| 打楽器奏者/作曲家、會田瑞樹が贈る日本と世界を結ぶ多様な音楽の世界。没後40年を迎える作曲家八村義夫に捧ぐ一夜。 |
| 會田瑞樹について | ||||||||||||||
| 打楽器奏者/作曲家の會田瑞樹はこれまでに300作品以上の新作初演を手がける”初演魔”の異名を持つ音楽家。作曲家として管弦楽から歌曲にいたるまで作品数は100作品を超え、その作品はNHK放送はじめ、リトアニア国営放送での中継など、国際的にも注目を集め続けています。昨年にはリトアニア・聖クリストファー室内合奏団の委嘱により作曲されたヴィブラフォンと弦楽オーケストラのための《Stardust》は熱狂的な成功を飾りました。本年も多数の委嘱に応え次々と新作を発表。7月にはタイ/バーンソムテッド・チャオプラヤ・ラーチャバット大学において作曲講座を開催するなど、国際的な注目も年々高まりを見せており、演奏家としてはサントリーサマーフェスティバル2025に参加するなど、その活動は多岐に渡ります。 | ||||||||||||||
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2025年10月3日、 會田瑞樹パーカッションリサイタル2025、東京文化会館で開催。 その聞きどころ。 |
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| 作曲家八村義夫に捧げる一夜 | ||||||||||||||
| 没後40年を迎える作曲家八村義夫(1938-1985)。僅か16作品を残し46歳という若さで他界した氏の業績は、当時数理的な表現を第一義としていた現代音楽の世界に、「情念」「私音楽」の意義を提唱し、聞き手の感情に直接訴えかける音楽を希求し続けた作曲家です。その劇的な生涯と作品の持つ強い魅力は今現在も多くの人の心を捉え続けています。 | ||||||||||||||
| そんな八村義夫の代表作とも言える《星辰譜》は、1969年に東京文化会館において初演。その激情的な魅力に多くの聴衆が熱い支持を表明し、その年に初演された特に重要な現代作品として年鑑に楽譜が掲載されるなど、高い注目を集めました。本公演では、八村義夫氏と個人的な結びつきもあった作曲家/ピアニストの中川俊郎氏、国際的な活躍を続けるヴァイオリニスト河村絢音氏、マリンバ、ティンパニ奏者として常に圧倒的な実力を見せつける岩見玲奈氏をゲストに迎え、楽曲の魅力を深く引き出していきます。 | ||||||||||||||
| さらに會田瑞樹は《星辰譜》への応答として、同編成による《酔郷譚》を作曲。作家倉橋由美子(1935-2005)の同名小説からタイトルを拝借し、現世と彼岸の交信を音風景で描いていきます。また、八村義夫氏自身が、私生活の中における強い感情に揺さぶられて作曲を手掛けた《アハーニア》も待望の再演となります。 | ||||||||||||||
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| 湯浅譲二と間宮芳生、會田瑞樹委嘱による二つの傑作 | ||||||||||||||
| 1929-2024...同年に生まれ、同年に没した日本を代表する二人の作曲家、湯浅譲二と間宮芳生。 | ||||||||||||||
| その生き様、作風は全く異なり、常にお互いを意識しあってきた二人に、會田瑞樹は2015年湯浅譲二先生に、2017年間宮芳生先生に、ヴィブラフォンのための作品を委嘱。今宵、本公演で二人の作品が並ぶことで、両者の哲学とその類い稀な音楽性が披露されます。 | ||||||||||||||
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| 国際色豊かな音楽家が集う一夜 | ||||||||||||||
| 2025年9月からタイ国立マヒドン大学に30代の若さで音楽学部長に就任する俊英、ピヤワット・ロウイラープラセルトの新作は、瑞々しい感性が炸裂する明朗な音楽。アメリカ在住のジャン・パトリック・ブサングランは自身の強い日本愛を込めた新作を披露します。藤枝守氏の新作は氏が研究を続ける「植物文様」をテーマに、唯一無二の音世界が会場に広がります。 | ||||||||||||||
