自宅と実家で暮らす個性豊かな猫たちを撮影し発表している写真家MARCOさんによる初の写真集『メイ先輩』が8月27日に発売されました。 |
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『メイ先輩』MARCO著/辰巳出版/祖父江慎・志間かれん(cozfish)デザイン |
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タイトルどおり猫の「メイ」が主役の写真集で、帯には「ネコ吸い妖怪」を自称するミュージシャン坂本美雨さんから推薦コメントが寄せられています。 |
メイは信州の山間の一軒家でMARCOさんの両親とともに暮らす猫。早くに亡くしてしまった先代猫にそっくりな風貌をしていたことから、家族として迎え入れられました。両親の愛情を一身に受けてすくすくと成長し、MARCOさん曰く「いろんな意味で肥え太っていき、ついには身も心も“ジャイアン”のようにたくましく育った」とのこと。同居する犬や猫が「ただ視界に入った」というだけで理不尽な猫パンチをお見舞いする程度には“ジャイアン”だそうです。 |
その理不尽な様子はMARCOさんのSNSにもたびたび投稿され、容赦なく繰り出されるストロングスタイルの猫パンチや、それに屈しない同居犬猫との攻防が注目されています。 |
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三浦こんぶ(左)の箱を強奪するメイ(MARCO著『メイ先輩』より) |
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犬の武蔵と三浦こんぶ(右)を後方から睨みつけるメイ(MARCO著『メイ先輩』より) |
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特にメイの標的になっているのがお父さんです。お父さんが新聞を読んでいると、思わせぶりに新聞の上に横たわり、モフモフのわがままボディで誘惑します。しかし、お父さんがメイを撫でようと手を伸ばした瞬間、顔面狙いの強靭な右ストレートが浴びせられてしまうのです。それでも、メイは誘惑をやめず、お父さんも懲りずに手を伸ばし……(以下同)。 |
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お父さんとメイの攻防(MARCO著『メイ先輩』より) |
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また、MARCOさんがSNSに投稿した写真には、「毎晩午前3時になると、このタンスから父のお腹へジャンプするそうです。父『とにかく重くて苦しい』とのこと」とのコメントが。タンスからお父さんのお腹まではそこそこの距離と高低差があり、メイの巨体(の体重を支える足先)がお腹に落ちてくると想像するだけで変な声が出てしまいます。 |
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午前3時にここから飛び降ります(MARCO著『メイ先輩』より) |
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それでも、お父さんが新聞を広げれば魅惑のボディを横たえ、飛び降りたお腹の上でフミフミすることもあるというから、メイがお父さんを「じつは好き」なのは疑いようがありません。この極端な「ツンデレ」もまた、多くの人からメイが愛される所以のようです。 |
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立派な体躯のメイ(MARCO著『メイ先輩』より) |
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お母さんに甘えた表情を見せるメイ(MARCO著『メイ先輩』より) |
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機嫌のいいメイ(MARCO著『メイ先輩』より) |
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抱っこを拒否するメイ(MARCO著『メイ先輩』より) |
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メイは写真集制作のさなかに急逝し、その訃報には悲しみの声が寄せられました。 |
MARCOさんはファンに向け、「完成した本を手にしたとき、まるで実家に帰ったような感覚になりました。やりたい放題のメイも含め(笑)、読んでくださる皆さまにも、あの空気を感じていただけるのではないかと思います。メイの日々をページの中でも見守っていただけたら嬉しいです」と語っています。 |
写真集『メイ先輩』はAmazon10部門でベストセラー1位にランクイン。楽天ブックスでは予約が完売するなど、注目を集めています。ネット書店および全国の書店店頭で販売中。 |
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<書籍情報> |
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MARCO著『メイ先輩』 |
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<著者について> |
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MARCO 会社員。2014年より写真家・岡田邦明氏に師事。2016年岩合光昭さんが選んだアサヒカメラ第3回ネコ写真コンテスト入選、2021年日本写真絵本大賞審査員特別賞受賞。2016年、18年に横浜赤レンガ倉庫ねこ写真展に出展、2020年、21年に富士フイルムフォトサロン東京・札幌にて個展開催 |
Instagram:marco77774 |
X:@marco74444 |
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