受付自動化で業務効率・患者満足度を同時に向上
NeoX株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:何書勉、以下「NeoX」)は、調剤薬局向けの受付自動化システム「スマート薬局」を正式にリリースしたことをお知らせします。
スマート薬局は、受付業務を起点に、薬局における各種業務の効率化・省人化と、患者サービスの質的向上を同時に実現する次世代型の薬局業務支援ソリューションです。
 
深刻化する薬局の人手不足とDX遅れ
近年、薬局業界では以下のような課題が顕在化しています。
- 慢性的な人手不足と業務負担の増加
- デジタル化への対応遅れ
- 調剤報酬の改定による収益性の悪化
- 「対物から対人へ」のシフトと新たな業務の複雑化
これらの環境変化に対し、スマート薬局は、現場の業務負荷を軽減し、患者との接点に時間を割ける体制構築を支援するプロダクトです。
 
スマート薬局の構成と主な機能
本システムは以下の4つの端末で構成され、それぞれが連携して薬局業務を支援します。
 
薬師丸撫子(患者用操作端末)
    処方箋のスキャン、問診、受付処理を自動化します。処方箋情報を取得することで、新規/既存患者の判定や在庫不足時のアラート表示に対応します。
 
薬師丸広司(スタッフ用情報端末)
    薬局スタッフが患者の状態を一元的に把握・管理するための業務用画面です。患者の受付状況の進捗を一覧で管理し、呼び出し操作も行います。
 
薬師丸鈴音(呼出番号表示端末)
    待合スペースに設置されるモニターで、呼出番号を音声・視覚の両方で案内します。
 
薬師丸賢太(AI-OCRシステム)
    処方箋画像を高精度に解析し、レセコンへの入力支援を自動で行います。
 
 
実運用から見えた成果
正式リリースに先立ち、スマート薬局は複数の薬局チェーンにて実証運用され、さまざまな環境・患者層でのフィードバックが集められています。
テスト導入を通じて、受付操作の時間短縮や、利用しやすいインターフェース設計への改善など、今後の運用拡大に向けた複数の示唆が得られました。
また、各薬局の運用スタイルに応じた柔軟なカスタマイズの必要性や、あらゆる受付連携に対するニーズなど、システムとしての拡張性や運用ノウハウも着実に蓄積されています。
 
今後の展開
スマート薬局は、受付自動化にとどまらず、 薬局業務全体の在り方を見直すプラットフォームとして進化を続けています。 今後は、受付を起点に、薬局内の様々な業務と連携し、 全体最適を実現する仕組みへと展開していく予定です。
 NeoXは、薬局現場に寄り添いながら、業務の効率化と患者体験の向上の両立を追求し、 スマート薬局の可能性をさらに広げてまいります。
 
会社概要
NeoX株式会社
所在地:東京都渋谷区
代表者:代表取締役 何 書勉
事業内容:医療・調剤業界向けAIソリューションの開発・提供
公式サイト:https://www.yakumaru.ai