東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)は、扇島LNG基地(神奈川県横浜市)の 4号地下式LNGタンク(容量25万m³、以下「本タンク」) について、2026年3月26日に 「Largest in-ground LNG storage tank(最大のLNG地下タンク)」 としてギネス世界記録(TM)の認定(以下「本認定」)を取得しました。本認定は清水建設株式会社、株式会社IHIプラントとの連名での取得です。
4月20日に実施された認定証授与式の様子
 本タンクは大阪城の天守閣がすっぽり収まるほどの巨大な地下構造物として、一般家庭約36万件の1年分の都市ガス使用量に相当する容量を備えています。
 東京ガスは、1969年にアジアで初めてLNGを導入して以来、世界に先駆けてLNG技術の高度化に挑戦してきました。1970年には日本で初めて地下式LNGタンク(根岸LNG基地、容量1万m³)を建設し、以降都市近接型エネルギーインフラに求められる安全性・信頼性の向上を目指して、半世紀以上にわたり地下式タンクの大型化・高度化を着実に進めてきました。本タンクはこれらの技術開発と知見の蓄積を反映したものです。
 
 地下式タンクは、地震時の安定性に優れるとともに、液面を常に地表面以下に保てる構造であることから、大都市にエネルギーを安定的に供給するための重要な技術として発展してきました。
 扇島LNG基地では、屋根まで地中化する「完全埋設」という設計思想をさらに発展させ、覆土(盛土)と緑化による景観・環境調和、そして敷地の有効利用を実現しました。これらは東京ガスが積み重ねてきた技術や知見を活かした、都市部で安全性・景観性・経済性を同時に満たすための最新の設計・施工上の工夫となります。
 
 扇島LNG基地全景(点線枠が世界最大地下式LNGタンク)
      地下式LNGタンクの大きさイメージ
 
 東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」で「LNGバリューチェーンの変革」を掲げています。今後もこれまで培った技術や知見を活用しながら、エネルギーの安全かつ安定的な供給に努めていきます。
 
 東京ガスグループは、創立140周年を迎えました。東京を越え、ガスを越え、未来を先取りする企業として挑戦を進めていきます。
 
<参考>
■本タンクの主な仕様 
貯蔵容量 250,000 m3
貯蔵液 ・液化天然ガス(LNG)
  ・設計温度:-162℃
  ・設計圧力:23.5 kPa
  ・液密度 :475 kg/m3
主要寸法 ・貯槽内径:72,000 mm(メンブレン内径)
  ・最高液深:61,700 mm
 
        地下式LNGタンク大型化の変遷 
        タンク内景(メンブレン)
                                            以上