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米国シカゴ、2025年8月26日 - サプライチェーンの意思決定インテリジェンスにおける世界的リーダーであるproject44は本日、AIとデータを活用したマルチモーダル対応の次世代輸配送管理ソリューション(Intelligent TMS)を発表しました。本ソリューションは、断片化された物流を統合し、よりスマートで迅速、かつAI駆動型の輸配送管理を可能にします。project44の意思決定インテリジェンス・プラットフォーム「Movement」の一部として提供されるこの新ソリューションは、グローバル企業がより迅速かつ優れたデータ主導型の輸配送管理を行えるようにすると共に、サプライチェーン最適化の方法に大きな進化をもたらします。 |
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従来のTMSソリューションは、導入に長い時間がかかり、アーキテクチャが非柔軟的であるため、今日の急速に変化する物流環境への対応が困難でした。project44の新ソリューションは、柔軟でモジュール式のクラウドネイティブ設計を採用していること、そして輸送計画から実行までの強力な機能を備えているため、従来型システムと比較して導入時間とコストを大幅に削減できます。 |
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project44の創設者兼CEOであるジェット・マッカンドレスは次のように述べています。「私たちの輸配送管理は、可視化プラットフォームから生まれた全く新しい仕組みです。輸配送管理をproject44の意思決定インテリジェンス・プラットフォームに融合することで、従来は自動化できなかった領域を自動化する能力をお客様に提供します。これは単なる改良型TMSではなく、輸配送管理の未来そのものなのです。」 |
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包括的マルチモーダル機能 |
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マルチモーダル・オーケストレーション: 単一のインターフェース上で、陸上、海上、航空、インターモーダル、ドレージといった主要輸送モードにわたって貨物を統合計画・管理。海上輸送については、荷主は港からドアまでの正確な運賃見積り、AI駆動のETA(到着予定時刻)、予測航海スケジュール、港レベルの混雑分析(Port Intel)を活用可能。 |
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動的運賃の管理とブッキング: あらゆる輸送モードにおいて、輸送事業者からリアルタイムの運賃見積りと所要時間の情報を即時取得。ワンクリックで貨物の予約・手配が可能(LTL運賃・予約、FTL運賃・予約、海上輸送予約を含む)。スポットレートと契約レートの両方をサポートしており、カスタムでのEDI設定は不要。 |
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AI強化型の計画と最適化: AI駆動の最適化により、コスト、サービスレベル、スピード、キャパシティ、制約を分析し、各出荷に最適なモードとルートを確信を持って選択可能。場所、納品日、充填率、共配ルート制約に基づいて注文をグループ化する柔軟なルールエンジンを組み込んだ自動注文統合機能を提供。3D積載計画によりアセット利用を最大化。 |
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貨物調達とミニ入札: 数分でミニ入札を実施し、戦略的なレーンでより良い運賃を検索可能。Freight Procurement Analytics (貨物調達分析)モジュールが、コスト、サービスレベル、スポット市場運賃を包括的に分析してコスト削減機会を明らかにし、継続的な最適化を支援。 |
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シームレスな統合と可視化 |
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組み込み型オーダー管理: project44のTMS機能内から、購買発注書(PO)を直接出荷に変換。一旦出荷が作成されると、project44のOrde Visibility機能内で出荷はSKUおよび出荷事前通知(ASN)レベルまで自動的に追跡が開始されます。これにより、システムを切り替えることなく、project44プラットフォーム上で、より良い在庫調整と迅速なフルフィルメントが実現可能。 |
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文書管理とコラボレーション: BOL(船荷証券)、POD(配送完了証明)、請求書といった重要な文書をプラットフォーム内に一元管理(UIに手動アップロード、API、またはDriveViewアプリ経由でのアップロードに対応)。組み込みのeBOLサポートはLTLワークフローを効率化。Shared Visibilityを通じて社内チームや外部パートナーとリアルタイム共有できるため、コミュニケーションおよびコラボレーションを強化。 |
