観客も物語に加わる“参加型推理劇”として人気の『人狼TLPT』が、13周年記念公演として約10年ぶりに人気シリーズ〈STEAM〉の新作を上演。今回も“その場限り”の即興劇として、誰も予測できないドラマが劇場で展開されます。
銀色の歯車が音を立てる蒸気の夜。そこに刻まれるのは、人形の“記憶”か、それとも誰かの“嘘”か――。
シリーズ13周年という節目に、人狼TLPTは約10年ぶりに人気シリーズSTEAMを上演。スチームパンクの世界観と人間模様、そして生きた物語が交錯する舞台は、今回もすべてが“その場限り”の即興劇。回を重ねるごとに異なるドラマが生まれ、誰も予測できない物語が繰り広げられます。
人狼TLPT(人狼 ザ・ライブプレイングシアター)は、13名のキャストが即興で物語を紡ぎ出すステージ劇です。脚本は冒頭のオープニング部分のみで、以降は人狼ゲームの役割カードに基づくアドリブで進行します。
そして観劇は、ただ見守るだけでは終わりません。観客も物語に加わる“参加型の推理体験”が待っています。ステージを見ながら「誰が人狼か」を推理し、正解者にはプレゼントも。観客自身の選択が、舞台の余韻をより一層深いものにしてくれます。
“これより始まるは……今をおいて他にない、たった一度の物語。”
古代文明の遺産〈クオーツ〉によって心を宿した機巧人形オートマトンは、人々の伴侶として帝国に繁栄をもたらした。だが“嘘”をついた瞬間から人類の帝国とオートマトンの自治派の対立が深まり、三年に及ぶ戦乱の果てに、その是非を裁く協議が始まる――後に《人狼協定》と呼ばれる物語である。
今回の公演は、2種類のステージをご用意しています。
◆クロニクルステージ物語の幕開けでは、〈STEAM〉の世界観やキャラクターたちの背景を丁寧に描写。上演時間は通常より約30分長く、物語性をじっくりと堪能できる特別仕様です。ドラマとしての濃密さを楽しみたい方におすすめ!
◆フラグメントステージオープニングから歌やダンスが織り込まれ、〈STEAM〉の世界を鮮やかに彩ります。音楽やパフォーマンスの躍動感とともに、華やかに物語へと引き込まれる体験を味わえます。
どちらのステージも、即興劇ならではの“ここでしか生まれない物語”を体感できるのは変わりません。お好みに合わせて、ぜひ両方の魅力をご堪能ください。
STAFF:企画・総合プロデュース・総合演出: 桜庭未那