本PoC実施の背景
東レグループは、1963年のタイへの進出から海外での生産活動を開始して以来、東南アジア、欧米、韓国、中国等の国々を中心にグローバルオペレーション体制を構築しています。また、いずれの国・地域で生産された製品も、東レ独自の高い品質水準である「Made in Toray」を追求しています。
東麗(香港)の各地縫製拠点での生産活動は、言語や文化の違いを考慮した製造手順の教育が必要です。しかし、近年では製品ライフサイクルの短期化に伴い、短期間での作業習熟率の向上が急務となっています。また、縫製時間の短縮による生産量効率化、業務負荷の軽減といったニーズが求められていました。
これらの課題を受け、アジラが保有する作業解析AI技術である「WorkPose」を活用し裁縫作業の映像解析を通じた客観的・定量的なデータを提供することで、作業者毎の作業効率性の差異やムラを発見し、より効率的な作業を実施できる体制を目指し、本PoCの実施に至りました。
本PoCの内容
本PoCでは、工場内にカメラを新設し、アジラの作業解析AI技術「WorkPose」を用いて縫製作業を解析します。以下の①~③ステップでPoCを進めてまいります。
①縫製作業のデータ化: 工場内の映像から作業者の動きを精密に解析・データ化
②標準時間との差異抽出: 個々の作業者と作業標準時間との差異を定量的に抽出し、改善ポイントを特定
③生産性向上への貢献: データに基づいた効率的な教育・指導を実現し、縫製時間の短縮と生産量拡大を支援
今後の展望
本PoCを皮切りに、アジラは東レグループが掲げる「Made in Toray」の品質基準を担保しつつ、言語や文化の壁を越えた客観的なデータに基づく指導・教育を支援することで、グローバルな生産拠点の均質化・標準化・効率化の推進をサポートしてまいります。
株式会社アジラ
代表者:代表取締役CEO 兼 COO 尾上剛
所在地:東京都町田市中町一丁目4-2
事業内容:行動認識AIをベースとした各種プロダクト・ソリューションの開発・提供
公式webサイト:https://jp.asilla.com/