株式会社ANA Cargo(本社:東京都港区、代表取締役社長:脇谷 謙一、以下「ANA Cargo」)と、廃棄物マネジメントを行う株式会社サティスファクトリー(本社:東京都中央区、代表取締役:小松 武司、以下「サティスファクトリー」)は、航空貨物輸送から排出される廃棄物の削減に向けた資源循環スキームを拡大すべく、航空貨物輸送における使用済みプラスチック類を資源として活用した資源循環を、2026年4月より開始しました。
 
ANA Cargoとサティスファクトリーは、成田空港(2024年~)および羽田空港(2025年~)において、航空貨物用木製パレット等の再資源化に取り組んでまいりました。これに加えて、新たに本取組を展開していくことで、廃棄物の「資源価値の最大化」を図り、サステナブルな航空物流への進化に挑戦してまいります。
 
<プラスチック類資源循環に向けた新しい取組>
航空貨物輸送におけるプラスチック類の資源循環を以下の2ステップで推進します。成田空港で年間135t、羽田空港で年間120tのプラスチックフィルム等の回収を見込んでいます。
 
第1ステップ(羽田空港および成田空港での実施)
ANA Cargoが排出する使用済みの航空貨物用プラスチックフィルム等をマテリアルリサイクル、またはケミカルリサイクルによって再資源化することを推進します。
 
第2ステップ(クローズドループの実現)
再生されたプラスチック製品を自社の事業所等で再利用する、一歩進んだ資源循環を目指します。具体的には、サティスファクトリーのネットワークを通じて回収された航空貨物用プラスチックフィルムを原料の一部とした再生材ごみ袋※1へと再生し、ANA Cargoの自社事業所で再利用します。
本取組により、成田・羽田の両空港合わせて年間約255t(回収見込み量)のプラスチックが、再び自社内で活用される資源循環スキームを実現いたします。
※1: 99%廃プラスチックを使用して製造
 
<これまでの取組と成果>
ANA Cargoとサティスファクトリーは、成田空港(2024年~)および羽田空港(2025年~)において、航空貨物用木製輸送資材(パレット・木板等)の資源循環を実装してきました。
 
再資源化実績の拡大
2025年度実績として、廃棄される航空貨物用の木製輸送資材を計約901.1t回収しました。(成田空港・羽田空港合計)
 
資源循環の実装
リサイクルパートナーが回収した木製輸送資材を木くず化してMDFボード※2として再生し、貨物を安全かつ効率的に輸送するための資材としてANA Cargoで再利用しています。
※2: 33%廃木材を使用して製造。 MDF (Medium Density Fiberboard)ボード:中密度繊維板と呼ばれる木質ボードの一種
 
経済合理性の追求
ANA Cargoとサティスファクトリーは、この取り組みを静脈物流の最適化と資源化ルートの精査により、環境負荷を低減しながら、事業全体の資源価値を最大化するスキームを構築しました。
 
◆ ANA Cargo企業概要
商号: 株式会社ANA Cargo
代表: 代表取締役社長 脇谷 謙一
本社: 東京都港区東新橋1丁目5番2号 汐留シティセンター
設立: 2013年10月1日
事業内容: ウェアハウスオペレーション、マーケティング、セールス
 
株式会社ANA Cargo は、ANAグループの貨物郵便事業の戦略立案・商品開発から営業・オペレーションまで一手に担う、貨物事業の中核会社です。ANAグループは、貨物機と旅客機の両方を活用したコンビネーション・キャリアとして、安定した輸送サービスを実現しています。また、航空輸送における CO2 排出量削減に取り組み、持続可能な航空燃料 SAF 等を活用しています。ANA Cargoは貨物事業を通じて、持続可能な社会の
実現に貢献できるあらゆるサービスの実現を目指してまいります。
 
◆ サティスファクトリー企業概要
商号: 株式会社サティスファクトリー
代表: 代表取締役 小松 武司
本社: 東京都中央区八丁堀三丁目12番8号 HF八丁堀ビルディング6F
設立: 平成8年11月13日
事業内容: 廃棄物マネジメント事業

廃棄物処理と再資源化の視点で環境問題解決を図る廃棄物マネジメント会社のパイオニア。排出事業者に代わり、あらゆる品目の処理方法や費用、環境負荷の改善を図ります。
物理的・経済的両面から現場のオペレーションと原価構造を網羅した「仕組む力」を提供することで、静脈物流のデザインと再資源化ネットワークを活用し、ステークホルダー全体にとって持続可能な、新たな価値を構築し続けます。