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どの投資家にも「またアメリカが予告なしに攻撃を始めた」という思いがあると考えています。これは長期でポートフォリオを保有する投資家にとっては、耐えかねるものです。 |
しかし、私は昨年高騰していた金と、決算で数字が伸び悩む米国株に対して、戦争前から見切りをつけていました。そのため、今回の「リトル・リーマンショック」と呼ばれる両者の大暴落による損失はほとんどありませんでした。
ただし、得られたものもありません。理由は、イランとの戦争における唯一の勝者となりそうなイスラエル株のポジションを増やす手段を見つけられなかったためです。
3月中旬以降、ポートフォリオを大きく調整していない理由は、今回の戦争問題の本質が「原油」を巡るもので、戦争後はインフレ局面が続くなかで、何を買うべきかの思考に時間を要したからです。しかし、70%以上の確率で高騰を予測できる資産は見つかりませんでした。
各資産クラスの見立ては以下のとおりです。 |
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・米国株:200日移動平均を下回っており、回復に時間を要する |
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・米国債:利上げ継続により購入余地はあるものの、価格は下落傾向が続く |
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・新興国株:米国が利下げできない状況を背景に、上昇が難しい |
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・金:大幅に下落。再投資の余地ありだが、ギャンブル性が高い |
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・原油:上昇が続き、長期にわたって暴落する可能性がある |
これらを総合的に勘案した結果、エクイティが99.29%、短期金融市場が0.71%のポートフォリオです。とくに先進国のインフラ・製造業に関連するファンドを見つけられたことが、せめてもの救いでした。大きな高騰は期待できませんが、下落の可能性も80%ほどないと見ています。 |
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本来ならばインフレ指数と連動したファンドを購入したかったが、RL360°には該当する商品がありません。また、イランとアメリカの戦争の目的の一端を担うと考えている中国株については、イランからの原油供給が断たれた影響もあり、回復の見通しは立ちにくいと判断しています。 |