《事例インタビュー》留学生の就職支援に成果を上げる名古屋工業大学
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理系外国人留学生の人材紹介を強みとする株式会社オリジネーターは、外国人留学生の就職活動の現状を把握して課題を明確化するため、学校の就職支援担当者を対象にアンケート及びインタビュー調査を実施しました。今回の結果を、外国人採用を検討する企業の方々、留学生の就職支援に取り組む学校の方々にも参考にしていただき、日本で働きたい外国人留学生の活躍の場を広げていきたいと考えております。 |
※N4:日本語能力試験(以下JLPT)のレベル。N1(最も難しい)~N5(最も易しい)の5段階 |
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【調査結果ポイント】 |
[1] アンケート調査「外国人留学生の就職活動について」 |
対象:学校の就職支援担当者 ※大学キャリアセンターの職員、就職支援担当の大学教員、専門学校や日本語学校の就職支援担当者等 |
●留学生の受け入れを積極的に行っている学校(日本語学校を除く)が、93.3%に達している(Q3)一方で、日本語学校を含む約4割の学校が「就職できた留学生は半分以下」と回答(Q4) |
●留学生の就職支援で課題に感じていることは、「日本語レベルが企業要件に届かない」(67.9%)が最多(Q6) |
●留学生からよく聞かれる就職活動に関する悩み・不安の断トツ1位は、「日本語での面接が不安」(78.6%)(Q7) |
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[2] インタビュー調査「地方の工業大学が取り組む、理系外国人留学生の就職・キャリア支援」 |
国立大学法人名古屋工業大学 学生生活課 就職・キャリア支援係/国際交流課 留学生係 |
・日本語ができる留学生だけが、必ずしも日本で就職しているという状況ではない |
・留学生に好評!愛知県内の中小企業のインターンシップと企業見学バスツアー |
・日本語レベルN4でも採用要件N1の企業に複数内定した事例も |
・日本語スキルにとらわれず、“会ってみたら結構面白い”留学生と会うチャンスを作っていただきたい |
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【外国人採用の現場から】株式会社オリジネーター 取締役 専務執行役員 工藤尚美 |
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日本学生支援機構の発表によると、2024年5月時点の外国人留学生数は33万6708人で過去最多となりました。当社は外国人留学生の中でも、特に理系の学生の就職支援を得意としていますが、日本での就職を希望する優秀な理系外国人留学生が多くいる一方で、企業が求める日本語レベルに届かないことで、就職を諦めてしまうケースも見受けられます。 |
今回調査したアンケートでは、ほとんど(93.3%)の学校(日本語学校を除く)が留学生の受け入れを積極的に行っていることがわかりましたが、就職に関しては、日本語学校を含む約4割(40.6%)の学校が、「日本で就職できた留学生が5割以下」と回答しています。留学生の就職支援の課題を問う設問では、「日本語レベルが企業要件に届かない」が約7割(67.9%)にも上り、さらに留学生からよく聞かれる就活の悩み・不安も、「日本語での面接」が約8割(78.6%)となっており、やはり日本語がネックになっていることが明らかになりました。このような状況が続くと、せっかく日本で学んだ優秀な人材が海外に流出し、国内の人材不足が益々深刻化することも懸念されます。 |
そこで今回、理系留学生の就職促進に積極的に取り組んでいる名古屋工業大学にインタビュー調査を行いました。ぜひより良い留学生採用に繋げるためのヒントにしていただければ幸いです。 |
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【1】アンケート調査「外国人留学生の就職活動について」 |
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対象者:学校の就職支援担当者 ※大学キャリアセンターの職員、就職支援担当の大学教員、専門学校や日本語学校の就職支援担当者等 |
調査方法:インターネット調査 調査期間:2025年6月4日~30日 回答数:84名 |
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Q9-2.どのような就職支援を行っていますか? [抜粋] |
■日本語力を向上させるサポート |
・授業とは別に年間を通じて、日本語関連の試験対策講座をクラス別に開講している。 |
