~町会・住民・行政が連携し共助型コミュニティを形成し“きずな”を強化~
旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大和久 裕二)は、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会(※1)主催の「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)(※2)2026」において、品川区と連名で応募した『都心高層マンションにおける“真の防災力”への挑戦』の取り組みが評価され、「最優秀賞」を受賞しましたのでお知らせいたします。本取り組みは、建物計画による「自助」と、町会・住民・行政が連携する「共助」を一体で設計した点、ならびに都心高層マンションにおける防災のモデル性・持続性が高く評価されたものです。
取り組みの拠点となった「アトラスタワー五反田」
※1.一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会は、国土強靭化担当大臣私的諮問機関「ナショナル・レジリエンス懇談会」の結果を踏まえ「国土強靭化基本計画」が円滑に達成されるよう、産、学、官、民のオールジャパンでその叡智を結集し、非常時のみならず平時での戦略的活用の方策を創造することにより、公共投資、民間投資が最大限に相乗効果を発揮し、レジリエンス立国を構築していくことを目的として設立されました。
 
※2.「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」は、一般社団法人レジリエスジャパン推進協議会(所在地:東京都千代田区、会長:広瀬 道明)により、次世代に向けたレジリエンス社会構築へ向けて強靭な国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等に取り組んでいる先進的な活動を発掘・評価し、表彰する制度です。
◆受賞概要
「都心高層マンションにおける“真の防災力”への挑戦」
本受賞は、単なる防災設備の整備にとどまらず、日常から地域とつながり続ける“共助型防災”を実装した点が高く評価されたものです。取り組みの拠点となったのは、分譲マンション「アトラスタワー五反田」です。
I.マンション敷地内に設置した町会防災倉庫 地域とマンション住民の共助拠点を創出
マンション敷地内に西五反田本町会の防災資機材倉庫を設置。災害時の地域の防災拠点としてだけでなく、地元の祭りで使用される神輿も収容されています。地域行事や祭事にも活用されることで、住民と地域が日常的に交流できる新たな共助・交流拠点となっています。
II.住民専用アプリに町会からも情報投稿を可能とすることで地域コミュニケーションをDXで実現
マンション住民専用コミュニティアプリ「Book&Share」(※3)を導入し、町会からも情報発信を可能としました。これにより、災害時のみならず平常時から、住民と地域が迅速かつ気軽に情報を共有できる環境を構築しています。
※3.株式会社コネプラによるタワーマンション住民向けコミュニティ醸成サービス
(左)西五反田本町会「防災資機材倉庫」(右)Book&Shareに投稿された町会のお知らせ
III.防災イベントによる行政・民間・地域住民一体となった防災体制を構築
マンション内の防災設備(防潮板、AED、消火器等)や、町会防災倉庫を巡るスタンプラリー形式の防災イベントを開催(※4)。品川区・消防署・町会・管理組合・開発事業者が連携し、楽しみながら防災を学べる機会を創出しました。イベントには約60名の方が参加し、タワーマンションでは参加が難しいとされる住民参加型防災において高い参加率を実現しました。
※4.関連レター:https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20251031-02/index/
(左・中)町会とマンション居住者の交流の様子(右)消火器操作体験の様子
IV.浸水リスクに配慮したハード対策の強化
目黒川沿いという立地特性を踏まえ、ハザードマップや過去浸水履歴を検証。防潮板の設置、自家発電装置・受水槽の2階レベルへの設置など、災害時にも生活インフラを維持できる浸水対策を実施しています。
V.今後に向けて
本事例は、今後の都市型マンション開発における防災・地域連携の一つの指針となるものであり、当社のまちづくり思想を体現する取り組みとして、他物件への展開も期待されます。
旭化成ホームズは今後も、建物の安全性向上に加え、地域とともに防災力を高める持続可能なまちづくりに取り組んでまいります。