シーズン3となる今回は、お笑い芸人・劇作家のかもめんたる 岩崎う大氏がメンターに就任。延岡をエンタメ映像の街として活性化、新名所をつくる取り組みにも挑戦。
 
株式会社ロフトワーク(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:諏訪光洋)は、株式会社ケーブルメディアワイワイ(本社:宮崎県延岡市 代表取締役社長:末次 稔)が主催する、映像クリエイターを対象としたレジデンス・プログラム「Connect & Create NOBEOKA 2025」(以下:コネクリ延岡)の運営サポートを行なっています。
 
2025年8月27日(水)13時より、宮崎県延岡市で開催する映像クリエイター向けのレジデンスプログラム「Connect & Create NOBEOKA 2025」の公募を開始しました。
 
「コネクリ延岡」について
コネクリ延岡は、 日本全国から集まった映像クリエイターが、市民と共に作品をつくり、市民参加型の映像祭で発表するプログラムです。舞台となるのは、海や山に囲まれた自然豊かなロケ地と動画制作機材やスタジオを備えた『waiwai PLAY LAB』がある延岡市。エンタメが不足する地方都市における若者離れの課題に取り組み、関係人口の増加を目指してきました。3回目となる今年は、「GOOD FAKE」をテーマに、フィクションを観光資源へと育てる新たな試みに挑戦します。さらに、作品制作に参加する俳優の募集も行い、映像を通じて延岡の新しい魅力を発信していきます。
 
ロフトワークが運営するクリエイティブなコンペティションやハッカソンを紹介するプラットフォーム「AWRD」を活用し、約4万人のクリエイターたちに参加を呼び掛けます。
3回目となる「コネクリ延岡2025」では、映像クリエイターは延岡市で最大20日間の滞在型映像制作を行い、縦型ショートムービーの制作へ挑戦することができます。制作期間で制作された映像作品は、市民参加で作り上げる映像祭で上映されます。
 
募集サイト
Connect & Create NOBEOKA 2025
waiwai PLAY LABについて
waiwai PLAY LABは、“動画エンターテインメントを拡張するTechnology×Movieラボスペース”をコンセプトに、 動画制作をメインに「Technology」「Entertainment」「Education」の要素を取り入れ、 先端テクノロジーや動画エンターテインメントで遊べる・学べる・発信・交流できる機会を提供するオープンスペースです。
第3回のテーマは「GOOD FAKE」―嘘から出た、まさかの延岡―
「GOOD FAKE」。
直訳すれば、“素敵なウソ”であり、“素敵なフィクション”。
「人類はフィクションを信じる力で文明を創り上げた!」
というのは、ベストセラー『サピエンス全史』のメッセージですが、
今回はそれを、エンタメとまちづくりの文脈でやってみようという試みです。
リアルな延岡の風景や文化に、フィクションのシナリオをかけ合わせて、
“まさかの延岡”を、縦型ショートムービーとして制作。
映像祭で披露し、市民も地域外のみんなもつい共感してしまうような、
新しいムーブメントをクリエイターのみんなと創り上げていきたい。
たとえば、
現実にはありえないような、一風変わったメニューがある喫茶店の物語でもいい。
商店街の奥に、“もうひとつの延岡”が広がってる物語でもいい。

エンタメの街、延岡を一緒に妄想してみませんか?
 
あなたの物語が、誰かの目的地に。
さらに今回は、みんなが映像化した妄想を、
“もしも物語がエンドロール後も続いたとしたら?”と、
リアルな延岡の観光コンテンツとしてコネクト&クリエイトするチャレンジもします!
 
