お花見スルーは「拒絶」ではない。ビジネスコーチ100人の調査で見えた、令和のチームビルディングの新常識
「4月といえばお花見。お酒を飲みながら親睦を深めよう!」 そんな一昔前の「当たり前」が、今、大きな曲がり角を迎えています。
最近耳にする「お花見スルー」という言葉。若手世代が会社の行事を敬遠する現象を、単なる「ドライな世代」の一言で片付けてしまっていませんか?
私たち株式会社スーペリアは、現場の最前線で組織変革を支援するプロコーチ100名を対象に、職場のコミュニケーションに関する実態調査を実施しました。そこから見えてきたのは、マネジメント側がアップデートすべき「切実なサイン」でした。
 
8割以上のコーチが実感。「飲みニケーション」が離職リスクに?
調査の結果、驚くべき数字が明らかになりました。
 
■ 調査結果:数字が証明する「飲みニケーション」の逆効果
※概要
調査対象 現役ビジネスコーチ100名
調査方法 オンラインアンケート調査
調査実施者 株式会社スーペリア
調査時期 2026年3月
【主な調査結果】
※調査対象 現役ビジネスコーチ100名
驚くことに、82%のコーチが部下にあたる層から「会社の飲み会が苦痛である」という本音を聞いています。
さらに同様に、8割超
のコーチが、「酒席での強引な誘いが、職場の心理的安全性を著しく阻害している」と警鐘を鳴らしています
 
※調査対象 現役ビジネスコーチ100名
「お酒を介さないと本音が話せない」という組織文化そのものに、今の世代は強い不信感を抱いています。良かれと思って開催した親睦会が、実は「負の資産」として、離職のリスクを高めている可能性があるのです。
 
■ プロコーチが分析:「お花見スルー世代」が本当に求めているもの
「お花見スルー世代」は、社内や上司とのコミュニケーションを拒絶しているわけではありません。
では、一体どんなコミュニケーションを望んでいるのか調査結果を見てみましょう。
 
※調査対象 現役ビジネスコーチ100名
彼らが求めているのは、「アルコール越しの抽象的な本音」ではなく、「シラフで向き合い、自分の価値観や貢献を正当に承認してくれる時間」です。プロコーチ100名が現場で蓄積した知見は、「形式的な親睦よりも質の高い1on1を」という令和型マネジメントへのシフトを強く示唆しています。
 
 
■ スーペリアが提案:令和チームビルディングの「3原則」
本調査結果を受け、株式会社スーペリアは以下の3原則を提言提案します。
 
原則1.「アルコールの1時間」より「シラフの15分」を定例化
週1回・15分の定期的な1on1を推奨。対話の質を可視化・蓄積し、上司と部下の間に「納得感のある信頼関係」を構築します。
長時間の不定期な飲み会より、短時間でも定期的な対話のほうが、エンゲージメント・離職防止の両面で高い効果を発揮します。
原則2. 社内イベントは「選択制」にして心理的安全性を確保
社内行事・懇親会を完全選択制とし、不参加による人事評価への影響がないことを明文化します。
「選べる」という実感が逆説的に組織への信頼感と帰属意識を高め、自発的な参加率の向上にもつながります。
原則3. 「感情のデジタルログ化」で意欲減退を早期検知
飲み会の場での刹那的な称賛ではなく、日々の小さな貢献・感情の変化を蓄積。個人の意欲変化を早期検知し、離職リスクを組織として予防します。
 
代表取締役 曽我香織のコメント
「私たちが掲げるミッションは『見えない労働人口減の解決』です。お花見スルーという現象の裏には、組織が見落としている『意欲の喪失』という深刻な課題が隠れています。
部下の心が離れてから対策を講じるのでは遅いのです。プロコーチの知見とテクノロジーを融合させ、職場の対話を『組織の資産』へとアップデートする。それが、変化の激しい令和時代において、一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮し続けられる組織をつくる、唯一の方法だと確信しています。」 
 
代表取締役 曽我 香織(株式会社スーペリア)
■ 「100人のビジネスコーチ直伝」シリーズについて