舌下免疫療法経験者の多くが、花粉シーズンのQOLが向上/長期的な治療継続を負担に感じる一方で、”オンライン診療”活用が継続の鍵に
 対面診療とオンライン診療を展開する「クリニックフォアグループ」(以下クリニックフォア)は、花粉症の症状でクリニックフォアを利用する方492名を対象に「2026年花粉症 実態調査」を実施しました。
 2026年の春花粉症シーズンにおける花粉飛散量は、東日本や東北を中心に、前年を上回る地域が多くなりました。ウェザーニュースによると、特に東京都では前年比約2倍となりました。(※)こうした花粉の飛散量増を背景に、クリニックフォアでも、花粉症の受診数が増加し、2026年2月から3月までの受診数は前年同期比で約60%増にのぼりました。新規受診の増加に加え、使用中のお薬では症状が十分に抑えられず、治療内容の見直しを目的とした再受診も増加したと考えられます。
 
 また、アレルゲンを少量ずつ体に取り入れることで体質そのものを変え、スギ花粉症に対して根本から改善する治療法「舌下免疫療法」の受診数も年々増加しています。2025年の受診数は前年比で約50%増となりました。従来は対症療法が中心だったスギ花粉症において、根本治療が新たな選択肢として注目が高まっています。
 
 このような状況を受け、クリニックフォアでは、2026年の花粉症の傾向や舌下免疫療法への関心度、さらに実際に治療に取り組んだ人の効果実感について調査を実施しました。その結果、2人に1人が「今年の花粉症は例年よりつらい」と実感しており、従来の薬では十分な効果を感じられなかった人がいることが明らかになりました。
 さらに、舌下免疫療法の経験者の多くが効果を実感しており、翌年、あるいは2年後の花粉シーズンには症状の改善を感じていることがわかりました。また、未経験者の約2人に1人が「やってみたい」と回答し、関心の高まりも確認されました。
 一方で、長期間にわたる定期的な受診を負担に感じる声も多く、オンライン診療の活用が治療継続の鍵となっている実態も浮き彫りとなりました。
 
(※)参考:ウェザーニュース「北日本を中心に大量飛散 西・東日本のヒノキ本格飛散は4月中旬まで」
 
 
 
 
「2026年花粉症 実態調査」概要
調査対象:
・調査結果1.2. 花粉症の症状でクリニックフォアを利用する方 265名
・調査結果3.  舌下免疫療法の治療でクリニックフォアを利用する方 227名
調査期間:2026年4月1日~2026年4月10日
調査方法:インターネット調査
 
※調査結果をご紹介いただく際は、「クリニックフォア調べ」と注釈をご記載ください。
※構成比の数値は小数点以下を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は100%とならない場合があります。
 
調査サマリー
<調査結果1.2026年の花粉症傾向>
■2026年の花粉症は、2人に1人が例年と比べて『つらかった』と実感
『花粉症のお薬が効かない』と感じることも
 花粉飛散量増加に伴い、症状悪化の可能性も
 
<調査結果2.舌下免疫療法への関心について>
■半数以上が『舌下免疫療法やってみたい』と回答
その理由には、将来的な花粉症の負担軽減・根本改善への期待も
■舌下免疫療法に関心がある一方で、長期的な通院など継続に伴う負担がハードルになっていることが浮き彫りに
 
<調査結果3.舌下免疫療法の経験者への調査>
■舌下免疫療法の経験者の多くが変化を実感
 変化実感は多くが『翌年』、約2割が『2年後の花粉症シーズン』から
■多くの舌下免疫療法経験者が、生活の質(QOL)の改善を実感
 特に「花粉症によるストレス軽減」「外出のしやすさ」「仕事への集中力」が改善
■長期間の定期的な通院が必要な舌下免疫療法は、オンライン診療の活用が継続の鍵に
 
 
調査結果1.2026年の花粉症傾向
■2026年の花粉症は、2人に1人が例年と比べて『つらかった』と実感
『花粉症のお薬が効かない』と感じることも
 花粉飛散量増加に伴い、症状悪化の可能性も

