盤の強化を図ってまいります。
※株式会社Consay様のご協力のもと、プロジェクトの企画・運用を行いました。
■「AI Boostプロジェクト」発足の目的・背景
日本のAI市場は、様々な業界で課題となっている業務効率化の動きやDX推進により、2022年頃から急速に拡大し2029年頃には2兆円を超える規模に達する見通しとなっております。世界規模で見てみると、日本企業のAI導入状況は低い傾向にあります。当社としても、AIの専門人材を社内で育成し、AIを活用した業務効率化を実現すべく、本プロジェクトを発足いたしました。
また、当社が2025年12月に公表しました中期経営計画「Change and Growth 2030」においても、成長戦略を支える基盤として「人的資本の高度化」と「生産性の向上」を掲げており、社員のスキルアップを促す研修を実施するだけではなく、全社一体となって実務に活かせるように生産性向上への取り組みが必要と考えておりました。本プロジェクトは、その具体的施策の1つであり、社員のスキル向上と業務効率化を同時に実現する取り組みです。
 
■「AI Boostプロジェクト」で目指したゴール
「AI Boostプロジェクト」は、半年間でノーコードAIを武器に業務効率化を実現できる人材“AIブースター”の育成を目指しました。具体的な“AIブースター”の要件は下記の通りです。
 
・社内に“相談できるAI人材”が常駐し、日常的に課題解決・簡易ツールの開発が実現できる
・上記AI人材により、各部署で「小さなAI成果物」が生まれ、業務効率化が加速する
・本プロジェクト自体が、社員にとって1つのチャレンジの場になり、挑戦する文化を醸成している
 
将来的には、“AIブースター”を各部門に配置し、「現場発の業務改善が自律的に生まれる組織」への転換を目指します。
 
■「AI Boost」プロジェクト概要と成果
AIを武器に業務効率化を実現する人材=AIブースターを育成するAIブートキャンプを実施。
・期間:2025年11月~2026年4月(半年間)
・プログラムの流れ:
1.課題ワーク
自部署の課題を拾い、課題を解決できるAIツールを作る
2.AI顧問とコーチング担当と1on1実施
AI顧問とは技術的な相談やレクチャーを受け、AIツールの質向上を目指し、コーチング担当には開発の進捗共有をすることでプロジェクトの進捗・課題・モチベーションを可視化・支援
3.最終ピッチでの成果発表
半年間の成果を発表。予選ピッチと最終ピッチがあり、予選ピッチは2分間で成果をプレゼン。投票で勝ち進んだ5名は、最優秀賞を決める最終ピッチへと進みました。最終ピッチに残った5名のテーマと選考結果は下記の通りです。
<最優秀賞>
・テーマ    :AIの力で、経理財務部の課題を劇的に解決する
・概要と成果  :AIを活用し会計データの自動生成、支払通知書・注文請書等のデータ管理など経理財務に関わる業務の作業時間を62.5時間/月、750時間/年の削減が可能に
 
<優秀賞>
・テーマ    :採用DXの挑戦 ~面接官フィードバックツールによる組織変革~
・概要と成果  :面接音声をAIが分析し、自動FBするフローを構築。面接官自身の癖を客観視できるようになり、面接の質向上に寄与しつつ、属人化も回避。
 
<準優秀賞>
・テーマ              :部分最適から全体最適へ
         ~コストゼロで実現する、全社マルチAIツール展開と「スマート組織」へのアップデート~
・概要と成果       :AIを活用し、派遣先訪問の最適な巡回ルートをマップ上に瞬時に自動生成するツールを作成し、移動時間の最適化による業務効率化を実現
 
<敢闘賞>
・テーマ             :スプレッドシート×AI ~AI分析プラットフォーム~
・概要と成果       :「読み込み・分析・作成・共有」をシート一つで完結できる分析ツールを作成。資料を置くだけでAIが情報を整理・フォルダ管理まで実施し、分析したアウトプットの質とスピードの均一化を実現
 
