TNFDはガイダンス自体もTCFDよりも専門性が高く理解が難しいという声が多く、TNFD開示の前に、自然資本と生物多様性の基礎をまず押させる必要があります。スムーズにTNFD開示が実現できます。
プログラムの学習目的 
・生物多様性の基礎知識(生態学・分類学・絶滅危惧種など)を理解する 
・生態系サービスが企業活動に与える依存・リスクを把握する 
・生物多様性影響評価(ボトムアップ/トップダウン)の実践的手法を学ぶ 
・ネクサスアプローチ・ランドスケープアプローチを通じた持続可能な意思決定を理解する 
・TNFDやネイチャーポジティブ戦略を活用した経営実装を検討できるようになる 
 
対象参加者 
・経営企画・サステナビリティ部門の担当者/責任者 
・ESG投資や統合報告に携わるIR担当者 
・サプライチェーン管理・調達部門の実務者 
・地域共生や環境関連事業を担当する新規事業企画担当 
・コンサルタント・金融機関など、生物多様性を評価・報告する立場の専門家 
 
参加メリット 
1.経営と直結する知識の獲得 
生物多様性を「CSR」ではなく「企業価値創造の要素」として捉える視点が得られる 
2.TNFDフレームワーク対応力の強化 
TNFDやネイチャーポジティブに関する実務的理解が深まり、開示・投資家対応に活かせる 
3.リスクマネジメントと機会創出 
依存と影響を把握し、財務リスク最小化と新規事業機会の探索に結びつけられる 
4.ネットワーク形成 
同じ課題意識を持つ異業種の参加者・専門家との交流を通じて、新しい連携機会を発見できる 
 
講座構成(全7回) 
第1回 ガイダンスと導入(基礎知識と問題意識の共有) 
第2回 生態学の捉え方(相互作用・空間性) 
第3回 依存:生態系サービスと事業リスク 
第4回 影響:生物多様性を計測する(調査・リモセン・指標活用) 
第5回 ネクサス&ランドスケープアプローチ(トレードオフと地域参加) 
第6回 ネイチャーポジティブ経済移行戦略ロードマップ 
第7回 TNFDレポートを使ったディスカッション 
 
「基礎理解 → 依存と影響の把握 → 実務的手法 → 経営実装」 という流れで、
理解を深められるプログラムです。 
 
【プログラム詳細】 
第1回:ガイダンスと導入 
・講師の自己紹介/参加者の自己紹介/講義の全体像の説明 
・生態学と保全、社会との関り 
・学術研究と社会実装の距離 
・分類学:全ての基本 
・絶滅危惧種とは 
 
第2回:生態学の捉え方 
・空間的階層性 
・種間相互作用1.捕食-被食・寄生 
・種間相互作用2.共生 
・種間相互作用3.競争 
 
第3回:依存:生態系サービスと事業リスク 
・生態系サービスの概要 
・生態系サービスと企業の依存 
・依存の把握から財務リスクへの影響評価へ 
・外来種の捉え方 
 
第4回:影響:生物多様性を計測する 
・ボトムアップ:標準的な野外調査(植生・昆虫調査)/センサー系/eDNA/市民科学 
・トップダウン;リモセン/群集の合成指標(MSA, BII, STAR) 
・重点地域の把握(IBAT, KBA, WDPA) 
・圧力と状態の関係 
 
第5回:ネクサスアプローチとランドスケープアプローチ 
・ネクサス(部門間の横断)とランドスケープ(地域間の横断)の重要性 
・脱炭素と生物多様性のトレードオフ(風力発電/バイオマス/中干し) 
・地域参加の重要性(自然共生サイト/グリーンインフラ/営農型太陽光発電) 
・ケーススタディ:日本のメガソーラー 
 
第6回:ネイチャーポジティブ経済移行戦略ロードマップの解説と議論 
 
第7回:TNFDレポートを使ったディスカッションの解説と議論 
 
 
受講詳細
期  間: 2025年9月~11月(毎週土曜・全7回)
日  時: 土曜 14:00~15:40(100分)
オンライン:Zoomライブ配信(双方向型)/リアルの交流会・質問会も実施します
アーカイブ:全回録画提供
受講料: 全7回 100,000円(割引あり)
定  員: 30名(先着順)
受講形式: オンライン/アーカイブ併用可能
説明会をご案内します。下記フォームにてご連絡ください。
 
 
深野 祐也
千葉大学 准教授
(システム生命科学博士)
福岡県出身。九州大学院システム生命科学府で学位を取得後、東京農工大学にて学振PD、東京大学農学生命科学研究科附属生態調和農学機構にて助教を経て2022年4月より現職。
専門は生態学、作物学。食料生産と環境(気候変動対策・生物多様性)が両立する新しい環境調和型農業を目指し研究を行っている。野外フィールドを中心に、様々な作物や周辺の野生動植物を対象に生産・進化生態・保全の研究、そしてドローンやAIなど技術を応用した持続的なスマートな農業を目指した研究を行う。また、自然や農作物に対する心理や行動などマーケティング的な研究も行っている。
熊澤 拓
株式会社ソーシャルインパクト・
リサーチ   代表パートナー
SBI大学院講師 、証券アナリスト
桜美林大学大学院サステナビリィプログラム
統括、講師 
慶応大学大学院修士課程修了
早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科博士
課程
日本合同ファイナンス(JAFCO)
ソフトバンクインターネットファンド ファンドマネジャー
ウィットキャピタル ITセクターアナリスト
HSBC銀行 投資銀行部門 アソシエイトダイレクター
三菱UFJキャピタルアナリストを経て 平成22年に当社を設立。
お問い合わせ先
株式会社ソーシャルインパクト・リサーチ

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