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自動精算分析: 自動請求書検証機能により、手作業での照合作業を排除。Freight Auditエンジンが不一致をリアルタイムで検出し、支払サイクルを加速。また、キャリア利用状況、付帯料金、複数モードにわたってレーンの傾向など過去の支出を分析し、予算編成や契約交渉を高度化。 |
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スロット予約とヤード管理の統合: 輸配送管理機能は予約管理機能を通じてヤード管理とネイティブ接続されているため、予約スケジューリングをセルフサービスで行えたり、ドックオペレーションを自動化。キャリアは施設のリアルタイムな利用状況に基づいて集荷・配送スロットを予約し、統合されたETA(到着予定時間)情報により滞留時間を短縮し、スループットを向上。 |
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Movementプラットフォームの優位性 |
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この新しい輸配送管理ソリューション(Intelligent TMS)はproject44の意思決定インテリジェンス・プラットフォーム『Movement』の中核機能のひとつとして、あらゆる輸送モード・地域にわたってリアルタイム可視化とインサイトを提供します。最新のAPIアーキテクチャにより、「コードではなくクリック」での迅速な実装が可能です。すでに25万社以上のキャリアが接続されており、お客様は従来のキャリア制限を超えて、新たなキャパシティとデータに即時利用可能となります。 |
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カワサキモータース株式会社 企画本部コーポレートソリューション統括部 物流部 基幹職 藤井伸一氏は次のように述べています。「カワサキモータースでは、常に輸配送オペレーションの高度化と効率化を追求しています。私たちがproject44とのパートナーシップを選んだのは、よりインテリジェントかつアジャイルな輸配送管理へのビジョンに深く共感したからです。リアルタイムデータ、オートメーション、そして継続的なイノベーションに対するproject44の取り組みは、私たち自身が目指す姿と一致しており、今後の取り組みの方向性に対して、非常に示唆に富んだインスピレーションを与えてくれています。」 |
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先行導入企業では、輸送コスト4.1%削減、納期遵守率17%向上、キャリア見積り時間60%以上短縮、請求および文書精度22%向上といった成果が得られています。 |
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サントリー・グローバル・スピリッツ社の北米ロジスティクス部門ディレクターであるハンス・ムーラグ氏は次のように述べています。「project44をパートナーに持つことは、サプライチェーンにとって非常に良いタイミングです。先進技術の統合により、当社のプロセスが合理化され、顧客満足度が向上し、重要なパフォーマンスデータと測定が提供され、協業とイノベーションの文化が生まれます。私たちは共に課題を特定し、それを機会へと変革します。これによりSuntoryは、急速に進化する市場において敏捷性と対応力を維持できるのです。」 |
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project44の輸配送管理ソリューション(Intelligent TMS)は、荷主の現状の課題やニーズに合わせて設計されており、TMSを持たない企業に対しては俊敏なソリューションを提供し、既存システムを持つ企業にとってはイノベーション層として機能します。企業がサプライチェーン全体にわたり「接続・可視化・実行・自動化」することを可能にすることで、Intelligent TMSは現代物流の中核的なオペレーティングシステムとして機能し、輸送管理におけるスピード、インテリジェンス、俊敏性の新しい標準を確立します。 |
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project44について |
project44は、現代サプライチェーンのための意思決定インテリジェンス・プラットフォームです。その価値主導型AIは、断片化されたロジスティクス管理を統合されたインテリジェンスへと変革し、グローバルサプライチェーン業務に確実性をもたらします。業界最大規模のエコシステムを有するproject44は、製造業、自動車、小売、ライフサイエンス、食品・飲料、消費財(CPG)、石油、化学、ガスといった1,000を超える主要ブランド企業に対して、年間15億件以上の出荷に関する可視性を提供しています。詳細は project44.com/ja/ をご覧ください。 |
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