大地が調理するフライパン。 岩手製鉄株式会社(本社:岩手県:代表取締役社長:佐藤満義)は、同社が展開するクラフト鋳物ブランド「岩鉄鉄器」から、新たなフライパンブランド「DAICHI(ダイチ)」を発表

ノンコーティング鉄フライパンが誕生しました

その力強い一枚は、フォトグラファー TAKAMUTA DAISUKE 氏によって撮影されました。

大地と鉄、交差する瞬間を捉えたビジュアルは、まさに「大地が、調理する。」を体現しています。

「DAICHI」は、鉄が持つ素材としての力を最大限に引き出し、調理器具として再定義するフライパンブランドです。

岩手製鉄が70年以上にわたり培ってきた鋳造技術をもとに、フッ素加工などの科学的なコーティングを行わず、鉄本来の力で食材を美味しく調理する。それが「DAICHI」の本質です。

鉄は大地であり、それは地球の恵みそのもの。

鉄本来の力を最大限に生かしたフライパン「DAICHI」。

大地が生み出した素材が、火とともに、食材の旨みを引き出す。

そこに一切の隔たりはなく、この美しい地球が、あなたとともに調理をしてくれるように。

使うほどに馴染み、深まり、味わいを増していく。

それは、調理するたびに育つ、大地との対話。

「DAICHI」はこれまでの鋳物フライパンの常識を覆す、薄く、軽く、そして焦げ付きにくい設計が特徴。表面加工を行わない“ノンコーティング”仕様でありながら、独自の鋳肌処理により油なじみが良く、食材がくっつきにくい。使い込むほどに風合いが増し、自分だけの一本へと育っていく楽しさも味わえます。

DAICHIは、溶かした鉄を砂型に流し込み、固まったら砂型を壊して取り出します。鋳物らしさを残しつつ調理に適した表面に研磨を行います。さらに鉄の表面に窒素と酸素を結合させ、窒化鉄、酸化鉄の状態に仕上げます。鋳肌は目に見えない凹凸があり、油がよく馴染むことで食材がくっつきにくく、フッ素やホーローなどによるコーティングを行う必要はございません。鉄の表面自体が変化しておりますので、コーティング素材のような部分的な劣化などは起こりません。

「DAICHI」のロゴは、**岩手山と大地の「大」**の文字をモチーフにし、日本の美意識を想起させる和の心を込めたデザインとなっています。

手仕事の温かみと、大地の力強さが宿るその意匠は、“メイド・イン・ジャパン”として世界にも誇れる存在感を放ちます。

「DAICHI」は、自然との共生、そして食と暮らしの原点に立ち返るようなプロダクトです。

大量生産・大量消費の時代を越えた、“丁寧な暮らし”を求めるすべての人に向けて、本質的な道具としてのフライパンを届けます。