2026年度CO2排出量取引制度の義務化で高まる省エネ需要に対応、施工前に効果の根拠を提示できる新サービス
概要
遮熱シート「サーモバリア」の専属施工会社である株式会社SUNUP(本社:愛知県蒲郡市、代表取締役:大葉史勝、以下「サナップ」)は、空調気流シミュレーションを手がけるファシラボ(所在地:愛知県岡崎市、代表:稲熊亮司)と連携し、「遮熱施工×空調シミュレーション」によるCO2削減ワンストップサービスを提供開始しました。
 
従来の遮熱施工では、施工後に初めて効果が判明するため、「どの程度効果があるのか」「屋根だけで足りるのか、壁も必要なのか」といった判断が難しく、投資に踏み切れない企業が少なくありませんでした。本サービスでは、施工前にシミュレーションで複数の施工パターンを比較し、最も費用対効果の高いプランを数値で提示します。
 
2026年度CO2排出量取引制度の義務化
2026年度より、年間CO2排出量10万トン以上を排出する企業約300~400社を対象に、排出量取引制度(GX-ETS)の第2フェーズが義務化されます。対象は大企業が中心ですが、サプライチェーン全体でのCO2管理が求められる流れの中で、取引先の大手企業から「省エネ状況の報告」や「CO2削減への取り組み」を要請される中小企業が増えています。
 
 一方で、多くの中小企業にとって、CO2削減の具体的な手段や投資対効果の見極めは容易ではありません。「対策が必要なのはわかっているが、何にいくらかければどの程度の効果があるのかが見えない」という声が現場から多く聞かれます
 
従来の遮熱施工と何が違うのか
1. 施工前に、工場全体の温度分布と気流を3Dで可視化
本サービスでは、工場の図面をもとに3Dモデルを作成し、空調気流解析ソフトを用いて、施工前に工場内の温度分布と空気の流れをシミュレーションします。これにより、「工場のどのエリアが特に暑いのか」「熱気がどこに滞留しているのか」が目に見える形でわかります。
※工場の図面をもとに作成した3D解析モデルの例。屋根構造・窓・生産設備の配置などを反映し、実際の工場に近い条件で解析を行います。
2. 複数の施工パターンを比較し、最適プランを提示
遮熱シートの施工には、「屋根面だけ」「屋根+窓」「屋根+窓+壁」など、施工範囲によって費用も効果も大きく変わります。本サービスでは、施工範囲ごとにシミュレーションを実施し、それぞれの温度低下効果を比較表で提示します。
 
たとえば、ある工場では以下のような結果が得られました。
施工パターン 作業高さ温度 現状との差
現状(施工なし) 39.1℃
パターン1.:屋根面のみ 37.2℃ ▲ 1.9℃
パターン2.:屋根+窓 37.1℃ ▲ 2.0℃
パターン3.:屋根+窓+壁 36.7℃ ▲ 2.4℃
本事例の工場はスレート屋根に金属カバーを重ねた構造のため、遮熱シートの効果が比較的小さく出ています。折板屋根や金属屋根のみの工場では、より大きな温度低下効果が見込まれます。
※工場C(内貼り施工)の代表ポイント1.における温度。外気温度35℃、空調考慮なしの条件で解析。
 
この工場の場合、屋根面だけでも約‒ 2℃の低下が見込める一方で、窓を加えても効果の上乗せは小さいことがわかります。つまり、「屋根だけで十分なのか、壁までやるべきなのか」を数値で判断できるため、不要な過剰投資を避けられます。
 
3. 温度低下 → 電力削減 → CO2排出量まで一気通貫で試算
工場内の温度が下がることで空調の稼働負荷が低減され、電力消費量の削減につながります。
 
一般的な目安として、空調の設定温度を1℃上げるだけで消費電力が約10%削減されるとされており、室温が最大11℃下がる遮熱施工は、空調電力の大幅な削減が見込めます。
 
本サービスでは、この電力削減分を環境省公表の電力排出係数を用いてCO2排出量に換算し、「遮熱施工で年間CO2をどの程度削減できるか」の試算まで提供します。GX-ETS対応やサプライチェーンからの要請に対する報告資料としても活用できます。
シミュレーション実績:3件の工場で温度低下を確認
解析では、異なる規模・構造・施工方法の3工場において、いずれも作業高さ(z=1.5m)の温度低下が確認されました。
対象 構造・規模 現状 施工後 低下幅
工場A 54.4m×36.4m×6.7m 44.0℃ 37.4℃ ▲ 6.6℃
工場B 72m×52m×7.8m 42.0℃ 36.7℃ ▲ 5.3℃
工場C 20m×47m×10m 39.1℃ 37.2℃ ▲ 1.9℃
※作業高さ(z=1.5m)の代表ポイント平均値。外気温度35℃、空調考慮なしの条件。企業名非公開。
 
シミュレーション結果のイメージ(工場C:屋根面のみ施工時)
※左:床上1.5mの温度分布、右:床上5mの温度分布。色が赤いほど温度が高く、青いほど低いことを示しています。工場の
 
暑さ対策・CO2削減についてのご相談
「うちの工場でも効果があるのか」「まずは話だけ聞いてみたい」といった段階で構いません。工場の暑さ対策や省エネ・CO2削減に関して、お気軽にご相談ください。
 
現在のお悩みや工場の状況をお伝えいただければ、シミュレーションの対象となるかどうかも含め、最適な進め方をご提案いたします。
会社概要(お問い合わせ先)
所在地 愛知県蒲郡市拾石町見取14−4
代表者 大葉 史勝
事業内容 遮熱シート「サーモバリア」施工・販売、建築リフォーム
サイトURL https://sunup-smile.co.jp/
お問い合わせ https://thermobarrier.sunup-smile.co.jp/contact/