江戸~大正期の古裂を用いた一点もの作品や、電柱のシール跡から着想した版画も発表
この度、東京・かっぱ橋道具街にある和食器と包丁の専門店「かっぱ橋まえ田」の店主・前田潤(まえだ・じゅん)」氏が、書道家として初となる個展「不壊(ふえ)」を2026年2月2日(月)から8日(日)まで東京都墨田区の「ギャラリーアビアント」にて開催しました。
 
会場では当初の予定より4作品が加わった全22作品を展示し、会期中は延べ102人が来場しました。古布を用いた表具による書作品のみならず、本紙と木枠の隙間に江戸~大正期の「古裂(こぎれ)」を忍び込ませた作品や、電柱のシール跡から着想を得た版画なども揃い、「書道」の一括りでは言い表せない独自の作品展となりました。本リリースでは、個展会場の様子を収めた写真とともに、開催結果をレポートとして報告いたします 。
 
本展は、「変化の激しい時代においても揺るがない精神性」をテーマにした書作品を展示する個展として企画。包丁に刻まれた文字の美しさに感銘を受けたことをきっかけに書の道に進んだ氏が、日々の商いと並行して制作を続けてきた成果を発表する場となりました。会場では、ハガキサイズの小品から掛軸作品まで全22点を展示。作品の価格帯は18,000円(税込)~330,000円(税込)で、江戸~大正期の古裂をはじめ、インド更紗やヨーロッパの古着などを用いた表具による書作品もラインナップ。 期間中は、アーティストや近隣住民のほか、浅草・スカイツリーエリアを訪れる観光客、飲食関係者、器・包丁の愛好家など幅広い層が来場。来場者から「墨の色にも違いがあって面白い」「刺激をもらった」「空間自体が作品」といった声も寄せられました。