中国語勉強会の様子
国内外から多くの観光客が訪れる別府温泉で、地域の魅力とおもてなしを届けるSEKIYA RESORTは、社員の国際対応力向上を目的に、中国語と中華文化を学ぶ社内勉強会を7月下旬に開催しました。企画を担当したのは台湾出身の入社2年目、Yenさん。自身の言語スキルと文化知識を活かし、社員が中華圏のお客様とより円滑に交流できる環境づくりに挑戦しています。
今回、中国語勉強会を企画したのは台湾出身の社員Yenさん。別府の温泉や人々の温かさに惹かれ、大学卒業後も別府に残り、同社に入社しました。多様性を尊重し「誰でも挑戦できる環境」に魅力を感じたYenさんは、自身の強みである中国語と台湾文化を活かし、社内の国際対応力を高めたいと考えました。
この勉強会は、同社が社員の自主的な学びを積極的に後押しする福利厚生制度「語学勉強会開催補助」を活用して実現。1時間以上・2名以上の参加という条件を満たすことで、報告書提出後に3,000円の補助を受けられます。中国語勉強会では、この補助金が資料作成費などに充てられました。
勉強会は、中華圏のお客様への接客時に役立つ簡単な中国語フレーズや日常会話、文化的マナーの学習を中心に行われました。参加者の名前を漢字で書き、中国語での読み方を一人ひとりに教えるなど、実践的かつ交流を深める工夫が盛り込まれ、自由に質問できる和やかな雰囲気の中で進行しました。この取り組みを通じ、言語だけでなく異文化への理解も深まり、実際の接客でも覚えたフレーズを使いながら、お客様のルーツを尊重した対応ができるようになっています。また、Yenさん自身、「教える立場を経験することで、日本人社員の視点から新しい気づきを得られた」と話しており、勉強会は学びの場にとどまらず、社員同士が文化や価値観を共有する交流の機会となっています。
「文化や言語の違いは距離を生むものではなく、人と人をつなぐ架け橋になれる」と語るYenさん。今後も国際交流をテーマに社内外の交流を広げ、SEKIYA RESORTの強みである多様性をさらに活かしていく考えです。こうした取り組みは、同社が掲げる理念「旅で世界とヒトを明るくする」の実現に向けた大きな一歩となります。
 
 
公式ホームページはこちら
https://www.sekiyaresort.jp/
 
 
SEKIYA RESORT クルー|Yen Chao Yi
立命館アジア太平洋大学(APU)出身の入社2年目社員。通常業務に加えて、入社1年目からSNS運用を担当し、現在は社内向け異文化交流イベントの開催やデザイン作成にも積極的に取り組んでいる。 
株式会社関屋リゾート 林 太一郎
株式会社関屋リゾート
代表取締役林太一郎。
別府で創業して120年以上の歴史を持つSEKIYA RESORTの代表として、当時、大分別府に他にないデザイナーズ旅館をいち早く導入しました。
常に革新的な挑戦を続け、入社時の売上から30倍以上の成長を作り出しています。
現在は市内で旅館・ホテルを3施設運営。その一つ、「SEKIYA RESORT Galleria Midobaru」は数々のデザイン賞を受賞したアートホテルです。

中国語と中華文化を学ぶ社内勉強会を7月下旬に開催しました。