前年比6%増を達成、研究開発に8,000万ユーロを継続投資
大手制御機器メーカーであるベッコフオートメーション(ドイツ・フェアル)は、2025年度の世界売上高が12億4,000万ユーロとなり、前年比6%の堅調な成長を記録したと発表しました。2023年および2024年の景気低迷の影響を乗り越え、グローバルでの総受注高も2025年を通じて回復基調で推移しました。
 
ハンス・ベッコフ(創業者兼マネージング・ディレクター)「我々のソフトウェアベースのオートメーション哲学は市場での存在感を着実に高め、世界各国の多くのアプリケーションで採用されています」(写真提供:ベッコフオートメーション)
 
世界的な景気低迷を乗り越え、再び成長軌道へ
2023年から2024年にかけての景気低迷は、世界の製造業・機械装置業界に広く影響を及ぼしました。弊社もその例外ではなく、受注の落ち込みという逆風に直面しました。しかし、2025年を通じてグローバルでの総受注高は着実に回復し、再び成長軌道へと歩みを進めています。
「2025年はベッコフにとって手堅い1年でした」と、創業者兼マネージング・ディレクターのハンス・ベッコフは総括します。「2023年の影響と、それに続く2024年の落ち込みを乗り越えることができました。世界各地で景気循環の底打ちから2年が経過した今、経済は新たな成長局面に入りつつあると見ています」
44年の歴史の中で幾度も景気サイクルを乗り越えてきたファミリー企業として、ベッコフは今回の局面も着実に克服しました。財務的な独立性と強固な事業基盤が、こうした逆境においても安定した経営を支える強みとなっています。
 
2000年以来、ベッコフオートメーションは年平均約13%の売上高成長を記録しています。2025年度には12億4,000万ユーロ(前年比6%増)を達成しました。(出所:ベッコフオートメーション)
 
研究開発に8,000万ユーロを継続投資
2025年度も前年同様、約8,000万ユーロを研究開発に投資しました。2026年度も同水準の投資を継続する計画です。
 「情報技術とオートメーションを融合し、最新のハードウェア・ソフトウェア技術を製品に実装することで、業界をリードする強力なオートメーションソリューションを提供し続けます」とハンス・ベッコフは革新への変わらぬ意気込みを述べています。また、AI分野の急速な発展が、新しい機能やツールチェーン、ビジネスモデルに直結していると説明し、この分野での成果をドイツにて開催中のハノーバーメッセ2026にて発表しています。
 
高度な専門人材と若手人材の育成
ベッコフオートメーションは、現在、世界75カ国以上で事業展開しています。ドイツ国内23拠点、海外支社・代理店41拠点を有し、全世界で5,450名(うちエンジニア2,000名、2026年2月現在)がグローバルな成長を支えています。
若手人材の育成にも力を入れており、2025年夏には新たに61名が入社しました。そのうち32名が技能実習生として、29名がビーレフェルト応用科学大学(HSBI)ギュータースロー校との共同課程によるインターン実習生として、キャリアをスタートさせました。現在、合計で116名の技能実習生と、110名のインターン実習生を社内研修課程にて育成中です。
 
2026年度の見通し
「2025年10月以降、回復の手応えを感じており、2026年第1四半期は力強いスタートを切っています」とハンス・ベッコフは述べています。「国際的な経済危機の山場は越えたと見ていますが、現在の世界の政治情勢が2026年の見通しに不確実性をもたらしていることも事実です」
それでも、総じて弊社の展望は明るく、成長への確かな手応えを感じています。今後も、PC制御技術を軸に、世界各国の製造業を支えるサステナブルな事業成長を追求していきます。
 
 
ベッコフオートメーション 会社概要
ベッコフオートメーションはPC制御に特化した制御機器メーカです。独自の計測・制御ソフトウェア「TwinCAT」により、Windowsなどの汎用OSを搭載した産業用PCをリアルタイムコントローラ(NCやPLCなど)として活用することが可能です。また、高速・高同期の産業用通信規格「EtherCAT」の開発元でもあり、その推進団体であるEtherCAT Technology Group(ETG)は76カ国・地域の8,100以上の組織が参加する世界最大の産業用通信規格推進団体として知られています。TwinCATやEtherCATを搭載した産業用コントローラは、産業用ロボット・自動車・包装機械・工作機械・風力発電設備など、世界中の多様なアプリケーションで採用されています。
https://www.beckhoff.com/ja-jp/
 
(本リリースは2026年4月20日にドイツ・フェアル本社にて発表したリリース内容の抄訳です)

大手制御機器メーカーであるベッコフオートメーション(ドイツ・フェアル)は、2025年度の世界売上高が12億4,000万ユーロとなり、前年比6%の堅調な成長を記録したと発表しました。2023年および2024年の景気低迷の影響を乗り越え、グローバルでの総受注高も2025年を通じて回復基調で推移しました。