円弧ユニット構成の非接触給電・信号伝送システムを新開発
円弧形状リモート給電・信号伝送システム(カスタム仕様)の外観。回転体の外周に沿わせて設置できる構造が特徴。
ビー・アンド・プラス株式会社(本社:埼玉県比企郡小川町)は、回転体向けに最適化した 円弧形状リモートシステム を新開発しました。本システムは、回転しながら24V / 1.5A給電+I/O信号24点の同時伝送を実現し、円弧形状ユニットの並列設置により、大径回転体や特殊形状装置への柔軟なレイアウトを可能にします。
■背景
回転体を用いる装置では、スリップリングの接触摩耗・粉塵発生・信号ノイズ・メンテナンス頻度が長年のボトルネックとなっていました。特に、高速回転・長時間連続稼働・クリーン環境が求められる装置ではスリップリングの物理接点が信頼性の限界となり、設計者の自由度を大きく制約がありました。
 
さらに、大径回転体や特殊形状の装置では、リング形状の給電ユニットが物理的に適合しないケースも多く、装置外周へのフィットやレイアウト設計に課題が残っていました。

ビー・アンド・プラスはこれらの課題に対し、非接触給電技術を応用し、円弧ユニットを必要数だけ組み合わせて構成できる“モジュール型リモート給電・信号伝送システム”を開発。 これにより、従来のリング構造では不可能だった 「大径対応」「特殊形状対応」「摩耗ゼロ」「信号24点同時伝送」 を同時に実現しました。
円弧形状リモートシステムの特徴
1. 円弧形状ユニットにより並列設置が容易
・必要な数だけ円弧ユニットを組み合わせることで、大径回転体や特殊形状の装置にフィット
・リング形状では困難だった柔軟なレイアウト設計が可能
・カスタムレイアウトの自由度が大幅に向上
 
2. 回転しながら常に給電+信号伝送が可能
・非接触方式により摩耗部品ゼロ
・デモ機仕様:24V / 1.5A給電、I/O信号24点の同時伝送
・長寿命・高信頼性の回転体給電を実現
受電側ユニットの基板部。I/O信号24点の伝送状態をLEDで確認できるデモ機仕様。
3. スリップリングの課題を解消
・摩耗・粉塵・メンテナンス負荷を大幅に低減
・クリーン環境や長期稼働が求められる装置に最適 回転しながら常に給電+信号伝送が可能
・非接触方式により、摩耗部品ゼロで安定した給電・信号伝送を実現。 
■想定用途
回転テーブル(連続回転しながら給電が必要な装置)
検査装置(回転体にセンサを搭載するケース)
搬送装置
食品・医薬製造ライン
スリップリングの置き換え用途全般
■今後の展望
本製品の導入により、回転体を用いる装置の設計自由度が大きく向上し、新たな応用領域の拡大が期待されます。ビー・アンド・プラスは今後も、さらなる給電容量の拡大や信号種別の追加など、機能強化に向けた開発を継続していきます。
 
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