|
大和ハウスグループの株式会社コスモスイニシア(本社:東京都港区、社長:高智 亮大朗)は、当社が考える社会的価値“Next GOOD”の創造と「個のWell-being」の実現を健康経営推進のミッションに掲げています。障がい者雇用においてもやりがいを持って働ける環境を重視し、ヘルスキーパー(企業内理療師)が社内外に向けた活動に積極的に取り組んでいます。本取り組みの一環として、盲学校の学生向けにヘルスキーパーという職業についての理解を深めるイベント『ヘルスキーパーコミュニケーションネットワーク(以下、ヘルコネット)』を、2025年8月2日(土)に開催いたしました。 |
|
※ヘルスキーパー(企業内理療師)とは、産業・労働衛生分野に理療の技術を活用するもので、理療の国家資格を持つものが、企業等に雇用されその従業員等を対象にして施術等を行う者の呼称です。当社には、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の国家資格を有すヘルスキーパーが在籍し、従業員の筋骨格系の疲労軽減や、花粉症の症状を緩和する施術で、従業員のプレゼンティーイズムの改善に取り組んでいます。 |
|
|
|
|
|
|
|
■障がい者雇用では、特にヘルスキーパーの採用を積極的に推進 |
|
2006年から、ヘルスキーパーの認知拡大と学生の職業選択肢の拡大を目的に『ヘルコネット』を開催 |
|
障害者雇用促進法において、法定雇用率は段階的に引き上げられており、2024年には従業員40人以上の企業に対して2.5%、2026年7月からは従業員37.5人以上の企業に対して2.7%となります。こうした引き上げの対応が早急に求められる企業も多い中、厚生労働省は、障がい者の就労支援を担う人材向けの新しい資格「障害者就労支援士(仮称)」の創設を発表するなど、障がい者雇用促進に向けた、就労支援体制の強化への需要も高まっています。 |
|
当社では、「多様な人材が自分らしく働き、躍動できる職場づくり」を人事施策に掲げ、障がいの有無にかかわらず、一人ひとりがやりがいを持って働ける環境づくりを大切にしながら、障がい者雇用に取り組んでいます。特に、ヘルスキーパーの採用は、当社が注力してきた障がい者雇用であり、積極的に推進してきましたが、盲学校在学中の学生がヘルスキーパーという職種を認知する機会が限られているという現状にも直面しました。そこで、ヘルスキーパーに対する理解を深め、職業選択の幅を広げたい、という想いで、2006年から盲学校の学生を対象としたイベント『ヘルコネット』を開催しています。 |
|
本イベントでは、ヘルスキーパーが自ら企画・イベント運営までを担い、障がいがありながら働くことのリアルや、ヘルスキーパーとしての実際の働き方を、現役のヘルスキーパーが学生に直接伝えることで、理想とのギャップを解消し、学生一人ひとりが将来の働き方を主体的に考える機会を提供しています。また、企業で活躍するヘルスキーパーの存在が広く認知されることで、働く人誰もが生き生きと働き続けられる社会の実現へと繋げることも本イベントの大きな目的の1つです。当社は、今後も本活動を積極的に続けていきます。 |
|
|
|
■『2025年ヘルコネット』は全国の盲学校の学生・教員20名が参加 |
|
「リアルな話を聞くことができた」や「ヘルスキーパーの意義を再認識できた」などの声も |
|
2025年8月2日(土)に開催された第19回では、全国の盲学校の学生・教員20名と、当社およびご協力企業所属の現役ヘルスキーパー8名が参加しました。当日は、ヘルスキーパーの概要や労働環境、必要なスキルから、現場で感じるギャップと仕事の魅力に至るまで、現役ヘルスキーパーが仕事のリアルをざっくばらんに語り、その後座談会や当社の施術室見学も通して、学生が理想の進路や状態について主体的に考える姿が見られました。 |
|
参加した学生からは、「職場やキャリアの異なるヘルスキーパーの方々の話が聞けて参考になりました」「進路について考える時期であり、ヘルスキーパーの意義を再確認するいい機会になりました」という意見や、「まずは国家試験に合格することと、地元にはヘルスキーパーの枠がないので新規開拓の情報収集も行いたい」といった感想も寄せられ、当社としても『ヘルコネット』を通じたヘルスキーパーの認知度向上および、導入企業や雇用者の拡大へ貢献する意義を改めて実感しています。 |
