株式会社新潮社は、遠藤誉さんによる『台湾軍事機密文書が語る中国「抗日戦争」の真相』を、本日4月17日(金)に新潮新書より発売いたします。
台湾国史館が所蔵する、抗日戦争当時の「戦場からの手書き軍事機密電文集」が最近、機密解除されました。抗日戦争当時は、国共合作によって共産党と国民党が一緒になって日本軍と戦うという建前になっていましたが、現実はまったく違いました。国民党の前線報告には、共産党と日本軍の共謀の様子が「これでもか!」というほど刻銘に記されていたからです。
 
著者の遠藤誉さんは2015年、同じ新潮新書から『毛沢東 日本軍と共謀した男』を出版されています。この時には、外務省の出先機関「岩井公館」創設者の岩井英一が書いた『回想の上海』で、毛沢東が派遣したスパイ・藩漢年が岩井に「中共軍と日本軍の停戦を申し出ていた事実」が記されているのを手掛かりに、毛沢東が日本軍との共謀を図った戦略の「概略」を描いていました。
 
今回の本で扱ったのは、前著『毛沢東』で描いた、中国共産党と日本軍の共謀という「骨組み」に、「血と肉」を与える事実です。前線で結ばれている中共軍と日本軍の不可侵条約、日本軍に紛れて国民党を攻撃するために日本語を学ぶ中共軍兵士、便衣で日本軍の道案内をする中共軍兵士の姿などが、国民党軍の前線から報告されているのです。1941年の日ソ中立条約に先だって、日本軍と中共軍の協力の「深化」を懸念する報告もあります。日ソが中立条約を結べば、コミンテルン(ソ連)によって養われている中国共産党は、堂々と日本軍と共謀することができるからです。
こうした事実は、中国共産党が喧伝する「中国共産党は抗日戦争の中流砥柱(主力)だ!」という主張の虚構性を暴くものです。
 
本書ではさらに、本邦初公開の毛沢東とスターリンの機密電文集も扱っています。その電文集を見ると、蒋介石が幽閉された西安事件が毛沢東の主導によるものだったこと、日ソ中立条約を結びながらスターリンは毛沢東に満州への進撃を依頼している事実なども浮かび上がってきます。電文は、表面的な事実だけでは見えない歴史の深部を見せてくれます。
 
中国共産党のプロパガンダとはかけ離れた、真の歴史の姿をご覧いただければ幸いです。
■書籍内容
台湾で、「抗日戦争」当時の国民党の前線報告が機密指定から解除された。そこには、「国共合作」したはずの中国共産党による、日本軍との共謀の事実が「これでもか!」というほど報告されている。日本軍の力を使って蔣介石をやっつけ、天下を取ることを目指していた毛沢東戦略が、否定できないほど明確に裏付けられたのだ。本邦初公開の毛沢東・スターリンの往復電報集と併せて、「抗日戦争」の真の姿を描く。
 
■著者紹介:遠藤誉(エンドウ・ホマレ
1941年中国吉林省長春市(旧満州国新京市)生まれ。中国問題グローバル研究所所長。国共内戦を決した「長春包囲戦」を経験し53年に帰国。著書に『チャーズ 中国建国の残火』『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』『毛沢東 日本軍と共謀した男』など多数。
■書籍データ
【タイトル】台湾軍事機密文書が語る中国「抗日戦争」の真相
【著者名】遠藤誉
【発売日】4月17日
【造本】新書
【本体定価】990円(税込)
【ISBN】978-4106111228
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/611122/

株式会社新潮社は、遠藤誉さんによる『台湾軍事機密文書が語る中国「抗日戦争」の真相』を、本日4月17日(金)に新潮新書より発売いたします。