花粉症の方265名に、「例年と比べて、2026年の花粉症の症状はどう感じたか」を調査した結果、54%の人が「つらかった」と回答しました。
 
さらに、2026年の花粉飛散シーズンにおいて、「花粉症の薬が効かないと感じたことがあったか」を調査したところ、45%が「あった」と回答しました。
 
2026年の花粉飛散量の増加を背景に、従来のお薬では効果を十分に得られず、症状の悪化を感じた人が増えた可能性が考えられます。
 
調査結果2.舌下免疫療法への関心について
■半数以上が『舌下免疫療法やってみたい』と回答
その理由には、将来的な花粉症の負担軽減・根本改善への期待も

舌下免疫療法の未経験者238名に、「舌下免疫療法をやってみたいと思うか」調査した結果、半数以上が「やってみたい」と回答しました。
その理由として最も多かったのは「将来的な花粉症の負担を減らしたいと感じたため(53%)」、次いで「根本的に体質を改善したいと考えたため(47%)」、「年々、花粉症の症状が悪化していると感じるため(40%)」、「内服薬・点鼻薬・点眼薬などだけでは、症状を十分に抑えられないと感じたため(36%)」が続きました。
毎年悩まされるスギ花粉症に対し、症状を一時的に抑える対症療法から、体質改善を目指す根本治療への意識の高まりが見られます。
 
 


■舌下免疫療法に関心がある一方で、長期的な通院など継続に伴う負担がハードルになっていることが浮き彫りに
「舌下免疫療法をやってみたい」と回答した131名に、心配に感じている点について調査しました。その結果、最多が「長期間の定期的な通院(59%)」、次いで「長期間の服薬によるコスト負担(50%)」「医療機関を受診する時間の確保(42%)」挙げられました。
治療そのものではなく、継続に伴う負担がハードルとなっている実態が明らかになりました。通院に対する不安については、オンライン診療の活用により、通院負担や時間的制約の軽減が期待されます。
 
 
 
 
 
調査結果3.舌下免疫療法の経験者への調査
■舌下免疫療法の経験者の多くが変化を実感
変化実感は多くが『翌年』、約2割が『2年後の花粉症シーズン』から
舌下免疫療法の経験者227名に対し、「舌下免疫療法により、変化を感じているか」を調査したところ、多くが変化を実感していると回答しました。
※本調査は治療効果を保証するものではありません。
※本調査結果は個人の感想であり、医学的な効果を示すものではありません。
 
 
舌下免疫療法は、花粉症の原因物質(アレルゲン)を少量ずつ摂取する治療方法です。そのため、花粉飛散シーズン(1月~4月頃)に開始してしまうと、花粉症を発症している(アレルゲンに対して体の反応性が過敏になっている)中で、アレルゲンをさらに摂取することとなるため、症状が悪化する可能性があるため、スギ花粉症シーズンが終わる5月から、遅くとも12月までであれば、治療を開始できます。
変化を感じ始めたタイミングについて調査した結果、「治療開始の翌年の花粉症シーズン(67%)」が最も多く、次いで「治療開始から2年後の花粉症シーズン(26%)」となりました。
多くの人が翌年のスギ花粉症シーズンには変化を実感し、2年後にはさらに多くの人が変化を感じている傾向が見られました。
 
 
 
 
 
 
■多くの舌下免疫療法経験者が、生活の質(QOL)の改善を実感
特に「花粉症によるストレス軽減」「外出のしやすさ」「仕事への集中力」が改善
舌下免疫療法の経験者227名に、治療前後の生活の質(QOL)について、0を「まったく満足していない」、10を「非常に満足している」とする11段階で調査しました。その結果、平均スコアは3.0から7.2へと4.2ポイント改善しました。症状の軽減にとどまらず、日常生活への影響も大きく改善していることがうかがえます。
さらに、特に生活の質(QOL)が向上したと感じる点としては、「花粉症によるストレスの軽減(60%)」「外出のしやすさ(52%)」「仕事への集中力の向上(51%)」が上位に挙げられました。

■長期間の定期的な通院が必要な舌下免疫療法は、オンライン診療の活用が継続の鍵に
舌下免疫療法の治療を中断し、再開したことがある43名に、治療の継続ができた理由について質問した結果、最多が「オンライン診療を利用できるようになったため(70%)」次いで「症状がつらく再度治療したいと思ったため(30%)」となりました。
さらに「オンライン診療が舌下免疫療法の継続に影響したと回答した」41名に、オンライン診療のどの点が、継続につながったと感じるかどうか質問したところ、「通院の手間がない(90%)」「スキマ時間で受診できる(61%)」「自宅にお薬が届く(59%)」となりました。オンライン診療の利便性が治療継続の鍵になっていることがわかりました。
医師のコメント
今回の調査から、2026年は花粉飛散量の増加を背景に、例年以上に症状のつらさを感じている方が多く、従来のお薬だけでは十分にコントロールできていない実態がうかがえます。
 
