社会に対して「演劇に何ができるのか」という問いを起点とする演劇ユニット、犬猫会は、2026年4月1日(水)、2026年11月に東京・上野で上演する野田秀樹氏作『オイル』のオーディション参加者の募集を開始しました。『オイル』は、公益社団法人 日本劇団協議会が主催する「日本の演劇人を育てるプロジェクト」の一環で、出演者と演奏者の応募を2026年4月29日(水)まで受け付けます。
▼ 『オイル』オーディション特設ページ:https://x.gd/7Og80V
■小田島雄志・翻訳戯曲賞にも輝いた、実力派の鬼才2人による演劇ユニット「犬猫会」
犬猫会とは、俳優・脚本家の山下智代、演出家の水野玲子による演劇ユニット。2人が「アーティストとして社会とどう向き合い、今何を届けたいか」について、頭としっぽを振ってひねり出した作品を上演しています。劇場外公演やシアターカフェ、市民向け演劇ワークショップや本読み会などさまざまな切り口で、観劇と生活を結び直す場づくりに注力。犬猫会Vol.8『トップ・ガールズ』(作:キャリル・チャーチル、翻訳:常田景子)は、第18回小田島雄志・翻訳戯曲賞(上演作品部門)に輝きました。
創作から既存作品、翻訳物まで幅広く上演する犬猫会が2026年11月にお届けするのが、野田秀樹氏作の『オイル』。1945年夏、終戦前後の島根・出雲を舞台に語られる寓話劇です。戦後80年が過ぎ「戦争を知らない世代」が大半を占める現代において、戦争を遠い出来事ととらえるのではなく、‟今「戦争」とどう向き合うか”を模索していきたいとの思いから演目に選びました。
■戦後日本を問い直す――非当事者として過去と向き合い、受け止め、語り継ぎ、発信し続ける意義
『オイル』は、日本劇団協議会が主催する「日本の演劇人を育てるプロジェクト」新進劇団育成公演に採択されたことを受け、出演者・演奏者を募るオーディションを開催する運びとなりました。犬猫会がオーディションをおこなうのは2018年の旗揚げ以来、初めての試みです。オーディションは、書類審査、対面審査の2段階で実施。年齢性別は不問、参加費は不要です。
『オイル』は、戦後日本のあり方を見つめ直すと同時に、直接の当事者ではない私たちが、過去とどう向き合い、それをどのように受け止め、語り継ぎ、発信し続けていくべきかを問いかける作品でもあります。ロシアによるウクライナ侵攻以降、「戦争」が日常的に報じられる今、本作品を通じて戦争への向き合い方をともに思索し、共有していきたいと思う仲間からの応募をお待ちしています。
■公演概要
公益社団法人 日本劇団協議会主催「日本の演劇人を育てるプロジェクト」
新進劇団育成公演 犬猫会『オイル』
作:野田秀樹
潤色:犬猫会
演出:水野玲子(犬猫会/文学座)
出演:山下智代(犬猫会)ほか
公演日程:2026年11月12日(木)~15日(日) ※全7ステージ
会場:上野ストアハウス(東京都台東区北上野1-6-11 NORDビル地下1階)