|
杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:荻原 豊、以下「杏林製薬」)、キッセイ薬品工業株式会社(本社:長野県松本市、代表取締役会長 兼 最高経営責任者:神澤陸雄、以下「キッセイ薬品」)、Ubie株式会社(本社:東京都中央区、共同代表取締役:阿部吉倫・久保恒太、以下「Ubie」)は、日本大学医学部泌尿器科学系泌尿器科学分野 主任教授
高橋悟氏(以下「高橋教授」)と連携し、過活動膀胱(以下「OAB」)に対する疾患啓発プロジェクトの開始をお知らせします。本プロジェクトでは、OABに関連する症状をもつ患者さんに対し、Ubieのデジタルヘルスプラットフォームを通じて高橋教授監修の啓発コンテンツを届け、医療機関への受診のきっかけを作ります。OABは加齢とともに増加し、生活の質(QOL)の低下に強く関与している疾患ですが、早期に適切な治療を受けることで改善が期待できます。本プロジェクトを通じて、OABに悩む患者さんが早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けられるよう支援してまいります。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
■本活動の背景と目的 |
|
|
|
過活動膀胱(OAB:overactive bladder)は、急に起こる我慢できないような強い尿意(尿意切迫感)を必須の症状とし、頻尿や夜間頻尿などを伴い、日常生活に支障をきたす疾患です。発症の原因は、加齢による膀胱機能の変化、膀胱や尿道などを支えている骨盤底筋の衰え、前立腺肥大症、脳出血や脳梗塞の後遺症などのほか、特定できない場合も多くあります。国内のOAB患者数は、2022年の人口構成から1,250万人と推定されています(*)。OABはQOLを著しく低下させる疾患ですが、症状を自覚しながらも適切な治療を受けていない患者さんは少なくありません。また、背景に他の病気が隠れていないかを確認する上でも、早期に医師へ相談することが大切です。 |
|
(*)T. Mitsui et al. Int J Urol. 31(7):747-754 (2024) |
|
|
|
Ubieは、心身の不調に悩まれている方がスマートフォン等から質問に回答することで、症状に関連する病名と相談可能な近隣の医療機関を調べられるサービスである症状検索エンジン「ユビー」等を提供しています。杏林製薬とキッセイ薬品は、OAB治療薬の提供を通じて、OABに悩む患者さんの治療をサポートしています。 |
|
本プロジェクトでは、Ubieが提供する症状検索エンジン「ユビー」を基盤として、杏林製薬とキッセイ薬品を加えた3社がインターネットを通じた広報活動を行い、OAB関連症状を持つ方に高橋教授監修による詳細な疾患情報コンテンツを提供することで、医療機関への適切な受診行動を支援し、疾患認知度の向上と患者さんのQOL向上、社会全体の健康促進に貢献してまいります。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
■日本大学医学部泌尿器科学系泌尿器科学分野 主任教授 高橋悟氏より |
|
|
|
|
|
|
過活動膀胱(OAB)は、頻尿や尿意切迫感といった症状を特徴としますが、その性質から医療機関への受診をためらってしまうケースは決して少なくありません。症状にお困りの患者さんにとって、早期の診断と適切な治療は、症状改善とその先にある生活の質(QOL)の向上に必要不可欠です。 |
|
デジタルヘルスプラットフォームを活用した本プロジェクトは、デジタル技術を通じた適切な情報提供とそれによる受診行動の支援において大きな役割を果たすと考えており、一人でも多くの症状にお悩みの患者さんのQOL向上に貢献できるものと期待しています。 |
|
|
|
|
|
|