スギ花粉症の治療には、症状を抑える対症療法だけでなく、アレルゲンに対する体の反応そのものを変えていく「舌下免疫療法」という選択肢があります。今回、治療経験者の多くが翌年以降に効果を実感し、生活の質(QOL)の改善にもつながっていることが示された点は、非常に意義のある結果といえます。
 
一方で、舌下免疫療法は数年単位での継続が必要となるため、通院の負担や時間的な制約がハードルになりやすい治療でもあります。今回の調査でも、オンライン診療の活用が治療の継続に寄与していることが明らかになりました。通院の負担を軽減しながら治療を続けられる環境を整えることが重要になると考えられます。
 
スギ花粉症の症状がつらい場合や、現在の治療で十分な効果を感じられていない場合には、自己判断で我慢せず、医療機関に相談することをおすすめします。
下記にあてはまる人は、舌下免疫療法を検討してみてください。
 
・花粉を気にせず日々を過ごしたい方
・花粉症のお薬を服用していても症状が辛い方
・花粉症薬を服用すると副作用で眠くなっていまい、仕事・家事・学業に支障がでている方
・花粉飛散シーズンの服用の量を減らしたい方
・将来妊娠を希望していて、妊娠・授乳時には花粉症薬を服用したくない方
 
 
■治療開始時期は、花粉の飛散が終わる5月・6月頃がおすすめ
舌下免疫療法は、花粉症の原因物質(アレルゲン)を少量ずつ摂取する治療方法です。そのため、花粉飛散シーズン(1月~4月頃)に開始してしまうと、花粉症を発症している(アレルゲンに対して体の反応性が過敏になっている)中で、アレルゲンをさらに摂取することとなるため、症状が悪化する可能性があります。
 
また、治療を開始してから効果が出るのに時間がかかるため、できるだけ早めのスタートをおすすめします。そのため、花粉の飛散シーズンが終わる、5月末頃から6月の開始がベストタイミングです。遅くとも12月までであれば、治療を開始できるため、関心がある場合は、早めに医療機関へ相談することがおすすめです。
 
 
 
クリニックフォアの「オンライン花粉症・舌下免疫(保険診療)」について
「舌下免疫療法」は、治療の適応可否を確認するためのアレルギー検査(血液検査)と、検査結果を踏まえた初回のお薬の処方は対面診療での受診が必須です。(経過が安定している継続処方の方のみ、オンライン診療への切り替えが可能です)
 
クリニックフォアでは、対面・オンライン診療どちらも展開しているため、初診及び、初回のお薬の処方は対面のクリニックで受診いただき、継続処方においてはスムーズにオンライン診療への切り替えが可能です。
また、他院で舌下免疫療法の受診経験がある方も、継続処方の場合オンライン診療の受診が可能です。
クリニックフォアのオンライン診療は、自宅など好きな場所から受診ができ、お薬をご自宅のポストに配送します。さらに保険診療で受けられることも特長です。
 
忙しくて対面診療の医療機関が受診できない時も、安心してご利用いただけます。
 
<対面診療の特長>
・すべてのクリニックで医療DXを推進し、待ち時間を削減、予約の取りやすさを実現
・舌下免疫療法の受診ができる対面診療のクリニックは全国15院展開(*)
 エリア:田町・新橋・飯田橋・有楽町・大手町・四谷・大宮・池袋・渋谷・心斎橋・亀戸・浅草橋・巣鴨・札幌・溝の口
(*)2026年4月時点
 
 
<オンライン診療の特長>
・自宅や好きな場所から診察が受けられる
・保険診療による受診が可能
・お薬は最短翌日に自宅に届く(※1)
・院内処方でお薬が届くので、薬局に行く必要なし
 
(※1)発送日は決済完了時間により前後します。北海道、九州、沖縄、その他離島に関しましては、発送からお届けまで最短2日必要となります。
※対面診療をご案内させていただく場合があります
※診察の結果、医師の判断によりお薬の処方ができない場合もございます。
 
 
<「舌下免疫療法」治療の流れ>
オンライン花粉症・舌下免疫(保険診療)

毎年悩まされるスギ花粉症に対し、症状を一時的に抑える対症療法から、体質改善を目指す根本治療への意識の高まりが見られます。

多くの人が翌年のスギ花粉症シーズンには変化を実感し、2年後にはさらに多くの人が変化を感じている傾向が見られました。

オンライン診療の利便性が治療継続の鍵になっていることがわかりました。