結婚相談所Presia(株式会社Presia)は、マッチングアプリの利用経験がある20~50代の男女200名を対象に「マッチングアプリをやめた理由」に関する調査を実施しました。
 
調査の結果、マッチングアプリをやめた最大の理由は、女性では「アプリ内で交際相手ができた」(37.9%)が1位、男性では「疲れた・しんどくなった」(33.8%)が1位となり、男女で完全に逆転していることが明らかになりました。さらに男性の22.1%が「誰にも会わずにアプリを閉じた」(女性11.4%の約2倍)、男性は女性の2.6倍「お金の負担」を理由に挙げるなど、男性側の経済的・精神的負担が際立つ結果となりました。
 
◼️男女で1位が逆転
マッチングアプリをやめた最大の理由を尋ねたところ、全体TOP5は以下のとおりでした。
【全体TOP5(N=200)】
1位:アプリ内で交際相手ができた(35.0%)
2位:疲れた・しんどくなった(27.5%)
3位:アプリ外で交際相手ができた(8.0%)
4位:理想の相手と出会える気がしなかった(7.0%)
5位:ヤリモクや遊び目的が多かった(5.5%)
しかし、男女別に見ると1位が真逆になりました。女性132名では「アプリ内で交際相手ができた」(37.9%)が1位となり、約4割が"アプリ卒業"の形で離脱しています。
【女性132名のTOP5】
1位:アプリ内で交際相手ができた(37.9%)
2位:疲れた・しんどくなった(24.2%)
3位:アプリ外で交際相手ができた(9.1%)
4位:理想の相手と出会える気がしなかった(8.3%)
5位:ヤリモクや遊び目的が多かった(6.8%)
一方、男性68名では「疲れた・しんどくなった」(33.8%)が1位となり、女性で1位だった「卒業」は2位(29.4%)に後退。3位には「お金の負担が大きかった」(11.8%)が入り、男女で大きな差がつきました。
【男性68名のTOP5】
1位:疲れた・しんどくなった(33.8%)
2位:アプリ内で交際相手ができた(29.4%)
3位:お金の負担が大きかった(11.8%)
4位:アプリ外で交際相手ができた(5.9%)
5位:マッチングしても希望と合わなかった/理想の相手と出会える気がしなかった(各4.4%)
「お金の負担」(男性11.8%、女性4.5%)と「ヤリモク・遊び目的」(女性6.8%、男性0%)は、それぞれ男女で偏りが顕著に表れました。
▼回答者から寄せられたリアルな声
「相手からいいねが来て、一週間ほどメッセージでやり取りをした後、アプリ内の電話機能で通話。週に1回のペースで計3回デートをして、3回目のデートで告白を受けてお付き合いを開始しました。交際9ヶ月でプロポーズをしてもらい、交際1年の記念日に入籍しました。」(女性30代)
「正直、マッチングアプリってかなり消耗戦。毎回いちから自己紹介して、相手に合わせて会話考えて…それだけで普通に疲れる。やり取り続かないと時間無駄にした感あるし、既読無視とか急にフェードアウトも当たり前で地味にダメージくる。期待と現実のズレに振り回されて、メンタル削られるのが一番きつい。」(女性30代)
「新しくマッチをするたびに新しく構築しないといけない人間関係や、話が盛り上がってきて実際に会う約束をしていたのに急に退会したりと『結局、あの時間は何だったんだろう…』と思うことが多々ありました。6,000円払っても一人も会えずにサブスク期限が来てしまう人、かなり多いと思います。」(男性30代)
◼️マッチングアプリをやめた理由TOP7(N=200)
全14選択肢から「やめた最大の理由」を1つ選んでもらった結果、上位は以下のランキングとなりました。
1位:アプリ内で交際相手ができた(35.0%)
2位:疲れた・しんどくなった(27.5%)
3位:アプリ外で交際相手ができた(8.0%)
4位:理想の相手と出会える気がしなかった(7.0%)
5位:ヤリモクや遊び目的が多かった(5.5%)
6位タイ:お金の負担が大きかった(4.5%)
6位タイ:マッチングしても希望と合わなかった(4.5%)
◼️"卒業組"と"消耗組"の二極化
回答者の離脱理由をポジ/ネガで分類すると、「アプリ内・外で交際相手ができた」と回答した"卒業組"が43.0%、「疲れた」「出会えない」「ヤリモク被害」など否定的な理由で離脱した"消耗組"が52.5%となりました。
【ポジ卒業組(N=86、43.0%)】
平均利用期間:8.1ヶ月
平均デート人数:8.3人
結末:恋人・結婚相手と出会えた
【ネガ離脱組(N=105、52.5%)】
平均利用期間:8.1ヶ月(同じ)
平均デート人数:3.9人
結末:疲弊して退会
利用期間は同じ8.1ヶ月であっても、会えた人数(卒業組8.3人vs消耗組3.9人)に2倍以上の差があり、「会えた人数」が結末を分ける最大の要因となっていることが定量的に確認されました。
サブセグメント分析でも傾向は明確でした。4人以上に会えた人(N=85、全体42.5%)の47.1%が「卒業」した一方、誰にも会えなかった人(N=30、全体15.0%)の40.0%は「疲弊」して退会しています。会える人数が"閾値"を超えるかどうかで、結末が分かれる構造が見えてきます。
◼️男性の"課金疲れ"
「お金の負担が大きかった」を最大の離脱理由に挙げた割合は、男性11.8%(女性4.5%)と男性が女性の2.6倍となり、男性側の経済的負担が顕著に表れました。
 
