A.T. カーニー 新刊書籍のご案内『2050年の保険業界 膨張するリスクに挑む構造改革』4月18日発売
AI・気候変動・地政学リスク--「確率・統計」が通用しない時代に、保険産業の未来を描く
経営コンサルティング会社A.T. カーニー(グローバル・ブランド名はKEARNEY、東京都港区、日本代表:針ヶ谷 武文)のシニアパートナー 福島 渉が執筆した書籍『2050年の保険業界 膨張するリスクに挑む構造改革』が、2026年4月18日、日経BP社より発売されます。

保険業界はいま、気候変動・サイバーリスク・地政学リスク・パンデミックといった、これまでの確率統計的アプローチでは捉えきれない新しいリスクの急速な拡大に直面しています。産業の根幹を支えてきた「大数の法則」や「分散効果」が通用しにくくなる一方、AIの進化が業界のオペレーティングモデルそのものを問い直しつつあります。本書は、こうした歴史的転換期において、保険産業がいかに構造改革を果たし、「事後的な補償」を超えた存在へと進化できるかを体系的に示す一冊です。
 
 
序章:保険産業は人類の英知を結集した芸術的産業である
第1章:21世紀の環境変化が、世紀の産業構造改革を迫っている
第2章:視点1 膨張するリスクを吸収するために資本循環のスコープを拡張する
第3章:視点2 未知のリスクの予見性を高める新しい科学を確立する
第4章:視点3 AI時代に適合するオペレーティングモデルへ転換する
第5章:視点4 新しい科学を育みリスクの制御に挑戦する
第6章:競争と共創の調和が構造改革を促進する
終章:2050年に向けて:保険は最も有望な産業である
 
本書の著者であり、A.T. カーニー株式会社 シニアパートナーである福島 渉のコメント:
「保険はこれまで、万が一のリスクに備える『事後的な補償』の仕組みとして数世紀にわたる人類の英知が精巧に組み込まれ、社会と経済を支えるインフラ産業として発展してきました。しかし、気候変動・サイバーリスク・AIの台頭という大きな波の中で、事後的な補償だけでは膨張するリスクに追いつけなくなってきているのも事実です。 これからの保険産業に求められているのは、リスクが起きた後に備えるだけでなく、リスクをより深く理解し、予防や行動変容にまで踏み込み、自らのオペレーティングモデルを洗練させると同時に様々なエコシステムを形成しながら『リスクの制御』へと能動的に役割を拡張していくことだと考えています。社会・経済の不確実性が高まり、私たちもリスクをとらなければ前進できなくなっていく環境下、保険産業が進化することで企業や個人がとるべきリスクに自らの資本を集中させることができる環境となり、社会全体が発展していくことを期待しています。」
 
■著者
福島 渉(ふくしま・わたる)A.T. カーニー株式会社 シニアパートナー
東京海上グループにおいて、コマーシャルビジネス推進、資産運用、規制改革、グループ経営戦略の立案・推進など多岐にわたる分野で経験を積んだ後、デロイトトーマツグループでコンサルタントに転身。主に保険業界の戦略領域で数多くのプロジェクトを手掛けるとともに、日本の保険プラクティスリーダーとして同グループ全体のビジネス拡大に大きく貢献した。現在はA.T. カーニーにおいて、保険業界向けの戦略立案・実行、オペレーション改革、新事業開発、海外展開を中核の専門領域とし、保険業界の構造改革に取り組んでいる。
 
■書籍情報
書名:2050年の保険業界 膨張するリスクに挑む構造改革
発売日:2026年4月18日
出版社:株式会社日経BP 日本経済新聞出版
仕様:A5判 / 263ページ
 価格: 3,300円(税込)