株式会社LODU(本社:石川県野々市市、代表取締役:亀田樹)は、浜松市の協力のもと開催した「浜松市ウェルビーイング・アイディアコンテスト」の最終審査を審査員と共に行い、受賞アイディアを決定いたしました

浜松市は、市民の「暮らしやすさ」と「幸福感(Well-being)」を数値化・可視化する「地域幸福度(LWC)指標」の活用を推進しています。

本コンテストは、この指標を次世代を担う若者たちに活用してもらい、感覚だけでなくデータに基づいた説得力のある街づくりアイディアを創出することを目的として開催されました。

8月に開催されたワークショップでは、LODUが開発したゲーミフィケーション教材を用いて参加者がLWC指標を体感的に学習。その学びを基に、多くの独創的かつ実現性の高いアイディアが寄せられました。厳正なる審査の結果、以下の通り受賞アイディアを決定いたしました。

審査は、「キャッチコピーの魅力」「テーマ設定の説得力」「取組の具体性・実効性」の3点を基準に行われました。

各部門の最優秀賞および優秀賞は以下の通りです。

受賞者所属作品タイトル・キャッチコピー最優秀賞内山 梨瑚愛知淑徳大学『市民参加型プラットフォーム「やらまいかダッシュボード」』~一人ひとりの声が育てる、未来型防災シティ浜松~優秀賞(チーム受賞)片岩 拓也大川 貴久静岡大学『移動から始めるwell-beingの再設計』~山里を日常圏へ~

『市民参加型プラットフォーム「やらまいかダッシュボード」』~一人ひとりの声が育てる、未来型防災シティ浜松~

「一人ひとりの声が育てる、未来型防災シティ浜松」をキャッチコピーとする、市民参加型プラットフォーム「やらまいかダッシュボード」のアイディアです。このダッシュボードは、防災訓練参加や物資備蓄チェック、夜道の明るさや避難所快適度などの日常アンケートを通じてポイントを獲得し、地域商店での特典と交換できる市民向けアプリと連動しています。アプリから投稿されたデータは分析され、地域ごとの「地域安心スコア」や、行政が重点的に改善すべき場所を示す「課題ヒートマップ」として地図上にリアルタイムで可視化されます。 これにより、市民の防災意識を継続的に高め、市役所が街灯設置や避難所環境改善などの予算配分を決定するデータドリブンな改善サイクルを構築し、「自然災害」や「地域とのつながり」の因子を中心に幸福度向上を目指します。大規模災害のリスクが高い浜松市では日常の安心感の確保が市民の幸福に直結するとの考えに基づく提案です。

受賞者所属作品タイトル・キャッチコピー最優秀賞山名 悠希浜松市立西部中学校『佐鳴湖でランニング苗木駅伝』~音と緑と好きな植物で学び道~優秀賞該当なし

「音と緑と好きな植物で学び道」をキャッチコピーとする、学校・商店・自治会が連携して通学路などの道を学びの道に変えていくアイディアです。みんなが育てたい植物を公募し、家庭・学校・店先で育て、その植物にちなんだ音声が聞けるQRコードを付けた解説パネルを付けて街路に植えます。中心となる取り組みは、佐鳴湖周回路で定期的に開催される「苗木駅伝リーグ」です。 全年代の市民がリレー走と植樹・水やり・清掃を組み合わせた活動を行うもので、参加者にはリレーのタイムや走行距離、植樹活動の参加実績などに応じたポイントが与えられ、ポイントを貯めると地元食材券や記念品などがもらえます。「自然景観」「初等・中等教育」「地域とのつながり」といった地域幸福度の因子を向上させることを目指します。

本コンテストでは、SDGs、デジタル政策、地域行政の専門家による多角的な視点から審査が行われました。

●飯尾 武俊 氏(浜松市 企画調整部 デジタル・スマートシティ推進担当部長)

「本コンテスト全体を通じて、LWC指標(データ)と自らの体験(ストーリー)を結びつけ、説得力のある未来を描く提案が多く寄せられました。

特に大学生の部・最優秀賞の内山さんの『やらまいかダッシュボード』は、防災という重いテーマを市民参加型のポジティブな活動へと転換させる独創性があり、アプリの実装からフィードバックループまで見据えた完成度の高さが際立っていました。

また優秀賞の片岩さん、大川さんの『山里を日常圏へ』は、移動の不便さが幸福度を下げるという分析から、既存の制度を活用したシェアモビリティの導入へと論理的に展開されており、政策提言としても非常に質の高い内容でした。

中高生の部・最優秀賞の山名さんのアイディアは、『学び道』や『苗木駅伝』といった温かい言葉選びで、教育と自然、地域をつなぐ物語を見事に描いていました。

2045年の浜松に向け、若者たちがデジタルの力と柔軟な感性で『幸せのあり方』を再定義してくれたことに、大きな希望を感じます。」

●コンテスト名:浜松市ウェルビーイング・アイディアコンテスト「2045年の浜松をもっと幸せに」

●対象:浜松市に関わりのある中学生・高校生・大学生・大学院生・専門学生

1.キャッチコピーの魅力:未来像をわかりやすく示し、共感とワクワクを引き出すか。

2.テーマ設定の説得力:地域幸福度(LWC)指標と体験を結びつけ、説得力のある説明がなされているか。

3.取組の具体性・実効性:小さく始めながら、最終的に多くの人を巻き込める現実的なアイディアか。

株式会社LODU(ロデュ)は、「すべての人が幸せでサステナブルな生き方を探求できる世界をつくる」を企業理念に掲げ、ゲーミフィケーションを用いた教育コンテンツの開発・提供を行っています。「好きなこと」と「楽しいこと」を入り口に、社会課題解決に取り組む人材の育成を目指しています。

事業内容:SDGs・サステナビリティに関する教育ゲーム教材の開発・提供研修・ワークショップの実施、ゲームを活用した組織開発・地域活性化支援