|
|
|
ヘルスキーパーの導入は、法定雇用率向上・達成にとどまらず、従業員の健康管理や労働生産性の向上といった健康経営施策としても有効であると考えられます。一方で、現在ヘルスキーパーを導入している企業はごく一部に限られているのが現状です。今後も、『ヘルコネット』など学生向けの職業理解を促す機会を提供し続けるとともに、マッサージルームの立ち上げや採用コンサルティング、体験会などの取り組みを通して、ヘルスキーパー導入企業の増加にも積極的に取り組んでいきます。 |
|
|
|
|
|
|
第2部座談会の様子 |
|
|
|
|
|
・『2025年ヘルスキーパーコミュニケーションネットワーク』概要 |
|
開催日:2025年8月2日(土) |
|
開催場所:株式会社コスモスイニシア本社 東京都港区芝5-34-6/Web会議のハイブリッド開催 |
|
参加者: |
|
株式会社コスモスニシア ヘルスキーパー4名 |
|
参加希望ヘルスキーパー4名 |
|
全国の盲学校の学生・教員20名 |
|
プログラム: |
|
第一部:ヘルスキーパーの業務概要の案内 |
|
第二部:ヘルスキーパーを囲んで座談会 |
|
終了後、株式会社コスモスイニシアの施術室見学(希望者のみ) |
|
|
|
【ヘルスキーパーに関連する実施中の取り組み】 |
|
<社内活動> |
|
▼従業員のリラクゼーションと生産性向上を目指し、以下の施策を実施。 |
|
・最大45分の施術時間において、利用者の状態に合わせて鍼・マッサージ・ストレッチなど施術を提供 |
|
・モデルルーム・支社・営業所へ巡回施術 |
|
・全社向け社内チャットにて、健康情報を配信 |
|
・社内セミナーの実施 ・利用促進企画の実施 |
|
▹過重労働面談対象者向けの施術(無料)、宅地建物取引士免許取得勉強応援リフレッシュ、オープン記念キャンペーン、年末ジャンボ リフレくじなどの企画を実施 |
|
|
|
<社外活動> |
|
▼ヘルスキーパーの社会的認知と地位向上を目指し活動 |
|
・ヘルスキーパーに興味のある企業に出張する「オフィス de マッサージ」の展開 |
|
・マッサージルームの導入を希望している企業向けのコンサルティングの展開 |
|
・当社分譲シニア向けマンション(グランコスモ武蔵浦和)に治療院を開設 |
|
・社外での講演、産業衛生学会・WBUAP(世界盲人連合アジア太平洋地域協議会)での学術発表 |
|
|
|
▼盲学校の職業選択のサポートを行い、ヘルスキーパーを目指す学生を支援 |
|
・ヘルスキーパーコミュニケーションネットワーク開催 |
|
・盲学校での講演 ・関東盲学校実習受け入れ |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|コスモスイニシアについて| https://www.cigr.co.jp/
|
|
コスモスイニシアは、新築マンション・一戸建、リノベーションマンションなどの住まいを提供するレジデンシャル事業、投資用・事業用不動産の開発・仲介・賃貸管理などを行うソリューション事業、ファミリー・グループでの中長期滞在に対応するアパートメントホテルなどの開発・運営を行う宿泊事業を展開しています。社会の変化とニーズの多様化とともに事業領域を拡大し、都市環境をプロデュースする企業へと進化を続けています。 |
|
私たちは、ミッション『「Next GOOD」 お客さまへ。社会へ。一歩先の発想で、一歩先の価値を。』 の実現に向けて全ての経営活動において共通価値の創造を実践していきます。これからも、期待を超える安心や喜びをもたらす価値を追求し、商品・サービスの提供を通じて社会課題を解決するため、より多くの「Next GOOD」を、お客さま、社会と共に創ってまいります。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|