出光興産と連携し、カーボンクレジット付き燃料を活用した認証取得事例
株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:佐藤俊美)は、出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:酒井則明)と連携し、環境省が指針を提供するカーボン・オフセット第三者認証プログラム(※1)に基づく認証を取得しました。認証取得にあたっては、大林組が国内の建設現場で使用する軽油の一部を、出光興産が供給するJ-クレジット(※2)付き燃料油「出光カーボンオフセットfuel J(ICOFJ)」(※3)に置き換えることで、燃料使用に伴うCO2排出量のカーボン・オフセットを実施しました。
カーボン・オフセット第三者認証取得の流れ
 
建設現場では、建設機械や車両の稼働に軽油などの燃料を使用するため、燃料由来のCO2が排出されます。大林組はこれまで、燃料使用量の削減や作業効率の向上、低炭素燃料への置き換えなど、Scope1(※4)の削減に向けたさまざまな取り組みを進めてきました。しかしながら、建設現場で使用する全ての燃料を直ちに低炭素燃料に置き換えることは容易ではなく、CO2排出量の削減に向けた取り組みを進める中でも、対応が難しい排出が生じる場合があります。
 
こうした状況を踏まえ、大林組では、CO2排出量の削減に向けた継続的な取り組みを前提としつつ、出光興産が建設業界などカーボンニュートラルへ挑戦する企業向けに供給をしているICOFJをはじめとしたカーボン・オフセットの活用について検討を進めてきました。ICOFJには、J-クレジット制度に基づいて認証されたクレジットが付与されており、通常の燃料と同様に建設現場をはじめとするさまざまな場所で使用することが可能です。両社は、2024年から行っている次世代バイオ燃料「出光リニューアブルディーゼル(IRD)」(※5)の実証において連携をしており、今回のICOFJ使用の取り組みは、この連携をさらに発展させたものです。
ステッカーを貼りICOFJを使用していることを示している建設機械と給油車
 
大林組と出光興産は、建設機械の稼働量に応じた燃料配送の最適化や、燃料使用量およびCO2排出量を可視化するための取り組みなど、建設現場で実装可能な手法でのCO2排出量の削減を進め、環境負荷低減に資する事業活動を継続していきます。
 
 
※1 カーボン・オフセット第三者認証プログラム
環境省が指針を提供しカーボン・オフセット協会が管理する制度で、企業や団体が排出した削減が困難なCO2などの温室効果ガスを、クレジットなどで埋め合わせ(オフセット)した取り組みを登録された認証機関が認証する仕組み
大林組認証番号CO2-1016
 
※2 J-クレジット
日本政府が運営する制度で、CO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として認証・取引できる仕組み。企業はこの「クレジット」を購入・無効化することで、自社の排出量をオフセットすることが可能となる。国内プロジェクト(再エネ導入、森林保全など)で創出されるため、地域経済や環境保全にも寄与する
 
※3 出光カーボンオフセットfuel J(ICOFJ、アイコフジェイ)
出光興産が販売する、燃料油にカーボンクレジットを付与し、燃料使用に伴うCO2排出をオフセット(相殺)できる高付加価値燃料油。利用者は普段通りに燃料を使用しながら、CO2排出量をカーボンクレジットのCO2削減・吸収効果によってオフセットさせることができる
出光カーボンオフセットfuel(ICOF) (出光興産ウェブサイト)
 
※4 Scope1
CO2などの温室効果ガス排出量の算定基準で、自社が直接排出する分(建設工事における建設機械の燃料使用など)を指す
 
※5 出光リニューアブルディーゼル
出光興産が販売する廃食油や植物油などの油脂系原料に水素化処理などをして製造する軽油の代替燃料。軽油と比べCO2排出量が実質ゼロと見なされるカーボンニュートラルな燃料
出光リニューアブルディーゼル (出光興産ウェブサイト)
 
【会社概要】
名称 株式会社大林組
本社 東京都港区港南2丁目15番2号
代表者 佐藤俊美
設立 1936年12月
主な事業内容 国内外建設工事、地域開発・都市開発・その他建設に関する事業、およびこれらに関するエンジニアリング・マネージメント・コンサルティング業務の受託、不動産事業ほか
コーポレートサイト https://www.obayashi.co.jp/
名称 出光興産株式会社
本社 東京都千代田区大手町1丁目2番1号
代表者 酒井則明
設立 1940年3月
主な事業内容 燃料油事業、基礎化学品事業、高機能材事業、電力・再生可能エネルギー事業、資源事業
コーポレートサイト https://www.idemitsu.com/jp/index.html