1. はじめに

既婚者コミュニティを運営するレゾンデートル株式会社(東京都渋谷区); https://raisondetre-inc.co.jp/ は、2026年4月にインターネット上で一般の既婚男女2,000人を対象に、「ゴールデンウィークの過ごし方と夫婦仲の関係性」に関する意識調査を実施しました。
 

前回の分析(第1報)では、夫婦仲によってゴールデンウィーク(GW)の過ごし方に大きな差があることが明らかになりました。例えば、「一緒に過ごしたい」と回答した割合は、夫婦仲が良い人で90.2%だったのに対し、悪い人では16.4%にとどまりました。

 

さらに過ごし方の内容においても、仲が良い夫婦では「外出」「旅行」「趣味」といった一緒に楽しむ行動が多い一方で、仲が悪い夫婦では「帰省」「家事・育児」など必要性の高い行動が中心となるなど、行動レベルでも明確な違いが確認されています。
 

では、そもそも夫婦仲が悪い人たちは、GWなどの長期連休をどのように感じているのでしょうか。

 

本調査では、夫婦仲が「悪い」と回答している既婚男女200人(男女各100人)に限定し、連休中のストレスや衝突、過ごし方の実態について詳しく分析しました。
 

長く一緒にいなければならない時間は、関係性が良好であれば「楽しい時間」になりますが、そうでない場合は一転して「逃げ場のない時間」にもなり得ます。第2報では、そんな連休の裏側にあるリアルな実態に迫ります。


 

<調査概要>

・調査タイトル:ゴールデンウィークの過ごし方と夫婦仲の関係性に関する調査

・調査期間:2026年4月24日~4月27日

・調査対象者:夫婦仲が悪い20〜59歳の既婚男女200人(男女各100人)

・調査⽅法:インターネット(セルフ型アンケートツールFreeasyを利⽤)

・エリア:全国

・調査機関:レゾンデートル株式会社(https://raisondetre-inc.co.jp/

・調査報告の掲載:既婚者の男女関係に関する調査

・本報告の発表⽇:2026年4⽉28⽇

 

2. 長期連休は苦痛? 半数近くが「困る」と感じるリアル

まずは、GWのような長期連休において、夫婦仲が悪い人は過ごし方に困ることがあるかを見ていきます。

 

男性では、「よくある」が14.0%、「ときどきある」が19.0%となり、合計33.0%が何らかの困りごとを感じている結果となりました。「全くない」は21.0%、「あまりない」は12.0%でした。

 

一方、女性では「よくある」が20.0%、「ときどきある」が28.0%と、合計48.0%にのぼり、約半数が困りごとを感じている結果となっています。「全くない」は14.0%にとどまりました。
 

▼図1:長期連休の夫婦の過ごし方で困ることはある?

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この結果から、仲が悪い夫婦にとって、長期連休は必ずしもリラックスできる時間とは言えず、負担やストレスを感じる人も一定数いることが分かります。


特に女性では、約2人に1人が夫婦の過ごし方に困ると感じており、男性よりも強いストレスを抱えている傾向が見られます。この男女間の認識差は、同じ時間を共有していても感じている現実が異なることを示唆しており、それ自体がさらなるストレスの要因になっている可能性もあります。

 

例えば、普段は仕事で家を空けている夫が長期連休中は自宅にいる時間が増え、夫婦の関係性が良くない場合には些細なことでもストレスを感じてしまう――そんな状況に戸惑う人もいそうです。

 

また、連休を楽しむ他の家庭の様子を見て自分たちと比べてしまい、「何か特別なことをしなければならないのでは」とプレッシャーや焦りを感じてしまう人もいるのではないでしょうか。

 

3. 連休中でも喧嘩は増えない?衝突しないワケとは 

続いて、夫婦仲が悪い人は、長期連休中に夫婦喧嘩が増えるかについて見ていきます。


男性では、「かなり増える」が6.0%、「やや増える」が17.0%で、合計23.0%が「増える」と回答しました。「変わらない」は63.0%と多数を占め、「減る」は合計14.0%でした。
 

女性では、「かなり増える」が11.0%、「やや増える」が15.0%で、「増える」と回答した人は合計26.0%となり、男性よりやや高い結果となっています。「変わらない」は58.0%でした。


▼図2:長期連休中は夫婦喧嘩は増える?

