1,036名に中古品の購入意識を調査。利用拡大の鍵は価格メリットに留まらない「信頼性」
リユースに関する調査研究プロジェクト「バイセル総研」(運営:株式会社BuySell Technologies)は、20 代以上の男女1,036名を対象に「中古品の購入に関する意識調査」を行いました。調査からは中古品に対するネガティブなイメージが大きく解消され、合理的な選択肢として浸透していることが明らかになりました。
■調査サマリ
・直近1年間の中古品の購入経験は約4割(42.3%)だが、検討は3人に2人(66.6%)
・中古品の購入に対する考えについて「中古品を持つのは恥ずかしい」は8割(76.9%)が否定。
・中古品の利用拡大への鍵は「実物の確認(42.1%)」「プロによるクリーニング(36.2%)」「アフターサポート(34.8%)」等、価格メリットに留まらず、商品が信頼できるかどうか
・商品カテゴリ別で、最も抵抗感が小さいものは「本・漫画(37.2%)」最も抵抗感が大きいカテゴリは「食器(71.4%)」
 
■調査背景
循環型社会の実現に向け、中古品を再利用するリユースが改めて重要な選択肢として見直されています。
2026年3月には、環境省が「リユース等の促進に関するロードマップ」を発表し、2030年までの目標として現在よりも32%増の4兆6,000億円までの市場拡大や、リユース実施率を現在の40.8%から50.0%へ引き上げる方針が示されました。
 
今回バイセル総研では、リユースのなかでも「中古品を購入し利用すること」に対して調査を行いました。リユースの拡大に向けて、中古品の購入実態に留まらず、その背景にある心理的な利点・懸念点などの価値観までを詳細に尋ねました。
 
■調査概要
調査名:中古品の購入に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国20代以上の男女
有効回答数:1,036名
調査期間:2026年3月19日(木)~3月25日(水)
調査主体:バイセル総研(株式会社BuySell Technologies)
 
■調査の結果
1.中古品の売買経験・検討状況
・直近1年間の中古品の購入経験は42.3%
直近1年間の中古品の購入経験は42.3%、売却経験は33.9%、売買未経験者は47.3%となりました。
 
 
・商品購入時の中古品検討は66.6%と、3人に2人が検討
商品を購入する際に中古品という選択肢をどう捉えているか質問したところ、常に新品も中古品も検討する層と、条件付きで検討する層を合算すると、3人に2人(66.6%)が商品購入時に中古品を選択肢に入れていることがわかりました。
直近1年間の中古品購入経験者42.3%と比較し、検討層の方が66.6%と多く、潜在的な需要の高さが伺えます。
 
 
・「中古品の売買経験」は若年層ほど高いが、「中古品購入検討」の年代差は僅差
年代別に分析すると、中古品売買経験では若年層ほど高い割合となりましたが、「中古品の購入検討」は年代を問わず約6~7割となりました。中古品への意識は世代を問わず広がっていることが伺えます。
 
 
・中古品の購入先は6割が実店舗
直近1年間の中古品購入経験者に購入先を質問すると、多い順に実店舗(62.5%)、フリマアプリ(50.7%)、オンラインストア(41.3%)となりました。
 
 
2.中古品購入に対する価値観
・中古品購入のメリット:新品と比較した価格の安さが最大の利点
中古品購入のメリットについては、「新品よりも安く手に入る利点がある(肯定層77.4%)」が最多で、次いで「販売終了品・珍しい品などが手に入る利点がある(肯定69.7%)、「環境に優しい選択肢である(肯定61.8%)」と続きました。
 
 
・中古品購入の懸念点:品質・真贋・衛生面への不安、状態確認の手間
一方で、中古品に対する懸念点については「すぐに壊れないか品質が心配である(74.1%)」、「本物かわからない不安がある(69.5%)」、「状態や適正価格など条件を確認するのが面倒(66.4%)」、「衛生面で不安がある(64.2%)」が上位を占めています。
 
 
・「中古品を持つのは恥ずかしい」は否定が76.9%
懸念点に対する質問のうち、特に「中古品を持つのは恥ずかしい」は、否定派が76.9%となりました。中古品に対するネガティブなイメージや世間体を気にする層は、いまや少数派となっていることが明らかになりました。
 
 
・中古品購入の具体行動
中古品の購買行動については、「新品との価格差が小さい場合は、新品を購入したい(78.8%)」「オンラインストアよりも、直接手に取って確認してから購入したい(70.5%)」「個人間売買よりも、プロの事業者から購入したい(62.5%)」と続きました。
価格面での魅力は強くは感じているものの、信頼できる商品の品質かは十分に把握したいという傾向が伺えます。
 
 
・商品カテゴリ別の意識
商品カテゴリ別の回答について、やや抵抗がある・とても抵抗があるの回答を合算すると、最も抵抗感が小さいものは「本・漫画(37.2%)」となりました。他カテゴリは半数以上が抵抗感を示す結果となり、最も抵抗感が大きいカテゴリは「食器(71.4%)」で、次いで「スマートフォン(71.0%)」となりました。
 
