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株式会社ギックス(本社:東京都港区、代表取締役CEO:網野知博、以下:当社)は、企業におけるCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)の導入・活用実態に関する調査を実施し、その調査結果をまとめたレポート「CDP活用の実態調査 2025」を公開しました。 |
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本調査は、会社経営者および管理職のビジネスパーソン500名を対象に行ったもので、CDP導入の目的、運用における課題、そして今後の投資意向などについて、実態を明らかにしています。 |
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■調査結果サマリ |
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1.主な導入目的は「売上」や「コスト最適化」が下位、「プロセスの変革」が上位に |
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2.導入時の期待値に対する実感値は平均66.5点、91%が「50点以上」、二極化の傾向も |
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3.CDP運用における技術的な課題は、データとクラウドが大多数 |
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4.92%が今後1年以内のCDP関連投資を継続・拡大すると回答 |
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5.今後注力したいCDP活用領域の優先順位1位は「リアルタイム施策の強化」 |
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■調査結果 |
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1.主な導入目的は「売上」や「コスト最適化」が下位、「プロセスの変革」が上位に |
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CDP導入の主な目的として最も多かったのは、「顧客データ統合によるマーケティング精度の向上」(67.5%)、次いで「データ分析活用促進」(51.2%)、「データを活用した意思決定の促進」(47.6%)でした。 |
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一方で「コスト最適化(運用工数削減)」(23.8%)や、「ROIやLTV、売上向上」(24.6%)は、下位にとどまる結果となりました。 |
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<CDP導入の主な目的> |
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設問:CDP導入の主な目的をすべてお選びください(複数回答)回答者:500名 |
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2.導入時の期待値に対する実感値は平均66.5点、91%が「50点以上」、二極化の傾向も |
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CDP導入時の期待値を100点とした場合、現時点の実感値の平均は66.5点でした。 |
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得点分布を見ると、「50~74点」が50%、「75~100点」が41%と、あわせて91%が導入効果の実感値を50点以上と評価しています。一方、「25~49点」「0~24点」という回答もそれぞれ4%あり、評価が分かれる“二極化”の傾向もみられました。 |
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<期待値と比較した現在の実感値> |
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設問:CDP導入時の期待値を100点とした場合の現時点の実感値(単一回答) 回答者:500名 |
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3.CDP運用における技術的な課題は、データとクラウドが大多数 |
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CDP運用における技術的課題では、「自社内システムや複数ソースのデータ連携・統合の難しさ」が大きな課題として最も多い回答となり、次いで「ID統合や名寄せ処理の難しさ(データ品質・完全性の問題)」、「クラウド以降/マルチクラウド連携」となりました。 |
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<CDP運用における技術的課題> |
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設問:CDP運用における技術的課題についてお選びください(単一回答) 回答者:500名 |
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4.92%が今後1年以内のCDP関連投資を継続・拡大すると回答 |
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今後1年以内のCDP関連投資について、回答者の92%が「大幅に増加予定」、「やや増加予定」、「横ばい」と回答しました。この結果から、大半の企業が投資を継続、あるいはさらに拡大していく計画であることが明らかになりました。 |
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<今後1年以内のCDP関連投資の方向性> |
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設問:今後1年以内のCDP関連投資について教えてください(単一回答) 回答者:500名 |
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5.今後注力したいCDP活用領域の優先順位1位は「リアルタイム施策の強化」 |
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今後注力したいCDP活用領域の優先順位をたずねたところ、最も注力したい優先順位1位は、「リアルタイム施策の強化」(182件)が最も多く、次いで「AIの活用(生成AI)」(101件)、「人材育成によるデータ活用組織の確率」(92件)となりました。また、優先順位1位~3位の合計数で見ても、最も多かったのは「リアルタイム施策の強化」(310件)で、次いで「AIの活用(生成AI)」(304件)、「パーソナライズの高度化」(278件)となりました。 |
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<今後注力したいCDP活用領域の優先順位> |
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設問:今後注力したいCDP活用領域の優先順位をつけてください(単一回答) 回答者:500名 ※ 優先度1位の回答から「その他」2名を除外 |
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■調査概要 |
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調査期間: 2025年6月下旬 |
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調査方法: インターネット調査 |
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調査人数: 500名 |
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調査対象: 会社経営(経営者・役員)・会社勤務(管理職) |
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従業員規模300名以上でCDP導入または過去に導入していた企業を対象 |
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※ 資料内に記載の構成比は小数点以下を四捨五入しており、合計が 100% にならない場合があります。 |
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●調査に関するコメント |
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今回の調査から見えてきたのは、CDP・データ基盤がもはや“流行りのツール”ではなく、経営を支える中核インフラとして位置づけられ始めているという点です。短期的な売上効果よりも「プロセスの変革」や「リアルタイム施策の強化」が優先されていることは、顧客理解を深め、持続的な事業成長を実現するうえで極めて重要な流れといえます。 |
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その一方で、現場では「データ統合の難しさ」や「人材不足」といった課題が依然として大きく、技術と組織の両面を同時に解決することが成否を分けています。経営層にとっては、単なるシステム投資ではなく、組織設計や人材育成を含めた総合的なアプローチが不可欠です。 |
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データ基盤を“入れた”だけでは成果は生まれません。“正しく使える”状態にまで成熟させて初めて競争優位が築かれます。本調査が、自社の現在地を確認し、次の投資判断や変革プランを検討する際の参考になれば幸いです。 |
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●本調査に関する詳細な本調査の全設問結果と、図表や分析コメントを含む詳細レポートは、以下よりダウンロードいただけます。 |
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URL:https://preview.studio.site/live/EjOQlPmXWJ/download-5
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■ギックス提供のデータ基盤活用サービス「CU/ADS(クアッズ)」 |
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CU/ADSは企業のデータ基盤を「より使える基盤に」アップグレードするための機能・モジュール群です。 |
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既存のデータ基盤にアダプトして、従来の基盤では対応が難しかった要件や未実装の機能を柔軟に組み込むことで、企業の高度なデータ基盤活用を支援します。 |
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例えば、CU/ADSの導入により技術的難易度の高い「リアルタイムデータ処理」の実現や、データ品質の向上、データの価値化など、あらゆるデータ基盤の課題の解消とアップグレードが実現され、クライアント企業の顧客理解向上に寄与します。 |
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https://cuads.gixo.jp/ |
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■株式会社ギックスについて https://www.gixo.jp/ |
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ギックスは、戦略コンサルタントとアナリティクス専門家によって立ち上げられた “データインフォームド”推進企業です。データを最大限に活用してクライアント企業の「顧客理解」を支援し、事業成長に向け経営課題を解決しています。盲目的にデータだけに頼るのではなく、データに基づいて人間が論理的に考え、合理的に判断できるよう、テクノロジーと方法論を用いて世の中を変革していきます。 |
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会社名 :株式会社ギックス |
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代表者名 :代表取締役CEO 網野 知博 |
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所在地 :東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル11F |
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事業内容 :アナリティクスを用いたデータインフォームド事業 |
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データを活用した各種コンサルティング業務および、ツールの研究・開発 |
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上記ツールを用いた各種サービスの提供 |
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