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マタニティ、ジェンダー、多様性…。技術の前に、プロとして持つべき「心」を学ぶ、大切な時間。
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美容とブライダルの世界はお客様と直接向き合う、責任ある舞台でもあります。 |
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ロイヤル学園では、技術以上に重要な「心の準備」を目的とした特別授業を実施いたしました。 |
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お迎えした講師は、福祉やジェンダーの分野に精通されている「桃の香助産院」の神保先生。 テーマは、現代の美容・ブライダル業界でますます重要となる「マタニティへの理解」と「多様性への配慮」です。お客様一人ひとりの背景に深く寄り添うための、専門的で温かい学びの時間となりました。 |
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■あなたの「当たり前」は、誰かを傷つけるかもしれない |
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現代の接客業に必須のテーマ「多様性」。 神保先生は、まず「ジェンダーに関する無意識の偏見(ジェンダーバイアス)」について、私たちに問いを投げかけました。 |
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「女の子なんだから、ピンクが似合うね」 「男のくせに、細かいことを気にするな」 |
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悪気なく使ってしまいがちな、これらの言葉。しかし、その一言が、お客様の心を深く傷つけてしまう可能性があること。そして、私たち自身の「当たり前」というフィルターが、目の前のお客様を正しく理解することを妨げてしまう危険性を学びました。 |
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さらに後半は、「LGBTQ+の基礎知識と美容業界における関わり方」がテーマに。 お客様の性のあり方を、見た目や思い込みで判断しない。名前や呼び方に細心の注意を払う。そして何より、サロンが誰にとっても心から安心できる場所であることの重要性を、具体的な事例を交えて教えていただきました。 |
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多様な価値観や生き方を知り、“一人ひとり違っていい”ということを心から受け入れる。それは、すべてのお客様を個人として尊重する、プロフェッショナルとしての第一歩です。 |
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時には学生に質問を投げかける講師。 |
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■命の大切さを学ぶ |
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さらに、根源的なテーマへ。それは、学生たち自身の「命」、そして人生そのものです。 |
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専門学校での日々は、新しい出会いや経験に満ちています。しかし、その一方で、自由な時間が増える中で、人生を左右するような予期せぬ出来事に直面する学生が少なくないのも、私たちが向き合わなければならない現実です。 |
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特に、若者の予期せぬ妊娠は、決して他人事ではありません。夢の実現に向けて歩み始めたばかりの学生が、学業の継続か、新しい命か、というあまりにも重い選択を迫られるケースは、今も後を絶ちません。そして時には、その選択の中で、かけがえのない命が失われるという悲しい決断がなされることもあります。 |
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また、問題はそれだけではありません。新しい環境への戸惑い、人間関係の悩み、将来への不安から、自分自身の存在価値を見失い、心を痛めてしまう学生もいます。 |
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だからこそ、私たちは伝えたい。 あなたたちが追いかける夢も、日々の学びも、喜びも、悩みも、すべては「命」という揺るぎない土台の上にある、ということを。
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自分自身の人生と行動に責任を持つことの重要性を、学生一人ひとりが改めて自問自答しました。 |
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■想像から実感へ。マタニティ対応を学ぶ |
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ウエディングプランナー科、ブライダルスタイリスト科は2年生になると実際にお客様に対して挙式を行う「サロン実習」が開始されます。その中で、妊娠中のお客様も多くいらっしゃいます。体調が変化しやすく、心身ともにデリケートな時期にあるお客様に、心からリラックスしていただくためには、正しい知識と細やかな配慮が不可欠です。 |
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授業の前半では、神保先生から妊娠中の体調や生活の変化について、専門的な知見から詳しくお話しいただきました。 つわりの辛さ、お腹が大きくなることでの体の負担、そして精神的な浮き沈み。これらを学ぶことを通して、ただ「妊婦さん」と一括りにするのではなく、一人ひとり異なる状況にいるお客様にどうすれば安心していただけるかを、学生たちは真剣に考え始めました。 |
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学びは、座学だけでは終わりません。 実際に「妊婦体験ジャケット」を着用し、その重さや動きにくさを体感。さらに、3ヶ月の赤ちゃんと同じ重さの人形を抱っこすることで、命の重みをその腕で実感しました。 |
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「こんなに大変だと思わなかった」「少しの段差が怖く感じる」「腰が痛い…」 |
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頭で理解するだけでなく、身体で感じることで、お客様への共感はより深く、確かなものになります。この実体験は、今後の接客における想像力を何倍にも豊かにしてくれるはずです。 |
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関心を持ち、真剣に話を聞いていました。 |
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■サロン実習へ。最高のホスピタリティをその手に |
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多様な個性の尊重、自分自身の人生への責任、そして新しい命への専門的な配慮。 これらすべての学びが結びつき、「最高のホスピタリティ」は形づくられます。 |
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美容業界は、単に技術を提供する仕事ではありません。お客様一人ひとりの人生(いのち)に寄り添い、信頼を築き、その方らしい輝きを引き出す「人と向き合う仕事」です。 |
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今回の授業で得た深い気づきを胸に、学生たちはプロとしての新たな一歩を踏み出します。ロイヤル学園はこれからも、技術と人間性の両輪を育む教育を通じて、時代に求められる真のプロフェッショナルを育成してまいります。 |
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■「ミライ創造の旗手」であるために |
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ロイヤル学園が掲げる教育目標「ミライ創造の旗手であれ」。 それは、優れた技術を持つだけでなく、人としての豊かな心と、しなやかな強さを兼ね備えた人材であってほしいという願いです。 |
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自分自身を大切にし、他者を尊重できる心があってこそ、人を美しくし、人生最良の瞬間をプロデュースする仕事は、本当の意味で輝きを放ちます。 |
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この「いのちの授業」が、学生一人ひとりにとって、自らの夢への道をより確かに、そして力強く歩んでいくための礎となることを、心から願っています。 |
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ロイヤル学園はこれからも、技術教育はもちろんのこと、学生一人ひとりの人生に寄り添う教育を通じて、美容とブライダルの未来、ひいては社会に貢献できる人材の育成に邁進してまいります。 |
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あなたたちが追いかける夢も、日々の学びも、喜びも、悩みも、すべては「命」という揺るぎない土台の上にある、ということを。