~高輪シュタイナーこども園。自然豊かに1歳~5歳児を保育~
私は東京都港区にて、高輪シュタイナーこども園・広尾シュタイナーこども園の園長を務めております赤川幸子と申します。このたび、2008年に開設した高輪シュタイナーこども園が18周年を迎えました。

「都会に生まれ育つ子どもにこそ、自然のぬくもりや、ゆったりとした暮らしのリズムに根ざした乳幼児教育が必要なのではないか」と強く感じたことが、園づくりの出発点でした。
 
東京のまんなかで子どもを育てていると、便利な一方で、子どもが五感をたっぷり使って生きる時間や、大人と一緒に季節の移ろいを味わう時間が、どうしても少なくなりがちです。けれど、子どもの育ちの土台は、本来とても素朴で、身体的で、あたたかなものだと私は思っています。
 
私たちの園では、幼児期の「感覚」を大切にし、規則正しい生活リズムの中で毎日を過ごしています。そして、子どもが自分の身体をしっかり使い、自分でやってみようとする中で、「意志」が育っていくことを何より大事にしています。それは、知識を早くたくさん身につけることとは少し違う、人生を支える“人間の土台”を育てる営みです。
 
近年は生成AIの進化によって、便利さや効率がますます加速しています。だからこそ私は、これからの時代に本当に必要なのは、幼い頃に自分の手を使い、身体を動かし、人と向き合い、四季の中で生きる体験を重ねることではないかと感じています。そうしたものこそが、AI時代にも揺るがない、その子自身の根っこになるはずです。
 
園では、春夏秋冬の自然の恵みを感じながら、季節の行事や手仕事、日々のくらしを丁寧に重ねています。また、無添加で素材の味を活かした手づくり給食やおやつも、子どもたちや保護者の皆さまに大変ご好評をいただいています。
 
高輪シュタイナーこども園は東京都港区高輪で2008年にスタートし、その後2011年には広尾シュタイナーこども園も開設しました。
 
 
現在は1歳から5歳までの子どもたちの保育に加え、親子キャンプや畑と野原あそびの会、親子クラスなど、子どもと大人が一緒に「くらしを楽しむ」ためのさまざまな企画も行っています。
子どもだけでなく、大人もまた、自然や季節や手仕事に触れながら、自分たちの暮らしを見つめ直していく。そんな場でありたいと願っています。
 
いま、社会は大きく変わっています。けれど、どんな時代になっても、幼い子どもに必要なのは、急がせることではなく、その子の育つ力を信じて待つことだと私は思います。

土に触れること。風を感じること。手を使って暮らすこと。信頼できる大人に見守られながら、安心して遊びこむこと。そうした日々の積み重ねが、のちの学びや生きる力につながります。
 
18周年を迎えたいま、私はあらためて、都会に暮らす子どもたちにこそ、自然とともにある乳幼児期を届けたいと願っています。
 
 
そして、これから子育てをされるご家庭や、幼児教育のあり方に関心をお持ちの方々に、シュタイナー教育の価値を少しでも知っていただけたら嬉しく思います。
 
 
【お問い合わせ先】
赤川幸子(あかがわ ゆきこ)
株式会社こどもとくらし代表取締役
高輪シュタイナーこども園・広尾シュタイナーこども園園長
TEL:090-7945-4621
E-mail:akagawa@ts-kodomoen.jp
URL:https://ts-kodomoen.jp