自由記述からは、男性側の主な負担構造として、サブスク代(月3,000~6,000円)、デート代(1回1万円超もザラ・男性負担のケース)、いいね追加・ブースト・メッセージ開放などの追加課金、交通費が挙げられました。
 
加えて、男性の22.1%は誰にも会わずにアプリを閉じており(女性11.4%の約2倍)、「サブスク代を払い続けながら一度も対面できない」状況が男性側で頻発していることが示唆されます。
▼回答者から寄せられたリアルな声
「毎回毎回、ご飯を男側が出していたので金銭的につらくなった。一回のデートで1万円近くが飛んでいくこともあるので、これだけ投資しても『次はなかった』という空振りが数回続くと、時給換算や生活費との兼ね合いで『コスパが悪すぎる』と判断した。経済的な限界を感じて身を引くことになりました。」(男性40代)
「いいね数の追加購入やメッセージ開放、ブースト機能など、出会いのチャンスを増やすための課金が積み重なったためです。最初は基本料金だけで十分だと思っていましたが、実際にはマッチング率を上げるために追加課金をしないと厳しく、気づけば毎月の出費が予想以上に膨らんでいました。」(女性20代)
◼️年代別と満足度の傾向
年代別に「疲れた・しんどくなった」を最大の理由に挙げた割合を見ると、20代20.0%、30代30.0%、40代44.4%と、年齢が上がるほど消耗率が上昇する傾向が確認されました。40代は20代の2.2倍にあたります。
【年代別やめた理由TOP3】
20代(N=65):1位:アプリ内で交際相手ができた(29.2%)/2位:疲れた(20.0%)/3位:アプリ外で交際相手ができた(13.8%)
30代(N=100):1位:アプリ内で交際相手ができた(41.0%)/2位:疲れた(30.0%)/3位:理想の相手と出会えない(7.0%)
40代(N=27):1位:疲れた(44.4%)/2位:アプリ内で交際相手ができた(18.5%)/3位:マッチしても合わない(11.1%)
30代は最も「卒業」できる世代(41.0%)でしたが、40代では「疲れた」が爆発し、世代が上がるほど消耗離脱の比率が高まる構造が浮き彫りになりました。
 
また、マッチングアプリ全般への満足度(5段階)の平均値は、全体3.33/5。最も多かった回答は「どちらともいえない」(39.5%)で、満足度はおおむね中立帯にとどまりました。性別比較では女性3.41に対して男性3.18と、男性のほうが0.23ポイント低い結果となりました。「不満(やや+非常に)」の比率も男性23.5%、女性14.4%と男性側で高く、ネガ離脱が起きやすい構造が確認されました。
▼回答者から寄せられたリアルな声
「タイプの人だと思ってマッチングしてご飯に行っても結局体目的の雰囲気がして気持ちが悪かったです。終電逃したから責任取れと言われ家まで着いてこられたりすることもありました。家に上げるのを拒否したところ次回のデートの約束もなしになり連絡先も急に消去されたりと自分勝手な方が多かった印象です。」(女性20代)
「マッチして会ってみたはいいものの、実際に会ってみると写真と顔が全く違ったり、趣味とか価値観とかが合わなかったりして、マッチングしている意味が無いなって感じて残念でした。皆さん真面目に取り組んでいるんだろうけれど、結構嘘であったり、過大評価が多いイメージかなって思います。」(女性30代)
結婚相談所Presia 代表・来島美幸からのコメント
今回の調査では、マッチングアプリの利用結果が「卒業」と「消耗」の二極に分かれることが定量的に示されました。同じ8.1ヶ月の利用期間でも、会えた人数(卒業組8.3人vs消耗組3.9人)によって結末が真逆になる構造があり、特に男性側で「経済的負担」「対面に至れない」という二重の壁が顕在化しています。
マッチングアプリは出会いの選択肢として有効な手段の一つですが、結果は「会えた人数」という偶発的な要素に大きく依存します。婚活手段の選び方として、出会える人数や相手の真剣度が事前に明確な選択肢(結婚相談所など)を併用することも、二極化の"消耗組"側に陥らないための一つの選択肢になり得るでしょう。
<アンケート調査概要>
調査対象:マッチングアプリの利用経験がある20~50代男女200名
調査時期:2026年4月
調査機関:株式会社SUNCOREとの共同調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「マッチングアプリの利用者アンケート」
 
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