セルオートマトンが描く、計算から立ち上がる世界。LED筐体による物理作品とジェネラティブ作品の2軸で構成する初個展。
デジタルテクノロジーを駆使した新しいアートのためのプラットフォームを運営するNEORT株式会社(代表取締役:高瀬俊明、本社:東京都品川区、以下NEORT)は、東京・馬喰町のデジタルアート専門展示空間「NEORT++」にて、アーティスト Kazuhiro Tanimoto の個展Rain Blooms - Worlds Emerging from Computation」を、2026年5月15日(金)~5月31日(日)の期間で開催いたします。
 
本展は、人工生命(ALife)モデルであるセルオートマトンを軸とした計算プロセスから立ち上がる、ビジュアル表現の多様性を提示する展覧会です。会期中、LEDパネルを用いた物理筐体作品の展示に加え、ジェネラティブアートのプラットフォーム Art Blocks Studio にて、エディション128点のデジタル作品コレクション「Rain Blooms」を5月22日(金)0:00 JSTよりリリースいたします。
 
NEORTはこれまでも、海外アーティストの招聘や国際的なプロジェクトを通じてグローバルな活動を展開してきましたが、本展はジェネラティブアートの主要プラットフォームである Art Blocks Studio との協業プロジェクトとして、米国を中心とした海外市場への展開をさらに加速させる取り組みとなります。NEORTとArt Blocksは今後、販売・展示の両面でさらなる協業を継続的に進めていく予定です。
■ 展覧会概要
タイトル: Rain Blooms - Worlds Emerging from Computation 
作家: Kazuhiro Tanimoto 
会期: 2026年5月15日(金)~5月31日(日) 
開廊時間: 14:00 - 19:00
休廊日: 月曜日・火曜日・祝日
会場: NEORT++(東京都中央区日本橋馬喰町2-2-14 maruka 3F) 
入場料: 無料 
特設ページ: https://two.neort.io/exhibitions/rain_blooms
 
■ オープニングレセプション
会期初日、作家を迎えてのオープニングレセプションを開催します。どなたでもご参加いただけます。
日時: 2026年5月15日(金)18:00 - 21:00 
会場: NEORT++ 
参加費: 無料
RSVP(Luma): https://luma.com/c2yeehwt
 
■ 展示構成
本展は、計算プロセスから生まれるビジュアル表現を、デジタル物理の二つの形式から提示します。
 
デジタル作品「Rain Blooms」
セルオートマトンを軸に展開する、ネイティブJavaScriptによるジェネラティブアート作品。局所ルールが反復されることで、雨が花を咲かせるように偶発的・有機的なビジュアルが立ち上がります。
 素材: Code(ネイティブJavaScript) 
エディション: 128 
リリース日: 2026年5月22日(金)0:00 JST 
販売価格: 約16,000円 
販売プラットフォーム: Art Blocks Studio(https://www.artblocks.io/)
 
物理筐体作品
本作品のアルゴリズムをマイコン上で実行する、LEDパネルとアルミフレームによる物理筐体作品を展示。
※筐体の詳細仕様および販売方法については、会期開始までに特設ページ・NEORT++公式SNSにて発表いたします。
 
■ Art Blocks Studio との協業について
本展「Rain Blooms」は、NEORTとジェネラティブアートの販売プラットフォーム Art Blocks Studio が共同で展開する協業プロジェクトです。
Art Blocksは、ジェネラティブアートのためのキュレーション/販売プラットフォームとして米国で創業し、世界のコードベース表現を牽引してきた存在です。NEORTはこれまでも国際的な文脈での活動を行ってきましたが、本協業を通じて、日本のジェネラティブアーティストの作品を 米国を中心とした海外コレクター・コミュニティへ届ける流通経路をさらに強化します。
 
 「Rain Blooms」のリリースを起点として、NEORTとArt Blocksは今後、販売・展示の両面において日本発のジェネラティブ表現がグローバルな文脈に接続される、継続的なプロジェクトとして展開してまいります。
 
■ 作家コメント
「Rain Blooms」では、あらかじめ完成した映像ではなく、小さな要素同士の相互作用から視覚と音がその場で変化し続ける仕組みを作りました。独自のセル・オートマトンを設計し、近傍の取り方、複数の種族、生命力といった要素を組み合わせることで、比較的小さな計算システムから多様な表情が生まれる可能性を探っています。人間が最終的なかたちを直接決めるのではなく、計算の反復から変化が生成される、そのようなプロセスを通じて、コンピュータによる表現の可能性を考えています。 
- Kazuhiro Tanimoto
 
■ 作家プロフィール
Kazuhiro Tanimoto
Kazuhiro Tanimotoは材料研究開発に従事する化学者であり、コンピュータを用いたジェネラティブなオーディオ・ビジュアル表現を行っている。計算機の処理能力を活かしたリアルタイム生成システムの構築を軸に、セル・オートマトンをはじめとするアルゴリズムによる動的な変化や、物質的・社会的な現象にも通じる生成・変形・崩壊のプロセス、さらにそうした計算過程から生まれるコンピュータに固有の表現に関心を持つ。作品はRhizome ArtBaseに収蔵され、Art Blocks Curatedにも選出されている。主な展示歴に、WSA(ニューヨーク)、VA HUB(台北)、NEORT++(東京)、Art Blocks Gallery(マーファ)などがある。また、第21回文化庁メディア芸術祭ではアート部門審査委員会推薦作品に選出された。
 
WEB: https://www.kazuhirotanimoto.com/
■Art Blocksについて
Art Blocksは、ジェネレーティブアート(生成芸術)の拠点として、デジタルアートの創作・収集・恒久的な保存のあり方を再定義しています。2020年にErick Calderon(通称Snowfro)によって設立されたArt Blocksは、コレクターが唯一無二の作品を所有することを可能にします。各作品はアーティストのアルゴリズムによってリアルタイムで生成され、すべての作品が真に唯一無二であることが保証されます。2025年、Art Blocksは「Art Blocks 500」を完成させました。これは、オンチェーン・ジェネレーティブアートの基盤となる時代を象徴する、500プロジェクトから成る有限のフラッグシップ・コレクションです。Art Blocksに参加するアーティストの作品は、世界各国の主要な美術館や文化機関に収蔵されています。
■ NEORT++ について
NEORT++は、コンピュータ技術を駆使したアートの体験を共に考える実験的空間として、2022年4月に東京・馬喰町に開廊したデジタルアート専門の展示空間です。NEORT株式会社が運営し、国内外のジェネラティブ・コードベース表現に焦点を当てた展覧会を継続的に開催しています。
 
所在地: 東京都中央区日本橋馬喰町2-2-14 maruka 3F 
WEB: https://two.neort.io/
■ NEORTについて
デジタルテクノロジーを駆使したアーティストと社会をつなぐことを支援。デジタルアートのためのオンラインプラットフォーム「neort.io」を運営する。2022年4月には、デジタルアート専門の展示空間「NEORT++」を馬喰町にて開廊。2024年6月には、ブロックチェーン技術を活用した事業開発やNFTアートのプロデュースなどを行うTARTとの合併により現体制となる。
 
主な活動に、Generativemasks(2021)、Nishikigoi NFT(2022)、ジェネラティブアート展覧会「dialog()」(2024)、DIG SHIBUYA公式プログラム「BYOD² - BRING YOUR OWN DATA & DISPLAY」(2025)、「SCREENS CONTEXTUALIZED」(2026)など。
 
WEBサイト: https://team.neort.io/ 
X(旧Twitter): https://x.com/neort_io