~個人でも日本一を獲得、大阪・関西万博でも実演披露~
  入間市手揉狭山茶保存会(平塚尚吾会長)が第33回全国手もみ茶品評会において、史上初となる20年連続25回目の日本一を獲得したことを杉島市長に報告するため表敬訪問を行った。
 
史上初の偉業達成
平塚会長は「第33回全国手もみ茶品評会において20年連続25回目の日本一を果たすことができました。これは杉島市長をはじめ行政の皆様方のご尽力と、会員同士の切磋琢磨した結果だと思っております」と成果を報告。
「日頃から会員同士で切磋琢磨し、自分の技術の向上に努め、良いお茶を作ることに励んできました。まさに狭山茶の名声を全国に届けることができたと思っております」と、継続的な努力の成果を強調した。
さらに今回は、保存会員の間野隆司氏が個人部門でも1等1席(日本一)を受賞する快挙を達成。間野氏は「平成12年と令和3年に続き3度目の受賞となります。今回が最も手応えがありました」と振り返る。
「今年は杉島市長と一緒に天皇陛下ともお会いさせていただき、お話をさせていただくこともできました。作ったお茶の出来栄えも非常に感触が良く、『これで取れなければもう取れないだろう』という雰囲気もあり、無事に3度目の受賞ができました」と喜びを語った。
世界に向けた狭山茶の魅力発信
保存会では品評会での成果にとどまらず、積極的な普及活動を展開している。平塚会長は「普段は入間市内の小学校において、伝統文化の継承を小学校3年生を対象に手もみ茶教室を開催させていただき、狭山茶の普及に努めております」と地域での取り組みを説明。
特に注目すべきは先月開催された大阪・関西万博での実演披露だ。「杉島市長のご支援・後押しがあり、大阪・関西万博で入間市の手もみ茶を実演することができました。入間市が狭山茶の産地として埼玉県で第1位の生産量を誇るとともに、そのブランドを世界へ広めるという意味合いも込めて出店させていただきました」と平塚会長は説明する。
「当日は多くの外国の方や日本の方もたくさんいらっしゃいましたが、入間市の手もみ茶は技術的にも全国に誇れるものだと思っております。それをご覧いただいたお客様方には本当に感動していただき、まさに日本国内はもとより、世界へ向けて発信ができたことと思います」と手応えを語った。
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入間市手揉狭山茶保存会 平塚尚吾会長
市長も偉業を称賛
入間市長 杉島理一郎
杉島市長は受賞報告を受け、深い感謝と誇りを表明した。「平塚会長をはじめ、保存会の皆様方には心より感謝申し上げます。20年連続25回目の日本一達成、この第1報が入ったのは大阪・関西万博前でしたので、本当に嬉しい思いで、誇りを持って全世界の皆さんにアピールすることができました」
「間野さんが1等1席日本一をお取りになっていただいて、入間の狭山茶が日本一だということを誇ることができたのは、本当に入間市の名誉であり、誇りであります。皆様方の不断の努力に心から感謝を申し上げたいと思います」と称賛の言葉を贈った。
プレッシャーがかかる中での20連覇達成に対し、市長は今後への期待も込めて「来年、入間市は市制60周年を迎える中での20連覇の称号を持って、さらに入間市の還暦を終えた61年以降も、徹底的に狭山茶を推進し、狭山茶を高めて、狭山茶とともに入間市の歴史を刻んでいくという思いを新たにしたところであります」と意気込みを示した。
 
今後の展望
間野氏は受賞の喜びとともに今後への決意も語った。「手もみ茶に対して前向きに長くやってきた成果かなと思います。また今後も若い会員たちに対して協力できることがあればしていきたいと思いますし、入間市に対してもご協力をできる範囲でやっていきたいと思っております」
平塚会長も「これからも入間市手揉狭山茶保存会は、この入間市の特産である狭山茶を日本国内、もっとより海外にも広めていけるよう、そしてこの結果をまた来年も再来年も続けていけるように努力してまいりたいと思います」と力強く宣言。
保存会では今後も技術の向上と後進の指導に努めながら、20年連続という前人未到の記録を更に延ばし、狭山茶の伝統と品質の維持・向上に取り組んでいくとしている。杉島市長も「是非ともこれからも引き続き後進の指導や、また狭山茶産業全体の発展のために皆様方のご尽力をお願い申し上げます」と継続的な支援を約束した。
間野隆司氏
入間市手揉狭山茶保存会について
埼玉県入間市を拠点とする狭山茶の手もみ技術保存・継承団体。全国手もみ茶品評会での連続日本一記録保持団体として、狭山茶の品質向上と普及活動に取り組んでいる。
入間市について
【狭山茶の郷から世界へ】入間市が描く「Well-being City」の未来図~伝統の茶文化と最先端のまちづくりが織りなす、心豊かな暮らしの新モデル~
 首都圏から電車で約1時間。市内には緑豊かな茶畑が広がり、季節の移ろいとともに風景が変化する、どこか懐かしい景色が残されています。入間市は、商業的茶産地としては日本最北に位置し、狭山茶の発展とブランド化に大きく関わってきた地域です。歴史ある茶文化を大切にしながら、現在では多様な文化や価値観を取り入れたまちづくりに取り組んでいます。
伝統と多様性が調和する、入間市ならではの景観
 関東平野の自然に恵まれたこの地では、代々受け継がれてきた茶農家の手により、狭山茶が丁寧に育てられています。
 一方で、米軍基地跡地を再整備した「ジョンソンタウン」や、大型商業施設「三井アウトレットパーク入間」などもあり、伝統と現代的な要素が調和したまちの風景が広がります。
 こうした多様性こそが、入間市の大きな魅力の一つです。
🏆 SDGs未来都市としての挑戦「Well-being Cityいるま」
 2022年、入間市は内閣府より「SDGs未来都市」に選定されました。
 これを契機に、市は「健康と幸せを実感できる未来共創都市『Well-being Cityいるま』」をビジョンに掲げ、地域資源を活かした持続可能なまちづくりを推進しています。
 同年10月には、地域の誇りである狭山茶の魅力を次世代へとつなぐため、全国初の「おいしい狭山茶大好き条例」を施行しました。
 市民・事業者・行政が連携し、地域文化の継承と活性化に取り組んでいます。
💡 未来の「原風景」を描くプロジェクト
「心豊かでいられる、『未来の原風景』を創造し、伝承する。」
 この想いのもと、入間市では、変化の激しい時代においても、人と人とのつながりや、地域固有の風景・文化を大切にしたまちづくりを進めています。
 従来の枠にとらわれず、市民とともに未来を描く取り組みは、今後もより良い地域社会の実現を目指す一助となることを期待しています。
https://www.youtube.com/watch?v=pW2egzDwMXc
📊 注目ポイント
商業的茶産地としては日本最北、400年の歴史を持つ狭山茶の産地
SDGs未来都市(2022年選定)としての持続可能なまちづくり
狭山茶文化・アメリカンカルチャー・都市型商業が共存する多様な都市景観
市民と共につくる「Well-being Cityいるま」のビジョン
全国初の「おいしい狭山茶大好き条例」による茶文化振興と継承
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いるま未来共創ラボ https://www.city.iruma.saitama.jp/gyosei_joho/purpose/10547.html
 
基本情報
■ 入間市役所
所在地:埼玉県入間市豊岡一丁目16番1号
電話:04-2964-1111(代表)
 
《リンク一覧》
入間市公式ホームページ(https://www.city.iruma.saitama.jp/
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