団体設立から約4年3か月で達成 「体験格差」の解消を目指し
認定NPO法人AYA(神奈川県横浜市)は2026年4月19日(日)をもって、主催したイベントの回数が通算200回を達成しました。AYAは病気や障がいのある子どもたち・医療的ケア児とその家族が、安心して映画鑑賞やスポーツ観戦などを楽しめるイベントを開催し、「体験格差」の解消を目指しています。多くの方々のご支援により、2022年1月の活動開始から約4年3か月で大きな節目を迎えることができ、心より感謝申し上げます。代表理事の中川悠樹は「『どこにいても、どんな状況でも、子どもたちがワクワクできる未来』を切り拓いてまいります」とコメントしています。
AYAのイベントの意義と「200回」までのあゆみ
AYAは2022年1月、任意団体として設立されました。その後、2023年の法人化を経て、2026年2月には認定NPO法人に認定されました。
 
AYAがミッションとして掲げているのが、「医療的ケア児や障がい児とそのご家族に、スポーツ・芸術・文化を通じて世界観が広がる機会を提供する」ことです。医療的ケア児・障がい児・難病児は、家族で外出をできる機会が極めて限られているということが、調査によって明らかになっています。この「体験格差」を解消するために、AYAは子どもたちと家族に“体験”を届ける活動をしています。
 
代表的な取り組みが「AYAインクルーシブ映画上映会」の開催です。この上映会の特徴は、映画館を丸ごと貸し切り、医師や看護師などの医療従事者が必ず帯同することです。これにより、「子どもがじっとしていられない」「急に声を出してしまう」「医療機器のアラーム音や痰の吸引音が鳴る」という状況でも、安心して映画を鑑賞できる環境を実現しています。これまで7回の連続上映会を実施し、2026年2月に47都道府県での開催を達成。4月5日より、8回目の連続上映会(全国32会場)を実施しています。
 
そのほかにも、プラネタリウムやスポーツの試合の観戦、コース料理、音楽鑑賞など、あらゆる“体験”を届けてきました。そして4月19日、全国5会場で実施した「AYAインクルーシブ映画上映会」により、通算200回のイベント開催を達成することができました。参加者数は延べ2万5,000人を超えています。
 
「AYAインクルーシブ映画上映会」で記念撮影をするご家族(2026年4月)
歌や楽器の生演奏を鑑賞する「AYAインクルーシブ音楽フェスティバル」(2026年3月)
アメリカへ渡航し、NBAの試合を観戦するプログラムも実施(2026年3月)
AYAは現在、2027年5月の「インクルーシブ映画Day」の設立を目指し、取り組みを加速させています。これは、AYAインクルーシブ映画上映会を全国47都道府県で同時開催し、“体験”の価値を全国の子どもたちやご家族で共有するという、大きな挑戦です。また、映画鑑賞の体験が、子どもたちやご家族にどのような影響をもたらすのか、学術的な検証にも取り組んでいます。ぜひ今後とも、AYAに温かい応援をいただきますよう、お願い申し上げます。
代表理事・中川悠樹のコメント 「200回の『できた!』を力に、新たなフェーズへ」
認定NPO法人AYAはこのたび、主催イベントの回数が「200回」を達成いたしました。この大きな節目を無事に迎えることができたのは、ひとえに日頃からお支えくださる皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。
この「200」という数字は、医療的ケアや障がいによって「映画館は諦めていた」「家族での外出は難しい」と感じていたご家族が一歩を踏み出した、200回の勇気の積み重ねです。「好きなキャラクターのポップコーンバスケットを持って映画を観る」「プロのスポーツの試合を間近で応援する」といった“体験”を、延べ2万5,000名を超える皆さまと共有できたことは、私たちの誇りです。
 
多くの子どもたちとご家族が「体験格差」に直面している現実は、今も変わりはありません。外出を望むご家族が9割を超える一方で、不安なく実現できるのは1割強にとどまっています。この現状を変えていくために、AYAは新たなフェーズへと進みます。200回のイベントで得た当事者の声や、蓄積してきた学術的知見を大切な基盤として、「社会全体のアップデート」に挑み、「どこにいても、どんな状況でも、子どもたちがワクワクできる未来」を切り拓いてまいります。

私たちの挑戦は、まだ始まったばかりです。 これからもAYAは、子どもたち・ご家族と共に歩み続けます。 寄付やボランティア、パートナーシップなど、さまざまな形での応援を、引き続きよろしくお願い申し上げます。