一般社団法人日本雑穀協会(所在地:東京都中央区)は、
近年のコメ価格の高騰や供給環境の変化を背景に、
主食を取り巻く構造に変化が見られている中で、
雑穀の活用が新たな局面に入っていることが確認されたため、お知らせいたします。

近年、コメ価格は高値圏で推移し、
供給や流通の不安定さも指摘される中、
いわゆる「令和の米騒動」とも呼ばれる状況が発生しました。

こうした環境変化は、消費者の食行動だけでなく、
食品業界における主食の捉え方にも影響を与えています。

当協会が食品関連事業者や受講者から収集した情報、
および現場ヒアリングによると、
現在、主食において以下のような変化が確認されています。

・白米単体から、雑穀米・もち麦・玄米等を組み合わせた「ブレンド型主食」への移行
・コスト調整を目的とした分量設計としての雑穀活用の増加
・健康志向(食物繊維・栄養バランス)を付加価値とした主食提案の拡大
・米飯以外の雑穀入りメニューの定着、拡大

特に、コスト対応と価値提案を両立する手段として、
雑穀の活用が現場レベルで広がっている点が注目されます。

このような動きは、コメの価格が安定した後も、
食習慣として残っていく可能性が高いと見られます。


■ 現場で進む主食設計の変化

一方で、雑穀は種類ごとに食感や風味、調理特性が異なるため、
単に加えるだけでなく、その特性を活かした設計により、
美味しさを高めることが重要となります。

現場では、
「配合や加工方法で食味が大きく変わる」
「適切な組み合わせにより満足感が向上する」
といった声も聞かれており、
雑穀の価値を引き出すためには、知識とスキルに基づいた活用が求められています。

また、食品メーカーや流通、小売の現場では、
「米だけでは商品設計が成立しにくい局面が出てきている」との声もあり、
複数素材を組み合わせた主食設計へのシフトが進んでいます。

こうした動きは、今後の主食市場の構造そのものに影響を与える変化として、引き続き注視されます。


■ 人材の専門性が価値を左右

当協会の「雑穀エキスパート講座」受講者からも、
「原価調整と健康価値の両立が可能になった」
「提案の幅が広がり、商品開発や営業に活かせている」
といった声が寄せられており、
実務活用が進んでいる実態が明らかになっています。

このような動きは、一時的な代替ではなく、
主食の在り方そのものの変化を示すものと考えられます。

すなわち、
「主食=白米中心」という従来の構造から、
「用途や目的に応じて構成される主食」へと移行しつつあると言えます。

そのためには、雑穀に関する正しい知識と調理・配合のスキルが求められており、
設計を担う人材の専門性が、
商品価値を左右する中核要素となっていくと考えられます。


日本雑穀協会では、こうした動向を踏まえ、
雑穀の正しい知識と活用方法の普及を通じて、
食品業界および消費者双方にとって価値ある食提案を支援してまいります。


■ 関連情報

【雑穀エキスパート講座】
https://www.zakkoku.jp/ex66-recruitmentinfo

【日本雑穀アワード】
https://zakkokuaward.jp/



【当件についてのお問い合わせ先】
一般社団法人 日本雑穀協会 事務局:中西
〒103-0026
東京都中央区日本橋兜町15番6号 製粉会館6階
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