・JLPTを求める企業が多いが年に2回しか受験できないので、BJT(ビジネス日本語能力テスト)の受験ができるようにビジネス日本語クラスを作って、指導している。 |
■英語による各種サポート |
・英語でのカウンセリング、求人やセミナーなど英語での情報提供 |
・英語のみで企業説明を行える企業を集って、合同企業説明会を開催 |
■就職・キャリアサポート |
・キャリアサポーターによる個人対応、キャリア形成の授業 |
・無料職業紹介・書類作成、面接練習 |
・JLPTを取得せずに就職が決まった卒業生にコンタクトを取り、どのように就職活動を進めたかを情報収集 |
・入学時に英語、中国語の通訳付きでビザ知識や探し方などのセミナー実施。その後も、日本語力が一定レベルに達してからのスタートでは出遅れてしまうため、ある程度かみ砕いた表現で校内セミナー実施。日本語力が追いついてきた時に就職戦線ですぐに動けるよう逆算して、早めの「意識改革」をテーマに進めている。 |
■企業探し、その他 |
・受け入れ可能企業の選定・開拓 |
・日本以外の就職、日本語があまり求められない企業を探す |
・母国語での説明会やセミナーの情報提供及び出身国に親和性のある企業の紹介 |
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Q10.留学生の選考・採用に関して、企業に要望することは? [抜粋] |
■語学要件(日本語レベル)について |
・必要な日本語レベルを、検定結果にとらわれずに、ご判断いただきたい。 |
・日本語力の項目に「N2」「N1」とだけ記載している企業様が多いので、求職する学生はJLPTの合格だけを目指すようになってしまう。「日本語で社内での会議や、接客ができるレベル」などの表現も併記していただけると、求職者、求人企業様ともにメリットがあるかと思う。 |
■選考フローについて |
・外国人材を求めている企業は日本語SPIを不要にしてほしい。 |
・日本人学生の選考フローと同じではなく、面接を中心に留学生個人の課題がクリアできるような選考をしていただきたい。外国人を採用している企業は問題ないが、採用に不慣れな企業は採用後に様々な確認を留学生にすることが多く、それを大学に相談されて解決できないことが多い。その辺のフォローもしっかりと企業側にしていただけるとありがたい。 |
■留学生の採用計画について |
・留学生採用を積極的に行っている企業はそれを明示してほしい。 |
・留学生に期待すること、求める資質スキルを明確にしていただきたい。「日本人と外国人の採用基準に差をつけない」ということでも明確になっていた方が良いです。目安になります。 |
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【2】インタビュー調査 「地方の工業大学が取り組む、理系外国人留学生の就職・キャリア支援」 |
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日本での就職を希望する優秀な外国人留学生が、希望通り就職を実現するためには、大学の就職・キャリア支援がカギと言えます。そこで、様々な施策を行い外国人留学生の就職促進に積極的に取り組んでいる名古屋工業大学へインタビュー調査を行いました。取り組みの内容や、サポートする中で大切にしていること、採用する企業側に求めたいことなどを詳しくヒアリングし、就職支援や選考・採用をより良くするヒントを探りました。 |
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国立大学法人名古屋工業大学 学生生活課 就職・キャリア支援係/国際交流課 留学生係 |
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■日本語ができる留学生だけが、必ずしも日本で就職しているという状況ではない |
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名古屋工業大学の正規留学生(学部生・大学院生)は、中国、韓国、マレーシア、バングラデシュといったアジア圏の出身者が多く在籍しています。学術交流協定を締結している協定校からの留学生受入れ、また、ジョイント・ディグリープログラム、ダブルディグリープログラム、共同博士プログラム(コチュテルプログラム)などの各種プログラムを充実させ、研究活動ベースの学生交流を活性化させています。 |
日本での就業については、23年卒~25年卒の3年間を例にした場合、留学生の卒業・修了者のうち、およそ33%~44%が日本国内で就職しています(アカデミア含む)。特に大学院(前期・後期)に入学する留学生の中には、英語開講科目を希望する者が一定数在籍し、その中には日本語力が高くないものの、日本での就職を希望する者も含まれています。直近の25年3月卒では、大学院(前期・後期)を修了し日本で就職した16名のうち、8名が日本語能力試験(JLPT)のN3レベル以下でした。残りはN1、N2レベルの留学生ですが、その多くを占める中国出身の留学生は、ここ数年、卒業後に帰国を希望する学生が増えている印象があります。 |
