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京都 清宗根付館は、現代根付を中心に根付を専門に紹介する美術館として、月替わりで企画展を開催しています。 |
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根付はおよそ人が考えられる発想を活かして多種多様な題材を作品にすることから、掌(たなごころ)の森羅万象とたとえられます。そこには人類の知識が集約されたあらゆる分野を横断し、人類が考え得るすべての事物が網羅されています。それはさながら根付による百科事典といっても過言ではありません。そこで2026年4月から6月にかけては、企画展「根付百科事典」展を開催。根付の多彩さを体系的にまとめ、百科事典のように知的好奇心をくすぐる現代根付をご紹介します。 |
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5月はその第二弾として、「生物:輝きの生命賛歌」を特集し、人間の豊かな営みや世界の珍しい動物たちや小さき命をつなぐ虫たちの世界に迫ります。ぜひ京都 清宗根付館に足を運んでいただいて本企画展で根付に込められた知性と対象への深い慈しみ、そして造形に宿る表現の妙を、作品を通してご体感いただければ幸いです。 |
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『根付百科事典』展 |
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5月「生物:輝きの生命賛歌」展にて展示されている根付の一部をご紹介します。 |
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百科事典を開くたび、新しい知識に触れることができ、好奇心に駆られて未知のページをめくるワクワク感を誰もが感じたことでしょう。地球上には約870万種の生物が生息すると推定されますが、まだ約86%が未発見(未知)とされています。 |
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私たち人間も含めて多くの生物は自らの生命を輝かせ、互いに関係を持っていて、地球全体が有機的でダイナミックな生命体といえます。本企画展では生命賛歌をテーマにして人間や生き物たちの躍動的なワンダーランドをお届けします。世界中の動物たちや、小さな昆虫たち、未知の魚たちなどが擬人化されたユーモラスなドラマとともに一堂に集合します。 |
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「立夏」 |
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作者:佐田 澄(1944~) |
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大きさ:高3.2cm |
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素材:象牙 |
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解説:立夏は夏の始まりを表し、暦上で 象牙は5月上旬を指します。作品は大きくのけ反った女性が初々しさと開放的な印象を与え、雄大な山並みをも思わせます。 |
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「立夏」 |
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「えんどう豆の上に寝たお姫様」 |
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「えんどう豆の上に寝たお姫様」 |
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作者:スーザン レイト(1968~) |
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大きさ:高4.5cm |
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素材:黄楊・漆 |
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解説:アンデルセンの童話より。本物を見極めるには表面の見た目ではなく、内面的な気づきや細部の違和感が大切だと教えています。 |
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「大漁図」 |
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作者:伊藤 忠綱(1966~) |
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大きさ:高2.3cm |
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素材:象牙 |
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解説:大きな魚を追う漁師の姿には自然界の生命のつながりや連環を思い起こさせ、必死に生きようとする生命の輝きを見ることができます。 |
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「大漁図」 |
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「飛躍」 |
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「飛躍」 |
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作者:及川 空観(1968~) |
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大きさ:高6.3cm |
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素材:象牙 |
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解説:人生を一歩踏み出す姿を作品にしています。三人の幼児はそれぞれ勇気(勝利の月桂冠)、決断(ラッパ)、不屈(成功の鍵)の三人が導いています。 |
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京都 清宗根付館について |
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京都 清宗根付館は、佐川印刷株式会社 取締役名誉会長 木下宗昭による「日本のよき伝統を、日本人の手によって、日本に保管したい」という発意によって、ここ文化首都・京都に設立された日本で唯一の根付を専門とする美術館です。当館では「新たな挑戦」と「絆」をむね(宗)とし、根付と根付をめぐる文化の継承・創造・発展を目指し、<魅せる><育む><繋がる>を使命に、地域と皆さまに開かれた美術館として活動しています。 |
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佐川印刷のメセナ事業の一環として運営されており、2007年9月に開館。京都市の有形指定文化財で、京都市内に現存する数少ない武家屋敷と京町屋の特性を併せ持つ郷士(上層農民)の邸宅「旧神先家住宅」に、現代根付約400点が展示されています。 |
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