資源買取・アップサイクル・カフェが融合──菅原産業が描く“地域と環境が共生する場”のかたち
 
 廃棄物処理・リサイクル業を手がける有限会社菅原産業(本社:長崎県諫早市、代表取締役:菅原則和)は2025年8月11日、地域の資源と人がつながる循環型コミュニティ拠点「Sea-Mt(シーメット)エコベース」を長崎県諫早市多良見町にオープンいたします。
 
古紙などの資源物を買い取る回収スペース、廃材を活用した雑貨やエコグッズのアップサイクル工房、地域の交流を生むカフェスペースの3機能を融合した複合施設として、子どもから高齢者まで、誰もが気軽に立ち寄れる“コミュニティの場”として地域に根ざした資源循環とエコ啓発の拠点を目指します。
地域で40年──「処理する側」から「循環を生み出す側」へ
1984年に創業した菅原産業は、諫早市を拠点に廃棄物処理や資源回収、リサイクル事業を展開してきました。企業か個人から排出される廃棄物の適正な処理を担い、地域インフラとしての役割を果たしてきた当社が、いま新たに注力するのが「地域との接点づくり」です。
 
「出されたゴミをただ“処理”するのではなく、“再び活かせるモノ”を地域の手で次の価値へつなげたい」。そんな想いから誕生したのが、今回の新拠点「Sea-Mtエコベース」です。山と海に囲まれた自然豊かな多良見町で、資源循環を“暮らしの一部”として体感できる場所をつくりたいというビジョンのもと、地域の声や企業ネットワークを生かしながら開設の準備が進められてきました。
単なる新事業ではなく、菅原産業にとっても「地域に根ざした循環型モデルの創出」という企業としての転機であり、未来への挑戦でもあります。

アップサイクルの実績と地域連携の広がり
菅原産業では、2005年よりペットボトルキャップの回収を開始し、2023年からはアップサイクル製品の製作・活用を本格化。これまでに以下のような地域連携や次世代教育にも取り組んでいます。
 
V・ファーレン長崎との共同プロジェクト
2024年9月には、Jリーグクラブ「V・ファーレン長崎」の呼びかけに応じてサポーターが集めたペットボトルキャップ(約4万個)を活用し、アップサイクル製品「オリジナルコースター」を制作。試合当日に配布する取り組みを通じて、循環型社会の実現を訴求しました。
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諫早商業高校との産官学連携プロジェクト
環境イベント「ながさきエコライフ・フェスタ」や「いさはやエコフェスタ」、地元の学校への出張講義などにも登壇し、アップサイクル実演やパッカー車操作体験を通じた啓発活動を継続中です。
地域イベントや出張講義など豊富な登壇実績
環境イベント「ながさきエコライフ・フェスタ」や「いさはやエコフェスタ」、地元の学校への出張講義などにも登壇し、アップサイクル実演やパッカー車操作体験を通じた啓発活動を継続中です。
 
こうした活動を通して、菅原産業は“見えるリサイクル”の重要性とともに、地域と共に育む循環の仕組みづくりを進めています。

地元住民とともにつくる“めぐる場”に
「Sea-Mt エコベース」は、資源の持ち込みから再生、そして人と人のつながりまでを実現する“体感型エコ拠点”です。以下3つの機能が融合し、循環を地域の日常に根付かせていきます。
 
資源買取スペース
古紙や天ぷら油、飲料缶、ペットボトル、ペットボトルキャップなどの資源を、一般の方から直接買い取り。気軽な“資源の持ち込み”を促し、エコ活動への参加ハードルを下げることで、暮らしの中に循環の入り口をつくります。
 
アップサイクル工房・ショップ
自社で制作したアップサイクル雑貨やエコグッズを販売するスペース。廃材や端材など「本来捨てられるはずだったモノ」に新たな価値を加えています。今後は地元の学校や企業とも連携し、地域発のアップサイクル商品も展開予定です。
 
コミュニティカフェ
リユース家具を活かした空間で、ドリンクやスイーツを提供するカフェ。地域の人々がふらっと立ち寄り、世代を問わず交流できる“まちの縁側”のような場を目指しています。
 
将来的には、天ぷら油リサイクルや子ども向けのアップサイクルワークショップ、エコ教育イベント、廃材を使ったぶっ壊し体験なども実施予定です。
 
「モノもヒトも、めぐっていく社会に」
代表コメント
「Sea-Mt エコベース」は、子どもからお年寄りまで誰もが気軽に立ち寄り、エコやリサイクルを“暮らしの中で自然に体感できる”場所として構想しました。
環境省の調査によれば、廃棄物総排出量こそ減少傾向にあるものの、日本は依然として1人1日あたりのごみ排出量が世界有数の水準にあり、生活者レベルでの意識変容が大きな課題とされています。
だからこそ、エコについて“難しく語る”のではなく、誰もが日常の中で楽しみながらその大切さに触れ、循環の輪に自然と加われるような場所が必要だと考えました。この拠点を通じて、地域の皆さんと一緒に「モノもヒトもめぐっていく」未来を育んでいきたいと考えています。
 
「Sea-Mt エコベース」概要
名称:Sea-Mt エコベース
所在地:長崎県諫早市多良見町市布1722-4
グランドオープン:2025年8月11日(月)
営業時間:8:00~18:00
定休日:不定休
駐車場:あり(店舗奥)
今後の展望:廃材ワークショップ・エコ教育イベント・地域コラボ商品の開発などを展開予定 
 
菅原産業について
1984年長崎県諫早市で創業。廃棄物処理をはじめ、資源物回収、リサイクル業などを展開。SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取り組みであるアップサイクル製品の制作は、メディアにも注目を集めている。また、環境意識向上に向けた取り組みとして、地元長崎を中心に地域の学校や地域のイベントなどで、環境教育やエコ啓発活動にも注力している。「健康経営優良法人2025ネクストブライト1000」認定企業。
 
 
本社所在地 :〒859-0411 長崎県諫早市多良見町東園617
公式サイト :https://www.sugahara-sangyou.co.jp/
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCHZkyl03xaZAkYny1-ACuig
公式Instagram:https://www.instagram.com/Sugaharasangyou/
 
 
 
 
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