~これからの時代へ、ヒーブからの最後の提言「働く女性のミライブック」発行~
発展的解消(解散)を発表した代表理事 鈴木聖子
 1978年、企業で働く女性の「生活者と企業のパイプ役」としての能力向上を目的に設立された「日本ヒーブ協議会」(所在地:東京都渋谷区)は、2026年4月17日に総会を開催し、2026年7月31日をもって発展的解消(解散)することを発表しました。
 
 
【代表理事 鈴木聖子からのご挨拶】
日本ヒーブ協議会が設立された1978年から、約半世紀が経ち、現在では女性が働くことに対する社会の意識は大きく変化しています。また、消費生活においても、性別での視点にとどまらず、生活者・企業・行政など、さまざまな立場の人々が協働・共創していくことの重要性が広く認識されるようになってきました。
 このような社会の変化を踏まえ、今後の活動について検討を重ねた結果、設立当初の目的は社会に一定程度浸透し、当協議会としての役割は一つの区切りを迎えたとの結論に至りました。
 発展的解消(解散)に際し、48年間の歴史を振り返りながら「働く女性のミライブック」を制作しました。これは、女性を含む誰もが働き方や生き方を選べる時代となることを願う、当協議会からの最後の提言です。
 これまで多様な立場の方々が対話し、学び合う場を大切にしながら歩んでまいりましたが、長年にわたり活動を続けてこられましたのは、会員、会員企業の皆さまをはじめ、関係者の皆さまの温かいご支援とご協力のおかげです。改めて深く感謝申し上げます。
 
 
【「働く女性のミライブック」の概要】
本冊子は、当協議会の48年間の活動を記録した膨大な資料や、会員やOG、関係者への取材を通して、働く女性の歴史を日本ヒーブ協議会という視点から考察するとともに、未来への思いをまとめました。
A4変形 / 60ページ / オールカラー
<構成について>
【特別企画】
消費者庁審議官 黒木理恵 × 日本ヒーブ協議会代表理事 鈴木聖子 対談
「“女性”のくくり、これからも必要ですか?」
冊子のタイトルは「働く女性のミライブック」ですが、この対談では大きな気づきがありました。それは、焦点を当てるべきなのは「働く」ことだけでなく「生き方」そのものであることです。女性だけに限らず、誰にとっても「これからの生き方にはいろんな選択肢がある」ことを発信したいと話していました。
 
【第一章    働く女性の歴史】
「働く女性と暮らしの調査」が語る仕事・社会・家庭の価値観とは?
当協議会が1985年から2012年まで実施していた「働く女性と暮らしの調査」をもとに、働く女性の軌跡をたどり、働く目的や家事との両立について等、女性たちの価値観の変化を紐解いています。また、11の調査結果の分析ごとに、11名の会員やOGに当時の思いを語っていただいた「Heib VOICE(生の声)」も掲載しています。
 
第二章 働く女性の変遷】
ライフデザインから考える「女性活躍」とは?
特別会員の宮木由貴子さんに寄稿いただき、これからの「女性活躍」と「ライフデザイン」について考察しています。人生には「のぼり坂・くだり坂・まさか」の3つの坂があり、ライフデザインとは予想外の「まさか」が起きた時に、目的地をぶらさずに道を選び直すためのナビゲーションシステムのようなものだと述べています。
 
【第三章 働く女性の未来】
未来は違って、みんないい! これからの働き方は? 生き方は?
当協議会にまつわる方々へのアンケートやインタビューを多数掲載しています。「地域社会に根付いた仕事をする」「仕事は生活費を稼ぐ手段と割り切り、趣味を大切にする」「80歳まで現役で働く」など、描く未来はそれぞれです。「鈍感力を鍛える」「人と人との交流はかけ算」といった、しなやかに生きるためのお守りのような言葉や知恵も多数紹介しています。
 
日本ヒーブ協議会という組織は半世紀の歴史を終えますが、私たちが大切にしてきた「人と人、思いと思いを『つなぐ』」という精神は、これからの不確実な社会においていっそう求められる力です。この冊子が、誰もが自分の生き方を肯定できる社会への第一歩となることを願っております。
 
「働く女性のミライブック」電子書籍
https://www.torendou.co.jp/mirai_book/
 
 
【本件や当会に関するお問い合わせ先】
一般社団法人 日本ヒーブ協議会 事務局
E-mail: heib-jimukyoku@heib.gr.jp
※お問い合わせは2026年7月31日までとなります

未来は違って、みんないい! これからの働き方は? 生き方は?