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仲が悪い夫婦でも、連休中に喧嘩が増えると感じている人は約4分の1にとどまり、多くの人は「変わらない」と感じているようです。


この結果については、前回の第1報の内容も踏まえて見る必要があります。第1報では、夫婦仲が悪い人のうち、今年のGWに「一緒に過ごす予定がある」と回答した人は21.9%にとどまり、約8割が一緒に過ごさない予定であることが明らかになっていました。
 

つまり、そもそも一緒に過ごす時間自体が少ないため、喧嘩が増える状況になりにくいと考えるのが自然です。言い換えれば、「喧嘩が増えない」のではなく、「喧嘩になる接点自体を減らしている」可能性があるということです。
 

実際に、関係性が良くない夫婦にとっては、長時間同じ空間で過ごすこと自体がストレスになりやすく、意識的に距離を取ることで衝突を避けている人もいるのではないでしょうか。
 

4. 同じ家にいるのに別々? 仲が悪い夫婦のGWの実態

最後に、今年のGWにおいて、仲が悪い夫婦は別々にどのように過ごす予定なのかを見ていきます。


最も多かったのは「自宅でゆっくり過ごす」で、男性30.0%、女性38.0%でした。


次いで、「1人で出かける」は男女ともに23.0%、「仕事をする」は男性17.0%、女性15.0%、「趣味の活動」は男性18.0%、女性12.0%となっています。


 また、「家事・育児に時間を使う」は女性20.0%と男性(10.0%)の2倍となっており、負担の偏りも見られます。


 ▼図3:【今年のGW】夫婦別々に過ごす予定は?

グラフィックス3.png

 


全体としては、「1人で出かける」「趣味」「仕事」といった、意識的に個人の時間を確保しようとする動きがうかがえますが、一方で、この結果で注目すべきは、「別々に過ごす=外出する」というイメージに反して、「自宅で過ごす」が最も多い点です。物理的に距離を取れる外出よりも、同じ家の中で過ごすことを選んでいるのは意外な結果と言えます。

 

一見すると不思議にも見えますが、外出してまで距離を取るのは面倒だったり、自分だけが時間やお金を使うことに抵抗を感じたりする人もいるのかもしれません。そのため、自宅にいながらも別の部屋で過ごすなど、接触を避けながら1人の時間を確保している――そんな過ごし方をしている人も想像できます。


 さらに、女性では「家事・育児」の割合が高く、同じ家にいながらも役割によって時間の使い方が分断されている可能性もあります。こうした日常の積み重ねが、夫婦関係に影響を与えている側面もあるのかもしれません。


 総じて、「一緒にいない方が楽」と感じて距離を取っている人もいれば、夫婦関係が良くない中で長期休暇を自宅で過ごすこと自体に苦しさを感じている人もいるなど、さまざまな実態が浮かび上がります。


 特に、特別な予定もなく時間を持て余している場合には、普段とは異なる時間の使い方や人との関わりを求めたくなる場面もあるのではないでしょうか。こうした長期連休という非日常の時間だからこそ、日常とは少し異なる関係性や新たなつながりに触れることで、気持ちに変化が生まれるケースもあるのかもしれません。

 

5. まとめ

今回の調査で見えてきたポイントは、以下の通りです。


夫婦仲が悪い人のうち、長期連休の過ごし方に「困ることがある」と回答した人は、男性33.0%、女性48.0%にのぼり、特に女性でストレスを感じている割合が高い結果となりました

連休中に夫婦喧嘩が「増える」と感じている人は約4分の1にとどまり、その背景には、接触機会の少なさが影響している可能性が示唆されました

別々の過ごし方としては「自宅で過ごす」が約3割と最も多く、同じ家にいながらも距離を取り、それぞれが別の時間を過ごしている実態が見られました

 

今回の結果から、夫婦仲が悪い人たちにとって、GWのような長期連休は、単なる休暇ではなく、関係性の距離やストレスがより顕在化しやすい時間であることがうかがえます。

 

表面的には大きな衝突が起きていなくても、その背景には「一緒に過ごさない」という選択や、同じ空間にいながら距離を保つ工夫が存在している可能性があります。


 長期連休という非日常の時間は、夫婦関係のあり方だけでなく、自分自身の過ごし方やつながりを見つめ直すきっかけにもなり得ると言えそうです。


 

◎調査の目的

私どもレゾンデートル株式会社(東京都渋谷区); https://raisondetre-inc.co.jp/は、「結婚後の新たな生き方」を提案する既婚者向けメディアやネットサービスの展開を行うシステム開発企業です。現代の夫婦関係のあり方や多様性を把握し、今後のサービス開発に向けた市場動向を探るため、今回の調査を企画しました。

 

◎調査内容・本リリースに関するお問い合わせ

今回の調査内容やデータの詳細に関するお問い合わせ、報道関係の皆様の取材依頼やお問い合わせは下記までお願い申し上げます。

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担当:浦野