・テーマ             :AI画像解析による在庫確認の完全自動化
・概要と成果       :手書きの在庫確認作業を、撮影した写真をAIで読み込む事で自動化し、1回の作業時間を30分から10分へ削減。口頭伝達のミスを無くし、画像アップロードだけで発注まで完結
 
 今後は、これらの取り組みを全社的に横展開することで、業務効率の底上げと生産性向上をさらに推進してまいります。
 
 
<「AI Boostプロジェクト」を企画・運用された株式会社Consay 代表取締役社長 大沢悠貴様のコメント>
本プロジェクトは、「誰一人取り残さず、全員が自部署の課題を解決する自動化ツールを作りきる」ことを掲げてスタート。日常業務と並行しながら、初めて触れるDifyやGAS、各種ツールに挑戦し、試行錯誤を繰り返すことは、決して容易ではなかったと思います。それでも“作ること”に留まらず、確実に現場で使え、確実に負担が軽減される状態まで、テスト改善を繰り返され、ここまでのレベルの成果物を、これだけの数、全員が作り切られたところにナレルグループ社員の皆様の想いと底力を感じました。研修終了後、既に新たな構築を進められている方も多く、これから真のAIブースターが増えていくことを切願しております!
 
<最優秀賞を獲得したナレルグループ 経理財務部/経理課 K・Yさんのコメント>
まず自身の成果が最優秀賞の受賞という形で認めていただいたのは素直に嬉しかったです。経理財務部という部署にいると、将来的に人手不足により経理や会計が分かる専門知識を持った人材が減っていくという危機感があり、そうすると、不足した人材をAIが補っていくのだろうなと漠然と思っていた中で本プロジェクトが発足され、上司の後押しもあり参加を決めました。
参加するからには、研修後も実務で知識や成果が活かせないともったいないということは重々認識しつつ、参加当時の自身のAI活用レベルは、日々の悩みなど簡単なことをAIに質問するくらいでした。プロジェクトゴールでもある「業務効率化」を自部署の環境や課題に当てはめ、ツールを作成し徐々に成果物が目に見えてくると、成長を実感することができるのでモチベーションになりました。この半年間で、AIとの向き合い方や考え方の土台ができたので、今後はそれらを自走する糧にすること、そして率先して自部署に波及していきます。
 
■株式会社ナレルグループについて<東京証券取引所グロース市場 証券コード : 9163>
ナレルグループは、建設ソリューション事業を展開する株式会社ワールドコーポレーション、株式会社コントラフト、一般社団法人全国建設人材協会と、ITソリューション事業を展開する株式会社ATJCを傘下に人材派遣サービスを提供しています。2023年7月に東京証券取引所グロース市場に上場しました(証券コード:9163)。
株式会社ワールドコーポレーションは、ナレルグループの中核企業として2008年に設立。建設業界に特化した技術者派遣や建設関連作図事業、プラント技術者のアウトソーシング事業を展開しています。未経験者の採用・育成にも積極的に取り組み、建設業界のDX化や、現場作業の生産性向上と効率化を目指し、ICTツールを活用・推進できるDX人材の育成にも注力しております。
今後も、建設業界の人材不足の解消とDX人材の育成を通じて、業界の持続的な発展に貢献しています。
 
<ナレルグループ会社概要>
所在地  : 東京都千代田区二番町3-5 麹町三葉ビル3階
URL   : https://nareru-group.co.jp/
代表者  : 代表取締役 柴田 直樹
資本金  : 420百万円(2025年10月現在)
事業内容 : 建設ソリューション事業(ワールドコーポレーション、コントラフト、全国建設人材協会)
       ・ 建設・プラント業界向け技術者派遣
       ・ 建築関連作図
       ・ 建設DXコンサルティング
       ・ 建設業界向け人材紹介
       ・ 建設業界向け人材マッチングプラットフォームの運営
          ○ 有料職業紹介事業許可番号 13‐ユ‐304344
          ○ 労働者派遣事業許可番号 派 13-305286
          ○ 一級建築士事務所 東京都知事登録 第64222号
      : ITソリューション事業(ATJC)
        ・ IT業界向け技術者派遣
        ・ SES(システムエンジニアリングサービス)