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| 會田瑞樹のために描かれた作品たち、類い稀な魅力 | ||||||||||||||
| 佐原詩音、水野修孝の作品はいずれも會田瑞樹のために作曲された唯一無二の作品です。佐原詩音《Petorunkamuy》はアイヌ語を會田自身が朗唱しながら、その世界観を美しく描いていきます。本年91歳を迎え、今尚現役の作曲家として活躍を続ける水野修孝《ヴィブラフォン独奏2021》は世代を超えた音楽の対話をそこに見いだすことができます。 | ||||||||||||||
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| 會田瑞樹インタビュー記事掲載中 | ||||||||||||||
| コンサートスクエアページにて會田瑞樹が本公演に寄せるインタビューが掲載中です。 | ||||||||||||||
| https://www.concertsquare.jp/topic/D045 | ||||||||||||||
| 會田瑞樹Youtubeページ | ||||||||||||||
| 多彩な作品が勢ぞろい。本公演で演奏される楽曲も公開中です。 | ||||||||||||||
| https://www.youtube.com/@troubadourmarimperc | ||||||||||||||
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| 公演概要 | ||||||||||||||
| 會田瑞樹パーカッションリサイタル2025 | ||||||||||||||
| 2025年10月3日(金)19:00開演 | ||||||||||||||
| 東京文化会館小ホール | ||||||||||||||
| 【演目】 | ||||||||||||||
| 第一部 現在進行形のアジア | ||||||||||||||
| 佐原詩音作曲《Petorunkamuy》(2018) | ||||||||||||||
| ジャン・パトリック・ブサングラン作曲《猫団子》(會田瑞樹献呈作品/世界初演)(2021) | ||||||||||||||
| 藤枝守作曲:ヴィブラフォンの植物文様(2025/會田瑞樹委嘱新作/世界初演) | ||||||||||||||
| ピヤワット・ロウイラープラセルト作曲:《Ranae-Ranad》(2025/會田瑞樹委嘱新作/世界初演) | ||||||||||||||
| 水野修孝作曲《ヴィブラフォン独奏2021》(2021) | ||||||||||||||
| 第二部 八村義夫没後40年を迎えて | ||||||||||||||
| 八村義夫作曲《Ahania》(1977) | ||||||||||||||
| 間宮芳生作曲《ヴィブラフォンとマリンバのための音楽》(2017/2018) | ||||||||||||||
| 湯浅譲二作曲《ヴァイブローカス》(2013) | ||||||||||||||
| 八村義夫作曲《星辰譜》(1969) | ||||||||||||||
| 會田瑞樹作曲《酔郷譚 -八村義夫没後40年/倉橋由美子没後20年に捧げる後奏曲-》(2025/初演) | ||||||||||||||
| 【出演】 | ||||||||||||||
| 打楽器独奏:會田瑞樹 | ||||||||||||||
| ヴァイオリン:河村絢音 ピアノ:中川俊郎 打楽器:岩見玲奈 | ||||||||||||||
| 委嘱作曲家:ピヤワット・ロウイラー・プラセルト、藤枝守 | ||||||||||||||
| 助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 [東京芸術文化創造発信助成] | ||||||||||||||
| 公益財団法人野村財団 | ||||||||||||||
| 前売り一般:3000円/前売り学生:1000円(東京文化会館のみ取り扱い) | ||||||||||||||