このように、日本語ができる留学生だけが、必ずしも日本で就職しているという状況ではありません。
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■充実した就職・キャリア支援で、日本独自の就活に戸惑う留学生を手厚くサポート |
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日本人学生を含む大学全体の取り組みとしては、学部1年から学部3年生までフレッシュマンセミナー、産業論、キャリアデザインといったキャリア教育プログラムを実施しています。また、全学向けに業界研究・企業研究セミナー(学内合同説明会)を年4回、延べ16日間(2024年度実績)に渡り実施しています。
このイベントは留学生も参加しているため、企業にとっては、日本で就職したい留学生の存在を目にする機会になり、留学生にとっては、日本語の重要性に気づく機会にもなっています。参加企業に対しては、留学生の採用予定について事前アンケートを行い、その結果を留学生に共有しています。「留学生を採用している」という企業が多くありますが、残念ながらN3以下を採用する企業はほとんどないのが現状です。
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留学生向け就職支援講座の様子 |
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「外国人留学生向け」には、「就職支援講座」を年に10~15回ほど前後期に分けて実施しています。日本での就職に興味を持つすべての学年の留学生を対象に、前期は「日本における就職活動の基本的な知識」や「インターンシップ準備」など、後期は「エントリーシート・履歴書の書き方」「グループディスカッション」「面接練習」などの講座を開講しています。
自分のこれからについて考え、今から何をすべきかを知る良い機会ですが、「研究に集中したい」「まだ先の話」とどうしても後回しにされる傾向があり、参加者数が課題となっています。広く関心を持ってもらう工夫が必要だと感じています。また、留学生専任相談員による日本語・英語での面談を、一年通じて受け付けています。問題意識はあっても日本独自の就活のスピードについてこられない留学生や、日本語の書類の準備、学会発表・修士論文執筆との両立に悩む留学生に対し、相談窓口を提供しています。
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さらに、『リュウカツ』(オリジネーター社のサービス)から講師を招いて、「就活基礎講座」、「インターンシップに備えた提出書類の書き方」などの講座を担当していただきました。録画した動画は、欠席者や復習を希望する留学生へ共有し、理解促進に役立てています。 |
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■二人三脚で、N3以下の留学生が内定につながったケースも |
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就職試験の対策として、特に日本語が苦手な留学生には、「書類選考で落とされない」「なんとか面接につなげる」ことを第一目標に、エントリーシートや履歴書の作成に時間をかけています。人柄や強みが伝わるように、二人三脚で準備します。面接になれば、留学生本人の相当な努力が必要となりますが、「ここまで頑張ったのだから合格したい!」という本人の強い思いのもと、研究の合間に日本語の面接練習を重ねています。 |
また、個別の就職選考対策以外にも、日本語力が高くない留学生を採用している企業情報の収集を行っています。係の全スタッフの協力を得て、大学を訪問する企業一社一社に、留学生採用の有無及び求められる日本語力について尋ね、採用条件を係内で共有しています。また業界・企業研究セミナーの参加企業には、留学生の採用予定と条件について事前アンケートをとっています。 |
大学が主催するイベントだけでなく、公的機関や民間企業主催の留学生向けイベントをタイムリーに学内に展開するため、留学生専用の就職情報発信サイト「Moodle」を作成したり、過去に面談した留学生に個別にメールを送ったりしています。特に、愛知県主催で行われている「あいち外国人留学生フェスタ」は、「留学生を採用したい」多くの地元の中小企業と、「日本で就職したい」留学生が出会う一大イベントとなっているため、多くの留学生に参加を促しています。このようなイベントをきっかけに、N3レベル以下でも内定につながったケースがあります。
