~配線工事やバッテリー交換の課題を解決し、工場・店舗のIoT化とDXを推進~
エレクトロニクス商社の丸文株式会社(代表取締役社長 兼 CEO / COO︓堀越裕史、本社︓東京都中央区、以下、丸文)は、赤外線レーザーを用いたワイヤレス給電の開発・製造を行うイスラエルのWi-Charge Ltd(以下、ワイチャージ社)と代理店契約を締結し、同社の赤外線レーザーワイヤレス給電システム「AirCord(TM)」の取り扱いを開始しましたのでお知らせいたします。
 
「AirCord(TM)」は赤外線レーザー技術を応用し、遠距離でのワイヤレス給電を可能にした製品です。世界共通のレーザー製品安全基準IEC60825-1で最も安全とみなされるクラス1に分類され、人体に影響を及ぼさない(目に障害が生じる危険性がない)レベルを実現しています。また、赤外線の物理特性と光学設計により、本システムは送電器と受電器間の距離や角度に影響を受けず、常に一定の電力を供給できることが特徴です。現行モデルでは、10m、±40°の範囲内にある受電器に対して100mWの電力を給電することが可能(※)です。           
※高出力モデルでは、5m、±40°の範囲内にて300mWの給電能力
 
その特徴から、同給電システムは工場や物流倉庫内の電子タグやIoT機器、さらには店舗内の棚札やデジタルサイネージといった多様な利用シーンでの活用が期待できます。「AirCord(TM)」を導入することで、これまで必要だった電源配線の工事が不要になり、機器の導入が格段に容易になります。また、充電やバッテリー交換にかかる管理工数を大幅に削減できる点も大きなメリットです。電源配線がなくなることで、より柔軟なレイアウト変更が可能になり、効率的な空間活用を実現します。
 
当社は「AirCord(TM)」の提供と、お客様のニーズに合わせたアプリケーション開発の提案や技術支援を行うことで、ワイヤレス給電技術を用いたアプリケーションおよびマーケットのさらなる普及と発展に尽力してまいります。そして、将来的には「AirCord(TM)」の応用範囲を、スマートオフィスやスマートホーム分野にも拡大することで、あらゆる空間の利便性を高め、より快適で便利な社会の実現を目指します。
【赤外線レーザーワイヤレス給電システム「AirCord(TM)」の特徴】
■Transmitter
製品タイプ R1 R1 HP
送電出力 100mW 300mW
最大送電距離 10m 5m
照射角 ±40° ±40°
サイズ Φ94 × 40mm Φ94 × 46mm
重量 315g 350g
電源電圧 12v 12v
Wi-Fi 2.4GHz帯(IEEE802.11b/g/n)
電波法、FCC、CE 認証済
2.4GHz帯(IEEE802.11b/g/n)
電波法、FCC、CE 認証済
動作温度範囲 5~55℃ 5~55℃
安全規格適合性 UL、CE、FDA、
IEC 60825-1:クラス1
国際安全規格に準拠
UL、CE、FDA、
IEC 60825-1:クラス1
国際安全規格に準拠
 
■Receiver
製品タイプ R1/R1 HP 対応
出力電圧 2.5~9.0V(I2C設定)
出力電力 100mW(R1)、300mW(R1 HP)
サイズ 37.3 × 20.8 × 8.5 mm
動作温度範囲 5~55℃
安全規格適合性 UL、CE、FDA、IEC 60825-1:クラス1 国際安全規格に準拠
 
赤外線レーザーワイヤレス給電システム「AirCord(TM)」の詳細は、以下よりご確認いただけます。
「AirCord(TM)」メーカーサイト
「AirCord(TM)」丸文サイト
 
丸文株式会社について
丸文は最先端の半導体や電子部品、電子応用機器を取り扱うエレクトロニクス商社です。1844年に創業し、現在はエレクトロニクス市場を事業領域として、グローバルに事業展開しています。
半導体・電子部品のディストリビューションを担う「デバイス事業」、電子機器およびシステムの販売・保守サービスを取り扱う「システム事業」、ICT、ロボットなど先端ソリューションの開発・販売・保守サービスを提供する「アントレプレナ事業」の3事業で推進。
「テクノロジーで、よりよい未来の実現に貢献する」 というパーパスのもと、独自の価値を提供するオンリーワンのエレクトロニクス商社として最も信頼される存在となることを目指します。
 
本社 :東京都中央区日本橋大伝馬町 8-1
設立 :1947 年
代表者:代表取締役社長 兼 最高経営責任者(CEO)、最高執行責任者(COO)堀越裕史
URL :https://www.marubun.co.jp/
お問い合わせ先
ワイチャージ社「AirCord(TM)」に関するお問い合わせ先
Mail:wpt@marubun.co.jp
 
報道・メディアからの取材に関するお問い合わせ先
Mail:koho@marubun.co.jp