映像のなかで観た名所や名物に会いに行ける。
幻のメニューを、街のどこかでほんとに食べられる。
妄想だったはずの文化や営みに実際に参加できちゃったりする。
 
そんな風に、まさかの延岡の観光コンテンツに化け、誰かの目的地になる、
まちづくりの新機軸も目指していきます。
 
募集概要
募集期間 2025年8月27日(水)~10月12日(日)まで
募集対象 映像クリエイター10組程度
※映像のプロフェッショナルであるかは不問。Youtuber、TikTok / Instagramクリエイターも可
※グループ可
※18歳以上
※社会人・学生不問
※性別・国籍不問
参加資格 ・宮崎県外クリエイターは2025年11月13日(木)~2026年1月11日(日)の滞在可能期間中、宮崎県延岡市にて滞在制作が可能であること。(期間内の最低滞在日数の指定はありません。)
・延岡で実施するキックオフキャンプに参加できること。(2025年11月14日(金)、11月15日(土)に実施予定)
・延岡で実施する予定の映像祭に現地参加し作品発表すること。(2026年1月24日(土)に実施予定)
・日本語でのコミュニケーションが可能であること(日常会話レベル以上が望ましい)
作品要項 ・制作物:縦型ショートムービー(10min以下)とそれを宣伝するための短縮版映像(1min以下)とサムネイル
・ジャンル:ドキュメンタリー以外
・制作数:1作品以上(ただし映像祭へのエントリーは1作品のみ)
支援内容
コネクト支援
延岡の街や自然、そして人との交流(コネクト)の機会を提供します。
滞在中に制作された作品を発表する映像祭の開催
協力関係にある延岡市内の場所をロケ地としての利用支援
地元有志のキャスト協力
地元民を集めた交流会を地元コミュニケーターが実施支援
映像祭に出品された作品は全てケーブルメディアワイワイの番組内で放映
 
クリエイト支援
延岡滞在中の作品づくり(クリエイト)を様々な面から支えます。
滞在支援金最大10万円(審査によって決定)
※宮崎県外のクリエイターのみ
最長20日間無償で滞在できる宿泊場所の斡旋
※Kickoff camp及び映像祭を含む最大20日間。
※予約はご自身で行っていただきます。無償で利用できるのは斡旋した宿泊場所のみになります。
※滞在支援金の金額と宿泊場所の斡旋の有無は、審査によって決まります。
waiwai PLAY LABの機材貸出およびスペースの利用
※ご希望に添えない場合もございます。
メンターかもめんたる岩崎う大さんのアドバイス
 
審査基準
提出された申請書類を元に、事務局による審査を経て参加者を決定します。
審査には以下の基準を用います。
 
1.
テーマ性
a. 本企画のテーマ「GOOD FAKE」に沿っているか
b. 延岡の新しい魅力を自分なりに発見・描くことができているかどうか
2.
エンタメ性
a. 企画のアイデアに独自性があり、延岡または宮崎のエンタメ活性にポジティブな効果を生み出すと期待できるか
 
スケジュール
2025年8月27日(水)~10月12日(日)23:59:募集期間
2025年10月13日(月)~10月15日(水):事務局による審査
2025年10月17日(金)予定:選考結果発表
2025年11月21日(金)、11月22日(土):現地キックオフキャンプ(滞在中の説明、延岡視察ツアー、懇親会など)
2025年11月20日(木)~2026年1月14日(水):滞在制作可能期間
2025年1月初旬:メンタリング (オンラインで開催予定) ※希望者のみ
2025年1月9日(金):作品サムネイル、作品タイトル、概要文の提出最終締切日
2026年1月14日(水) 23:59:縦型ショートムービー(10min以下)/短縮版映像(1min以下)の提出最終締切日 ※厳守(審査に影響する場合があります)
2026年1月24日(土):映像祭
 
「コネクリ延岡2025」メンター、ゲスト 
メンター かもめんたる岩崎う大 
プロフィール
1978年9月18日生まれ、東京都出身。2007年に相方・槙尾ユウスケと「かもめんたる」を結成し、13年には第6回キングオブコントで優勝。現在はお笑い芸人の枠だけにとどまらず、俳優や演出家としても活躍する。15年に旗揚げした「劇団かもめんたる」では、すべての作品で脚本・演出を担当。第64・65回岸田國士戯曲賞候補に選ばれる。主な映画出演作に、逆火(25)、主なドラマ出演作に、「面白南極料理人」(19/TX)、「生きるとか死ぬとか父親とか」(21/TX)「ダメマネ! ―ダメなタレント、マネジメントします―」(25/NTV)などがある。
 
