~福岡・北九州を拠点に、産官学金連携による中堅・中小企業のAX支援とAI人材育成を推進~
AI CROSS株式会社(東京都港区、代表取締役CEO:原田典子、以下「AI CROSS」)は、福岡・北九州を拠点に、中堅・中小企業におけるAX(AIトランスフォーメーション)支援と、産官学金連携によるAI人材育成の取り組みを推進しています。2026年4月16日、経済産業省より生成AIやAIエージェントの社会実装およびデジタル人材育成に関するヒアリングを受けました。本ヒアリングでは、AI CROSSが福岡・北九州において展開してきた、中堅・中小企業へのAX支援および産官学金連携による「地域AIエコシステム」の構築に関する実践知を中心に共有しました。
福岡・北九州発の「地域AX支援モデル」
今回の意見交換の背景には、AI CROSSが福岡・北九州を拠点に積み上げてきた、中堅・中小企業のAX支援と産官学金連携の取り組みがあります。AI CROSSは、日本の中堅・中小企業におけるAX推進の最大の障壁は「ツール導入」ではなく、「組織への定着」と「面での人材育成」にあると捉え、個社単位ではなく地域単位で課題を解決するアプローチを推進してきました。
中堅・中小企業のAX推進における課題
福岡・北九州の地域企業に伴走するなかで、AI CROSSは中堅・中小企業のAX推進において以下の構造的課題が存在すると考えています。
 
・「技術進化 vs 現場定着」のスピードギャップ 
生成AI・AIエージェントの進化は日・週単位で加速する一方、現場の学習・定着は年単位でしか進みません。放置すれば「AI格差」がそのまま「経営格差」に直結し、特に中堅・中小企業は追随できないリスクを抱えています。
 
・「経営層リテラシーの逆転構造」
一般に経営層が先行し現場が続くと想定されがちですが、実態は逆です。代表取締役の生成AI利用率は40.2%、役員43.6%に対し、課長58.3%・部長62.0%と、マネジメント層が先行する逆転構造が確認されています※。経営層の「活用イメージ欠如」を解消しないかぎり、AX投資判断そのものが進みません。
 
・「階層別リテラシーの不整合」 
経営層(戦略・投資判断)・ミドル層(業務設計・KPI)・現場層(プロンプト運用・ツール実装)で求められるAIリテラシーは本質的に異なり、画一的な集合研修では機能しません。階層別で学習設計を分解する必要があります。
 
・「IT・AI専任人材の慢性的不在」 
中堅・中小企業では専任のIT・AI人材が限定的であり、非IT人材を含む全社員の底上げは非常に困難になっています。
 
これらの課題に対し、AI CROSSは産官学金の連携によって地域全体のAI活用基盤を底上げする「地域AX支援モデル」を構築しています。
 
※出典:パーソル総合研究所「生成AIとはたらき方に関する実態調査」(2026年2月3日公開)
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/generative-ai/
福岡・北九州での産官学金連携の主な取り組み
AI CROSSは、福岡・北九州において、企業・行政・教育機関・金融機関と連携しながら、AI活用の裾野を広げる取り組みを推進しています。
 
1.産(企業支援)
・Exploration Holdings株式会社への生成AI伴走型支援を実施(2026年2月)
 
2.官(行政連携)
・北九州市「IT Scrum KitaQ」賛同企業として登録(2025年6月)
・福岡商工会議所「デジタル化推進委員会」セミナーに登壇(2025年7月)
・北九州商工会議所主催セミナーで食品業界向けAI活用事例を講演(2025年8月)
・北九州市「生成AIハッカソン」にてファシリテーターを担当(2025年10月)
 
3.学(教育機関連携)
・九州工業大学と産学連携協定を締結(2023年12月)
・九州栄養福祉大学と包括連携協定を締結(2024年8月)
・早稲田大学IPS・北九州コンソーシアムに参画(2024年11月)
・文部科学省DXハイスクール(早稲田佐賀高校)にて特別講演を実施(2025年12月)
 
4.金(金融機関連携)
・福岡銀行と連携し、中堅・中小企業への生成AI導入支援体制を構築(2026年2月)
 
これらの取り組みにより、AI CROSSは地域全体でAI活用を推進する「地域AIエコシステム」の形成に貢献しています。
経済産業省との意見交換について
本ヒアリングでは、生成AIやAIエージェントの社会実装、およびAX時代に求められるデジタル人材育成の在り方について、AI CROSSがこれまで福岡・北九州で積み上げてきた実践知をもとに、実務に基づく観点から意見交換を行いました。
※参考情報
出典:「Society 5.0時代のデジタル人材育成に関する検討会」(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/society_digital/index.html
意見交換を主導した AIエバンジェリスト 菊川裕司
菊川は、福岡を拠点に地域企業のAX推進に取り組んできた経験と、産官学金連携プロジェクトの実行経験を有し、国内外の生成AI動向にも精通しています。AI CROSSにおいても、全社員の生成AI活用を牽引してきた当事者として、「使いこなす」組織づくりのリアルなノウハウを発信しています。
 
【菊川のコメント】
AXの成否を決めるのは、ツールではなく"AIを解像度高く理解した経営×現場を動かしきれる人材"です。AI CROSSは福岡を拠点に、高校・大学・大学院での講義による次世代のAIリテラシー形成、福岡・北九州両商工会議所を軸とした地域中小企業の経営層・実務者へのセミナー登壇と生成AI・AIエージェント導入アドバイザリー、そしてAI CROSSで全社員が生成AIを日常業務で使いこなす社内実践知--この「3層」で、世代と産業を跨いだ人材育成を"面"で進めてきました。地域で磨き上げた産官学金連携の知見を、企業はもちろん、自治体・商工会議所・金融機関とも連携を強化し、今後もこの「3層」モデルで地域のAX推進に還元してまいります。
【AI CROSS株式会社 AIエバンジェリスト 菊川 裕司 プロフィール】
九州工業大学大学院卒業後、NTT西日本でフレッツ/ひかり電話設備構築や開発検証に従事。その後、NTTドコモにおいて、社内プロフェッショナル制度の認定を受け、dマーケットサービスを含む、さまざまな領域での新規事業をシリアルイントレプレナー(事業責任者・PdM・PMM)として10年以上歴任。現職では、AI CROSSのCSOとして全社事業戦略の策定・実行、AI事業や新規事業の推進に従事し、AIを含む新規事業の創出や事業譲渡に携わる。また、福岡・北九州における産官学金連携では、九州工業大学や九州栄養福祉大学との産学連携協定やAI人材育成・地域創生を推進し、福岡支社設立を主導。AI・人工知能EXPO 等のイベント登壇や企業に対するAIセミナー講師や九州工業大学大学院での新規事業創出論の講師も務める。
【AI CROSS株式会社 会社概要】 
会社名:AI CROSS株式会社(証券コード:4476)
代表者:代表取締役CEO 原田 典子
所在地:東京都港区虎ノ門四丁目3番1号 城山トラストタワー 20F
設立:2015年3月
事業内容:「Smart Work, Smart Life」を理念に、SMS/RCS配信やAI予測分析、生成AI導入支援などのテクノロジーを通じて、企業の業務効率化と生産性向上を支援する企業で、2019年に東証グロース市場へ上場しています。
https://aicross.co.jp/