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■留学生に好評!愛知県内の中小企業のインターンシップと企業見学バスツアー |
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愛知県主催の留学生向けインターンシッププログラム「AICHI
VALUE」では、愛知県内の中小企業50社程度が、就業体験プログラム(主にタイプ3※)を展開し、毎年10名前後の名古屋工業大学の留学生が参加しています。公募のインターンシップでは選考を突破しにくい留学生にとって、留学生枠が用意された就業体験のチャンスはとても貴重です。各企業が創意工夫を凝らしてプログラムを作成するため、参加した留学生からは「1dayの会社説明会やオンラインではなかなか得られない経験」と大変好評です。ある企業の担当者からは、「言語面では不安もあるが、専門分野となると、現場の社員が舌を巻く知識を持つ留学生もいて、社内の良い刺激になっている」という感想をいただきました。このインターンシッププログラムを通して、内定につながるケースも出ています。 |
さらに、留学生と日本人学生が参加する、産業博物館や企業などを見学するバスツアーを年2回実施しています。留学生が日本企業を見学することで、日本企業への就職に対する関心を高めることや、広く日本の文化に触れる機会を作ること、また留学生と日本人学生が交流し、親睦を深めることを目的に開催しています。2024年度は60名(2回実施の合計)が参加し、留学生からは「充実した一日になった」といった感想が寄せられました。 |
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バス内でのレクリエーションの様子 |
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訪問企業で事業説明を受けている様子 |
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※文部科学省、厚生労働省、経済産業省が共同で策定したインターンシップに関する指針(三省合意)で、学生のキャリア形成支援に係る産学協働の取組が四つに類型されています。 |
タイプ1「オープン・カンパニー」業界や企業による説明会・イベント タイプ2「キャリア教育」大学と企業が連携して作り上げる産学連携プログラム タイプ3「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」従来の就業体験型インターンシップ タイプ4「高度専門型インターンシップ」(試行)高度な専門性のある学生を対象とした長期インターンシップ |
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■理系留学生の就職・キャリア支援で大切にしていること |
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家族と共に滞在している留学生もいますが、多くが家族と離れてひとりで暮らしていて、様々な悩みを抱えながら日本で研究活動を続けています。日頃から気になる留学生がいれば、学内やメールで声をかけ、本人が希望すれば面談につなげ、本人が思いを伝えやすい言語(英語か日本語)で自由に話してもらうようにしています。安心して相談できる雰囲気を大切にし、早期の問題把握に努めています。 |
「日本で就職したいけれど何も行動できていない」留学生は、提供している情報にたどり着けず孤立していることが多いので、まずは就活コミュニティにつなげ、研究活動との両立のための道筋を一緒に考えるようにしています。特に博士後期課程の学生は、年齢を重ねてからの就職活動となる場合や、修了を優先しなくてはならない場合(研究が忙しく就活どころではない)、日本語の学習意欲・習熟度が高くない場合など、それぞれ事情が異なります。就職活動が非常に難航した場合、原因を一緒に考えて、仮に本人に日本就職の意思があっても、それだけにこだわらず複数の可能性を視野に入れて、将来を考えてもらうよう働きかけています。
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■留学生を受け入れる企業に対して、求めること ~日本語スキルにとらわれず、“会ってみたら結構面白い”留学生と会うチャンスを~ |