| 当日一般学生共500円増。 | ||||||||||||||
| チケット取り扱い | ||||||||||||||
| 東京文化会館チケットサービス | ||||||||||||||
| 03-5685-0650(オペレーター対応) | ||||||||||||||
| https://www.t-bunka.jp/stage/27866/ | ||||||||||||||
| チケットぴあ(Pコード:299079) | ||||||||||||||
| https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2517137 | ||||||||||||||
打楽器奏者/作曲家の會田瑞樹はこれまでに300作品以上の新作初演を手がける”初演魔”の異名を持つ音楽家。作曲家として管弦楽から歌曲にいたるまで作品数は100作品を超え、その作品はNHK放送はじめ、リトアニア国営放送での中継など、国際的にも注目を集め続けています。昨年にはリトアニア・聖クリストファー室内合奏団の委嘱により作曲されたヴィブラフォンと弦楽オーケストラのための《Stardust》は熱狂的な成功を飾りました。本年も多数の委嘱に応え次々と新作を発表。7月にはタイ/バーンソムテッド・チャオプラヤ・ラーチャバット大学において作曲講座を開催するなど、国際的な注目も年々高まりを見せており、演奏家としてはサントリーサマーフェスティバル2025に参加するなど、その活動は多岐に渡ります。
會田瑞樹パーカッションリサイタル2025、東京文化会館で開催。
没後40年を迎える作曲家八村義夫(1938-1985)。僅か16作品を残し46歳という若さで他界した氏の業績は、当時数理的な表現を第一義としていた現代音楽の世界に、「情念」「私音楽」の意義を提唱し、聞き手の感情に直接訴えかける音楽を希求し続けた作曲家です。その劇的な生涯と作品の持つ強い魅力は今現在も多くの人の心を捉え続けています。
そんな八村義夫の代表作とも言える《星辰譜》は、1969年に東京文化会館において初演。その激情的な魅力に多くの聴衆が熱い支持を表明し、その年に初演された特に重要な現代作品として年鑑に楽譜が掲載されるなど、高い注目を集めました。本公演では、八村義夫氏と個人的な結びつきもあった作曲家/ピアニストの中川俊郎氏、国際的な活躍を続けるヴァイオリニスト河村絢音氏、マリンバ、ティンパニ奏者として常に圧倒的な実力を見せつける岩見玲奈氏をゲストに迎え、楽曲の魅力を深く引き出していきます。
さらに會田瑞樹は《星辰譜》への応答として、同編成による《酔郷譚》を作曲。作家倉橋由美子(1935-2005)の同名小説からタイトルを拝借し、現世と彼岸の交信を音風景で描いていきます。また、八村義夫氏自身が、私生活の中における強い感情に揺さぶられて作曲を手掛けた《アハーニア》も待望の再演となります。
1929-2024...同年に生まれ、同年に没した日本を代表する二人の作曲家、湯浅譲二と間宮芳生。
その生き様、作風は全く異なり、常にお互いを意識しあってきた二人に、會田瑞樹は2015年湯浅譲二先生に、2017年間宮芳生先生に、ヴィブラフォンのための作品を委嘱。今宵、本公演で二人の作品が並ぶことで、両者の哲学とその類い稀な音楽性が披露されます。
2025年9月からタイ国立マヒドン大学に30代の若さで音楽学部長に就任する俊英、ピヤワット・ロウイラープラセルトの新作は、瑞々しい感性が炸裂する明朗な音楽。アメリカ在住のジャン・パトリック・ブサングランは自身の強い日本愛を込めた新作を披露します。藤枝守氏の新作は氏が研究を続ける「植物文様」をテーマに、唯一無二の音世界が会場に広がります。
佐原詩音、水野修孝の作品はいずれも會田瑞樹のために作曲された唯一無二の作品です。佐原詩音《Petorunkamuy》はアイヌ語を會田自身が朗唱しながら、その世界観を美しく描いていきます。本年91歳を迎え、今尚現役の作曲家として活躍を続ける水野修孝《ヴィブラフォン独奏2021》は世代を超えた音楽の対話をそこに見いだすことができます。
コンサートスクエアページにて會田瑞樹が本公演に寄せるインタビューが掲載中です。
多彩な作品が勢ぞろい。本公演で演奏される楽曲も公開中です。