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日本農業新聞は、令和10年3月の創刊100周年を記念するプロジェクトの一つとして、「学校給食アワード」を創設しました。 |
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給食のメニューだけでなく、地域と連携した食材調達や生産者との交流など、学校給食全体の取り組みに着目し、農業や食への理解醸成につなげている事例を広く発信するのが目的です。 |
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第1回は、令和5年4月から始まった本紙連載企画「給食百景」の掲載事例から表彰事例を選出しました。 |
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教育評論家で法政大学名誉教授の尾木直樹氏を審査委員長とする最終審査会にて厳正なる審査の結果、グランプリに「当麻町田んぼの学校」を選出しました。また、部門賞として、食育賞と地産地消賞、食文化賞、さらに特別賞をそれぞれ1点選びました。 |
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・5月8日に東京都内で表彰式典 |
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5月8日、東京都内で開く「第56回日本農業新聞全国大会」(開催場所=ホテルニューオータニ東京 東京都千代田区紀尾井町4‐1))にて、尾木氏が各受賞者を表彰します。 |
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○尾木審査委員長の全体講評 |
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「学校給食アワード」は給食そのものだけでなく食育や地産地消、食文化という背景までをとらえて審査しました。グランプリの「当麻町田んぼの学校」をはじめ、どの事例も「命をいただく」「命を守る」という経験を通じ、人間性や地域への誇りを育んでいました。給食をきっかけに、子どもだけでなく行政や保護者、農家の方々がつながり、地域で交流が生まれています。子どもが農業と密接に関わる地域がもっと増えてほしいです。 |
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審査委員長の尾木直樹氏(教育評論家・法政大学名誉教授) |
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・審査委員 |
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尾木直樹氏(教育評論家・法政大学名誉教授)※委員長 |
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長島美保子氏(全国学校栄養士協議会会長) |
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村山直和氏(農林水産省消費・安全局消費者行政・食育課参事官) |
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八鍬和泉氏(JA全国女性組織協議会理事・山形県JA女性組織協議会フレッシュミズ部会長) |
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田宮和史郎(日本農業新聞代表取締役社長) |
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○グランプリ |
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当麻町田んぼの学校(北海道)本紙2023年6月13日付掲載 |
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https://www.agrinews.co.jp/society/index/162326 |
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【概要】 |
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北海道の当麻町田んぼの学校は、町有の田んぼ1ヘクタール超で地域の児童・生徒が米を作り、毎日の学校給食用の米として「通年自給」する。地元農家が学校長を務め、児童・生徒を支援。米作りを通じ、食の大切さや稲作への理解につなげている。 |
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【講評】 |
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自ら育てた米を給食として食べるという取り組みを通じ子どもたちの「食を愛する」という気持ちを育んでいる。相当な面積の田んぼを確保したことで、子どもたちが実際に稲に触れて、どういうふうに食べ物になるかを学べる環境づくりにつながった。自治体や地域の担い手も参加するまちぐるみの活動になっていて、地域の誇りを育むシンボルになっている。 |
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○食育賞 |
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綾川町立滝宮小学校(香川県)本紙2023年11月9日付掲載 |
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https://www.agrinews.co.jp/society/index/195047 |
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【概要】 |
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香川県の綾川町立滝宮小学校は、児童自ら弁当の献立を考え、食材購入や調理、盛り付け、片付けまでを計画、実践する「弁当の日」を取り入れて25年を迎える。弁当作りを体験した子どもらは「着実に自立の道を歩み始めている」という。 |
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【講評】 |
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児童が自ら弁当を作り、しかも献立作りから食材の購入、片付けまでを行うようにしたことで、食について、より深く学ぶ機会を提供している。食について自ら考え、行動する取り組みは、給食として出てくる食事を食べるのとはまた違った学びが得られる。 |
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○地産地消賞 |
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東京都日野市 本紙2023年12月5日付掲載 |
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https://www.agrinews.co.jp/society/index/200569 |
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【概要】 |
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東京都日野市は、地元産トマトを余すことなく活用するため、ピューレに加工し、学校給食での通年利用を可能にした。地域の生産者や栄養士、調理員、JA、行政が一体となって、原料確保から加工、供給までの仕組みを整え、定着させた。 |
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【講評】 |
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自治体や農家、栄養士の方々など関係者の連携がしっかり定着していて、組織的な取り組みになっている。連携の結果、給食での日野産農産物の使用が一層進むという成果を生み出した。地元農業を守ろうとする視点が明確な取り組みになっている。 |
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○食文化賞 |
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埼玉県吉川市 本紙2024年8月3日付掲載 |
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https://www.agrinews.co.jp/society/index/250057 |
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【概要】 |
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埼玉県吉川市は、地域伝統食のナマズを使った献立を学校給食に採用している。古くから身近な食材だったナマズに児童・生徒が親しめるよう、毎年7月2日の「なまずの日」に合わせて、多様なメニューを用意している。 |
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【講評】 |
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給食を通じ、伝統食であるナマズに触れる機会を作ることで、地域の食にまつわる歴史への理解につながっている。ナマズ料理を工夫したり、子どもたちが収穫した農産物を使ったメニューを提供したりするなど、子どもを意識した取り組み姿勢が見える。 |
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○特別賞 |
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黒川魁星さん(徳島県阿南市)本紙2025年5月3日付掲載 |
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https://www.agrinews.co.jp/society/index/303907 |
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【概要】 |
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徳島県阿南市の高校生、黒川魁星さんは中学生の頃、家庭で給食の残食が話題に上がったのをきっかけに「何とかできないものか」と自ら実態を調査し、解決策を検討した。給食を食べる当事者の目線で、何ができるかを探った。 |
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【講評】 |
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煮物の残食が多い点に着目し、解決のためのメニュー研究までを中学生が自ら取り組んだ。こういう動きが生徒の中から出てくるのは食農教育を進める上で心強い。味付けを向上させるため、だしに注目した点も独自性があり、和食の神髄に迫るような取り組みだ。 |
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○問い合わせ先 |
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日本農業新聞編集局メディアセンター部 |
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電話 03-6281-5825 |
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メールアドレス news-c@agrinews.co.jp |
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