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企業が社内外の円滑な業務遂行のために、日本語スキルを求める事情はよくわかります。ただ、選考の入口で、日本人学生と同じように一律のSPIテストを受けさせたり、言語レベルで落としてしまうのは、良い出会いのチャンスを逃してしまい、もったいないと思います。最近、N4レベルの留学生が、採用条件がN1の企業に複数社内定したという奇跡のような話がありました。本人が書類作成や面接準備を必死で頑張ったことが合格につながった一番の理由ではありますが、企業がSPIで落とさずに、面接のチャンスをくださったことも大きかったと思います。 |
どんな日本語レベルでも、まずは会うことから始まります。「日本語が話せないならダメ」から、「会ってみたら良い人材だった。どうする?」へ、仮定の話でも良いので、社内で話題にしてみるのもひとつです。とはいえ、人間性や専門性を理解するためには、面接時に英語がわかる面接官を配置するなどの配慮が必要になります。企業だけでなんとかするのではなく、自治体などが日本語教育や異文化理解の機会を作るといった企業支援を積極的に行うと、企業も心強いと思います。 |
名古屋工業大学の留学生(特に大学院生)は、朝から晩まで、熱心に研究活動をしている学生が多いです。「日本語を学ぶ時間がなかったから話せない」ケースが多く、個人差はありますが、入社して環境が整えば、きっと日本語が上達すると思います。 「いつまでにN2を取得する」などの具体的な目標を本人と職場で共有するのも良いかもしれません。 「自分も会社の大切な一員」と思えることが、日本語の上達を加速させるきっかけになるため、コミュニティに巻き込みながら、同じ社員として育てていただけたらと思います。 |
今後は、労働人口減少やグローバル化対策としての外国人材採用の観点からも、企業内の言語の多様化は一層期待されると思います。一筋縄ではいきませんが、“会ってみたら結構面白い”留学生にぜひ会って話していただきたいです。
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『リュウカツ』のサービス・研修について |
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会社概要 株式会社オリジネーター |
[代表者] 代表取締役 長谷部裕樹 [設立] 2001年12月 [資本金] 1,000万円 |
[所在地] 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-12 monparte北参道6階 |
[主な事業内容] 外国人材採用支援事業『リュウカツ』 |
[事業許可] 有料職業紹介事業許可番号(13-ユ-300900) |
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優秀な外国人留学生が、希望通り就職を実現するためには、大学の就職・キャリア支援がカギと言えます。
直近の25年3月卒では、大学院(前期・後期)を修了し日本で就職した16名のうち、8名が日本語能力試験(JLPT)のN3レベル以下でした。
日本語ができる留学生だけが、必ずしも日本で就職しているという状況ではありません。
全学向けに業界研究・企業研究セミナー(学内合同説明会)を年4回、延べ16日間(2024年度実績)に渡り実施しています。
企業にとっては、日本で就職したい留学生の存在を目にする機会になり、留学生にとっては、日本語の重要性に気づく機会にもなっています。
「留学生を採用している」という企業が多くありますが、残念ながらN3以下を採用する企業はほとんどないのが現状です。
留学生専任相談員による日本語・英語での面談を、一年通じて受け付けています。問題意識はあっても日本独自の就活のスピードについてこられない留学生や、日本語の書類の準備、学会発表・修士論文執筆との両立に悩む留学生に対し、相談窓口を提供しています。
日本語力が高くない留学生を採用している企業情報の収集を行っています。
イベントをきっかけに、N3レベル以下でも内定につながったケースがあります。
■留学生に好評!愛知県内の中小企業のインターンシップと企業見学バスツアー
ある企業の担当者からは、「言語面では不安もあるが、専門分野となると、現場の社員が舌を巻く知識を持つ留学生もいて、社内の良い刺激になっている」という感想をいただきました。
就活コミュニティにつなげ、研究活動との両立のための道筋を一緒に考えるようにしています。
就職活動が非常に難航した場合、原因を一緒に考えて、仮に本人に日本就職の意思があっても、それだけにこだわらず複数の可能性を視野に入れて、将来を考えてもらうよう働きかけています。
選考の入口で、日本人学生と同じように一律のSPIテストを受けさせたり、言語レベルで落としてしまうのは、良い出会いのチャンスを逃してしまい、もったいないと思います。
どんな日本語レベルでも、まずは会うことから始まります。「日本語が話せないならダメ」から、「会ってみたら良い人材だった。どうする?」へ
“会ってみたら結構面白い”留学生にぜひ会って話していただきたいです。