年間実績が6年連続増加し過去最多1,420件に。墓じまいや夫婦・親子供養で、複数名の故人を同日に散骨する件数が前年の3.3倍に急増
『故人様の旅立ちを大切な記念日に』をコンセプトに掲げる「海洋記念葬(R)シーセレモニー」(運営:株式会社SPICE SERVE、本社:東京都港区、以下シーセレモニー)は、東京湾・横浜・相模湾を中心に、全国・海外48海域(エリア)で海洋散骨サービス(乗船・代理散骨含む)を展開しています。このたび同社は、第17期を終え、2024年7月~2025年6月までの実施件数を集計した最新分析データを公開しました。
株式会社SPICE SERVEは、2010年に“忘れられない記念日”創りをサポートする貸切クルージング事業「Anniversary Cruise(R)」を開始。船舶・海辺のプロフェッショナルとして培ったノウハウを基に、2019年に海洋散骨サービスを開始しました。
2024年7月~2025年6月の年間実績は1,420件。サービス開始以来、6年連続で年間件数が増加しており、2020年の120件と比較し約11.8倍の増加を見込んでおります。
特に注目すべきは、2名以上の故人を同時に散骨する件数が前年の3.3倍と急増している点です。前年の69件から、今期は228件へと大幅に増加しました。背景としては、・墓じまい後の遺骨整理を機に、家族全員の遺骨をまとめて海に還すケース・両親やご夫婦を同じ海で供養したいという「一緒に旅立たせたい」という想い・親族が一度に集まれる機会を活かし、複数のご遺骨を同日に散骨するニーズが挙げられます。この動きは全国的な墓じまいの増加や「夫婦・親子で同じ海に還したい」という意向が背景にあり、今後も需要の拡大が見込まれます。
シーセレモニーの貸切船による「ファミリー散骨」は、近年増えている小規模葬儀(家族葬・直葬など)の中で、遺族が直接故人を見送る場として選ばれています。船上での非日常空間は、単なる「遺骨を海に撒く行為」ではなく、「心に残る記念日」や「感動的な体験」として、多くの喜びの声が寄せられています。
貸切散骨と合同散骨を合わせた「乗船散骨」の割合は全体の約60.6%、2024年7月~2025年6月の乗船人数は3,500人を超えました。これは、業者任せにせず「自らの手で見送りたい」という遺族の想いに応えた結果といえます。
サービス開始当初は「お墓がないから」「費用を抑えたいから」という理由が多かった海洋散骨ですが、近年は「故人の希望だから」「この海に還したい」という前向きな選択が増加しています。
2023年10月から始まった、ハワイやグアムなど海外での「リゾート散骨(TM)」も好調で、国内での需要増に比例して利用が拡大しています。
6年連続で実績を伸ばし続けるシーセレモニーの海洋散骨は、供養の多様化を象徴する存在となっています。数字の伸びだけでなく、その背景にある家族の想いや新しい供養の形が、今後もさらに注目されていくと考えられます。
所在地 :東京都港区海岸3-18-21ブライトイースト芝浦1F
- 粉骨サービス・手元供養品の販売「ご遺骨サポートとこしえ(R)」の運営
- 貸切クルージングサービス「Anniversary Cruise(R)︎」の運営
- ビジネスに特化した貸切クルージングサービス「ビズクル」の運営
- 船舶リユース運用・管理「Boat HERO(R)」の運営