| 「睡眠中に浅い呼吸が起こる身体構造──気道・筋肉・姿勢の連動から読み解く」 |
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日本では約2,000万人が睡眠に悩みを抱えていると言われています。 後述の当社アンケートでも睡眠満足度の低さが明らかになり、その背景の一つとして、睡眠中に起こりやすい「低呼吸(浅い呼吸)」が関係している可能性が考えられます。 さらに、不安・痛み・緊張などのストレスが交感神経を高め、呼吸が浅くなりやすいことも指摘されています。 |
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| 【睡眠時の“低呼吸”を甘く見てはいけない】 | |||
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睡眠時無呼吸症候群ほど深刻に扱われにくいものの、 睡眠中に「呼吸が浅くなる(低呼吸)」状態が続くと、酸素摂取が不十分になり、 脳・心臓・代謝に負担がかかりやすいことが複数の研究で報告されています。 |
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低呼吸が続くと、交感神経が高まり、 血流の悪化、血圧や心拍の上昇、免疫や消化機能の低下、ストレスホルモンの増加など、 心身への影響が生じやすいとされています。 |
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しかし、睡眠時低呼吸は自覚しにくく、 そのリスクが十分に認知されていないことが課題です。 |
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| ■ 睡眠中に低呼吸が起こりやすい理由 | |||
| (身体構造と姿勢の観点から) | |||
| ● 筋肉の弛緩で気道が狭くなりやすい | |||
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睡眠に入ると全身の筋肉が自然にゆるみます。 上気道(舌・軟口蓋・咽頭周囲)も同様に弛緩するため、空気の通り道が細くなり、呼吸が浅くなりやすいとされています。 |
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| ● 枕の高さ・角度が気道に影響することがある | |||
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一般的な枕では、頭が前に倒れる力(前方モーメント)が生じやすく、 気道が折れやすい構造のため、空気の流れが弱まることがあります。 特に仰向け寝では舌が後方に落ち込みやすく、気道が狭くなる「舌根沈下」が起こりやすいことが知られています。 |
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| ● 胸郭・肋骨・骨盤の角度が呼吸量を左右する | |||
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呼吸は肺だけでなく、肋骨・横隔膜・骨盤・仙骨が連動して行われます。 姿勢が崩れると胸郭の動きが制限され、換気量が低下しやすいとされています。 特に仰向け寝では仙骨に荷重が集中し、骨盤が後傾して胸郭がつぶれ、浅い呼吸につながります。 |
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| ■ 低呼吸が引き起こす身体への影響 | |||
| 低呼吸が続くと、体内の酸素供給が低下し、自律神経のバランスが乱れやすくなるとされています。 | |||
| その結果、以下のような変化が生じやすいと報告されています。 | |||
| 血流の悪化 血圧・心拍の上昇 免疫機能の低下 消化機能の低下 ストレスホルモンの増加 | |||
| これらは体内環境の悪化につながる可能性があります。 | |||
| ■ 低呼吸を防ぐために必要なのは「呼吸を妨げない姿勢」 | |||
| 低呼吸の背景には、 | |||
| 気道の柔らかさ 筋肉の弛緩 枕の角度 胸郭の動き 骨盤・仙骨の角度 | |||
| といった構造的要因が複雑に関わっています。 | |||
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そのため、 「呼吸しやすい姿勢をつくる寝具構造」 が、睡眠中の呼吸の質を支える重要なポイントになります。 |
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| ■ 一般生活者429人に聞いた「睡眠の質に関する実態調査」 | |||
| 今回、当社では睡眠の悩みの実態を把握するため、 | |||
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寝入りや睡眠の質について尋ねたところ、 「よく眠れている」と回答した人はわずか3.0%にとどまりました。 |
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| 一方で、 | |||
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寝入りが悪く、眠りが浅い気がする:44.1% 寝入りも悪く、中途覚醒や夜間のトイレが煩わしい:25.6% |
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| 約7割の人が明確に睡眠の質の悪さを自覚している結果となっています。 | |||
| また、 | |||
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眠れているかどうか自分では分からない:15.4% 寝入りに時間はかかるが、そこそこ眠れている:7.5% |
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といった回答も一定数存在し、 「眠れていない感覚」や「睡眠の曖昧さ」を抱えたまま過ごしている人が多い実態が浮かび上がりました。 |
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さらに、睡眠障害を自覚していると回答した人も4.4%おり、 睡眠の問題が一部の人に限られたものではなく、 広く生活者に共有されている課題であることがうかがえます。 |
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| ※調査概要 | |||
| 調査期間:2025年12月15日~19日 | |||
| 調査機関:委託先 株式会社アイズ | |||
| 調査対象:一般生活者 | |||
| 調査人数:429人(20~50歳女性) | |||
| 調査方法:インターネットアンケート | |||
| 調査内容:睡眠の質に対する調査 | |||
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次回の第3回では、 睡眠中に起こりやすいSAS睡眠時無呼吸症候群の原因とされる「舌根沈下」に着目し、 呼吸を妨げない寝姿勢をつくるための新特許技術について紹介します。 |
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| ■ 会社概要 | |||
| 機能性ショーツの販売及び、呼吸しやすい姿勢を支える構造に着目したインナーと寝具の開発・販売 |