観光コンテンツクリエイター  佐藤ねじ
プロフィール
クリエイティブディレクター・プランナー。2016年ブルーパドルを設立。商品、店、WEB、こどもコンテンツなどを制作。代表作に「隠れ節目祝い」「ボードゲームホテル」「アルトタスカル」「0歳ボドゲ」「佐久市リモート市役所」など。著書に「子育てブレスト」(小学館)など。主な受賞歴に、ACCゴールド、キッズデザイン賞、文化庁メディア芸術祭・審査員推薦作品、グッドデザイン賞BEST100など。
 
映像クリエイターと地域が紡ぐ「コネクリ延岡」の歩み
コネクリ延岡は、若者の都市部流出や地域のエンタメ不足といった課題に対し、映像クリエイターとの協働によって新たな地域の魅力を可視化し、関係人口の増加を目指しています。2023年のスタート以来、2年間で延べ24組のクリエイターが参加し、映画監督・上田慎一郎氏のメンタリングのもと、延岡の風景・暮らし・文化を素材に、縦型ショート映像の制作に取り組んできました。
 
最大20日間の滞在支援や、活動拠点として地元ケーブルテレビ局・ケーブルメディアワイワイが運営する「waiwai PLAY LAB」の最新機材と設備が提供されています。地元の商店街、学校、企業、ボランティアらがキャストやロケ地協力として参加し、地域ぐるみの創作が実現。制作された映像作品はYouTubeやTikTokで発信され、累計再生回数は2,000万回を突破しました。SNSでの話題化だけでなく、地域内での上映イベント「コネクリ延岡 映像祭」や、マルシェ、ワークショップも開催されるなど、まちの一大イベントとしての存在感も高まりつつあります。
 
さらに、本プロジェクトを通じて制作された作品の多くは、国内外の映像祭で高い評価を獲得。カンヌ公認の「SSFF & ASIA 2024 ジャパン」や「札幌国際短編映画祭」などでの受賞実績もあります。地方都市の取り組みが、映像文化の場でも価値あるモデルケースとして注目を集め、延岡の風景や人々が、映像を通じて世界へ届いています。
 
第3回となる今年度は、2年間の成果をふまえて、さらに新たなフェーズへ。 作品制作の中で生まれた架空の風景や物語を、観光コンテンツとして育てていくという新しい試みにも挑戦します。
 
映像祭には、プログラムに採択された映像作家と地元の人々を中心に、子どもからお年寄りまで300人を超える人々が参加し、会場では立ち見が出るほどの大盛況となりました。
 
プロジェクトの様子は、こちらからご覧いただけます。
 
ケーブルメディアワイワイについて
『Connect & Create NOBEOKA』の主催は、『waiwai PLAY LAB』を運営するケーブルメディアワイワイ。延岡市・日向市を中心に宮崎県北をエリアとする、ケーブルテレビ局。ケーブルテレビ、ケーブルインターネット、固定電話、電力などのサービスや地域の情報を提供しています。クリエイターの皆さんと、延岡の街から生まれる作品に出会えることを楽しみにしています。
ケーブルメディアワイワイ
 
ロフトワークについて
ロフトワークは「すべての人のうちにある創造性を信じる」を合言葉に、クリエイターや企業、地域やアカデミアの人々との共創を通じて、未来の価値を作り出すクリエイティブ・カンパニーです。目先の利益だけにとらわれず、長い視点で人と企業と社会に向きあい、社会的価値を生み出し続けるビジネスエコシステムを構築します。Webサイト
 
コネクリ延岡に関するお問い合わせ: コネクリ延岡 事務局(担当:天野)
connect_and_create_nobeoka@loftwork.com