 
・利用を後押しする条件
中古品の利用を促進する条件としては、「新品と比較して大幅に安く購入できること(42.5%)」と「実物を手に取って確認できる環境(42.1%)」が僅差で並びました。続く選択肢も「プロによる徹底的なクリーニング・メンテナンスが施されていること(36.2%)」「返品保証やアフターサポートがあること(34.8%)」「信頼できる大手企業や商品のプロが販売していること(33.3%)」と続き、価格メリットに留まらず、商品が信頼できるかどうかを確認したい傾向が伺えます。
 
また、「周囲の理解があること(9.5%)」も選択は少数に留まり、「中古品を持つ恥ずかしさ」に対する設問と同じく、中古品の購入・利用について周りの目を気にする意識は薄れていることが伺えます。
 
■バイセル総研 調査研究員コメント
バイセル総研の第二弾調査として、中古品の売却よりも選択肢として身近な「中古品の購入」をテーマに調査を行いました。
今回の調査で最も注目すべき点は「中古品=恥ずかしい」という価値観に対して、約8割(76.9%)が否定し、ネガティブなイメージが大幅に解消されていることです。利用を後押しする条件の設問でも「周囲の理解があること」は1割未満(9.5%)に留まり、中古品の利用は周りの目を気にするものだというイメージは過去のものとなりつつあります。
 
また、直近1年間の中古品購入経験者は42.3%でしたが、商品購入時の検討としては66.6%が中古品を検討すると回答しました。この24ポイントの差が今後の中古品利用拡大の潜在需要といえます。
利用の促進にあたっては、中古品の最大のメリットである「価格の安さ」に加えて、プロの真贋やメンテナンス、アフターサポートなどの「信頼できる中古品」と確認できるかどうかを求める回答となり、近年問題となっている偽ブランド品の流通やリユース製品による事故などのトラブルを生活者が理解し、注意深くも賢く、中古品を活用しようとする傾向が伺えます。
 
「信頼できる中古品」と確認できる取り組みが広がれば、今後もさらに中古品の購入、リユースの選択肢が広がっていく可能性が高い結果となりました。
 
 
■「バイセル総研」とは
バイセル総研は、株式会社BuySell Technologiesが運営する調査研究プロジェクトです。リユースに関する調査研究および情報発信を通じて、誰もがリユースを選択できる環境を整え、モノを捨てずに循環させる暮らしが当たり前となる社会の実現を目指します。
 
【バイセル総研 noteマガジン】https://note.com/buysell/m/mfd0845a67c74
 
■リユースサービス「バイセル」
「バイセル」は、中古品の買取・販売を通じて循環型社会の実現を推進するリユースサービスです。
全国で着物や切手、ブランド品など、家に眠るさまざまな品物を買い取り、次に必要とする方へとつないでいます。
買取事業では、業界随一の規模を誇る出張買取に加え、アクセスに優れた立地の店頭買取、時間を気にせず利用できる宅配買取など、お客様の状況に合わせた多様な買取方法を提供しています。
販売事業では、リユース着物を扱うECサイト「バイセルオンラインストア」や、ブランド品・時計などを扱うECサイト「バイセルブランシェ」をはじめ、実店舗や卸販売を通じて国内外へ販売しています。
 
買取サービス「バイセル」|https://buysell-kaitori.com/
リユース着物ECサイト「バイセルオンラインストア」|https://www.buysellonline.jp
ブランド品・ジュエリーECサイト「バイセルブランシェ」|https://brandchee.com/
 
■会社概要
「人を超え、時を超え、たいせつなものをつなぐ架け橋となる。」をミッションに掲げ、中古品の買取・販売を行うリユース事業を運営しています。
出張買取・店舗買取を中心事業とし、グループで年間44万件以上の出張査定、全国約500店舗を展開。着物や切手、ブランド品など、家に眠るさまざまな品物を取り扱い、買取した商品はECサイトや実店舗、卸販売や古物オークションを通じて国内外へ販売しています。
リユース事業へのテクノロジーの活用を重要な戦略に位置づけ、自社プロダクトによる業務効率化やデータ活用による成長を推進。また積極的なM&Aを通じて、グループ全体でリユースチャネルの拡大を図っています。
 
会社名:株式会社BuySell Technologies
代表者:代表取締役会長 岩田匡平、代表取締役社長兼CEO 徳重 浩介
本社所在地:〒160-0004 東京都新宿区四谷4-28-8 PALTビル
事業内容:着物・ブランド品等リユース事業
コーポレートサイト:https://buysell-technologies.com/
 

「中古品を持つのは恥ずかしい」は8割(76.9%)が否定。

懸念点に対する質問のうち、特に「中古品を持つのは恥ずかしい」は、否定派が76.9%となりました。

24ポイントの差が今後の中古品利用拡大の潜在需要といえます。