~A Smartの販売パートナーであるアドックインターナショナルが400年の歴史を持つ「やきものの町」で、現地目視検針から遠隔自動検針へのDX化を実現~
AIoT*技術を通じてメーターの自動検針を実現するアシオット株式会社(本社 東京都町田市、代表取締役社長 三上 楊平、以下ASIOT)は、A Smartの販売パートナーである株式会社アドックインターナショナル(本社:東京都立川市、代表取締役:小林 常治、以下ADOC)を通じて、長崎県波佐見町役場水道課様に自動検針ソリューション「A Smart(エースマート)」をご導入いただきました。
◆施設管理業務を効率化する、遠隔検針システム導入の経緯と概要
現在、国内の水道事業は人口減による水需要の低下、施設や水道管の老朽化、漏水や閉め忘れ対策、職員・検針員の減少や検針作業の負担増といった様々な課題に直面しています。そのため、安心・安全で持続可能な水道事業を運営するべく、自動検針が可能となる比較的安価なAI搭載カメラの導入等、スマート化やDXへの取り組みによる事業の高度化に迫られています。
400年以上の歴史と伝統を守る「やきものの町」として知られる波佐見町でも、町内2地区の施設管理業務において、毎日欠かすことなく役場の職員が現地へ赴き、目視による配水流量チェックのための水道メーター検針を実施していました。業務の負担軽減と効率化を模索していたところ、水量をデジタルデータ化して自動で送信することで、現地での人手による検針作業を効率よく自動化できるA Smartの提案をADOC社から受け、2024年から検討を開始しました。
同町役場の水道課において、A Smartによる遠隔検針業務の効率アップや費用対効果等の検証のためトライアルを実施した結果、有用性を確認できたため、2025年度の予算化を経て今回の導入に至りました。これにより、従来の目視による検針と比較してリモートによる業務効率化や適時に詳細な配水流量の把握が可能となり、万一の水漏れ事故等の早期発見、検針ミスの回避、そして職員の負担軽減につながることが期待されています。
「A Smart」とは、様々な種類のアナログメーターにアタッチメント(後付け)方式でIoT化するエッジAI型の自動検針サービスです。
A Smartの強みは「アタッチメント方式」と「エッジAI」という特徴にあります。一般的にメーターをスマート化する場合、既存のメーターそのものを交換する必要があり、これにはデバイスや交換工事等に多くの費用や時間的コストを要します。一方で、A Smartは水道・電気・ガス・針式アナログといった様々な既存のメーターに対してアタッチメント(後付け)形式により数分で簡単に設置でき、工事は不要です。加えて、A SmartはエッジAI技術によってデバイス側で取得データを処理しクラウドに送信できるため、通信量を低減し消費電力を削減できます。
「A Smart」の導入により、検針・点検業務の自動化を実現し、従業員の作業負担を軽減すると同時に、以下のような効果が期待されています。
●A Smart導入により、90%以上の業務時間・手間・コストが削減可能
A Smartの販売パートナーであるADOC社を通じ、水道事業体における検針業務のDX化に向けてご提案できる体制が整いました。今後はさらなる連携強化により、A Smartの全国展開を進めてまいります。
株式会社アドックインターナショナル(A Smartの販売パートナー)
事業内容:ICTエンジニアリングサービス、自治体向けDXソリューション